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2007年5月 8日 (火)

多国籍な国だから

オーストラリアは多国籍の国で、病棟にいてもそれは大いに感じられる。

患者さんで『英語があまり話せません』という人は意外と多い。

その中には『全く話せません』と言う人までいる。

私の病棟にはアジア系のナースがあまりおらず、時々ヘルプで来る中国人の『ダイアナ(仮名)』を除けばフルタイムで働いているナースは私しかいない。

この間、脊椎の圧迫骨折で入院してきたチャン(仮名)さんは中国人であまり英語が話せない。

私を見るなり『中国人か?』と話しかけてきた。

『日本人です』と答えると少し残念そうだった。

私は中国語は話せないが、『漢字』でならコミュニケーションが取れるはず。

紙に『便』『尿』と書いて、指をさし排便があったか聞く。

彼女は「排便があった。」と指をさしながら答えた。

その後に「日本語でThank youはなんと言うのか?」と聞いてきた。

「『ありがとう』ですよ。」と答えると、

チャンさんは「アリ・ガト」と言ってくれた。

こういうコミュニケーションって、すごく胸にジーンとくるんです。

私も、チャンさんもここ、オーストラリアでは外国人、そして同じアジア人。

英語がペラペラでない私でも、出来ることはあるはず。

いろんな患者さんがいるんだもの、いろんな看護師がいても良いはず。

英語が第二ヶ国語だからこそ、通じる事もある。

異国で病気になる辛さも言葉が通じない心細さも身に沁みてわかるから、

少しでも心の支えになれればと思うのです。

日本人の私がオーストラリアで看護師として働く意味は、やはりあると思うのです。

  けい

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コメント

こっちで働く意義は十分あると思いますよ。
上手くは言えないけど、決して無駄なことではないと思います。

私は最初はこっちでずっと働こうと思っていたけど、
最近はいつか日本に帰って働きたいなと思ったりもします。
でも、日本で働くことに意義があるのかわからないでいます。

自分の存在意義や行動意義の有無を見極めるのって難しいですよね。

投稿: Kyu | 2007年5月 8日 (火) 22時54分

「漢字」には、時々助けられているtisaneです~
中国系のお年寄りには、漢字で対応
病院通訳を頼んでいるより、早いですよね☆
ただし、超簡単なコミュニケーションのみ

投稿: tisane | 2007年5月 9日 (水) 02時58分

<Kyuさん>
コメントありがとうございます!
そうですよね。人生に無駄な事などないと思います。
どこにいても、私にしかできないこと、私だから出来ることを見つけられれば良いなと思います。
けい

投稿: Kay | 2007年5月 9日 (水) 11時30分

<Tisaneさん>
コメントありがとうございます!
漢字でコミュニケーションは本当に助かります。
患者さんだけじゃなくて、実習に来る中国系の学生さんにもたまに使ったりします。
「なんか秘密の暗号みたいだね。」と周りからは言われます(笑)
けい

投稿: Kay | 2007年5月 9日 (水) 11時33分

ワタシは台湾在住の時は必ず「あなた中国の東北部からきた人?」って言われてました。
なんでもそっち方面から来た女性は、色白で背が高い人が多いのだそうです。まあ東北は東北なんだけど日本なので「不是、不是、我
是日本人(違いますよ~、私は日本人です)」って言うとびっくりされましたね。
で、もっと困ったのは「あなたは大陸妹ですか?」っていう質問。当時から大陸からの花嫁の売買が行われてて、中国本土からのそういう人たちが来てるのです。そういう人たちを大陸妹と呼んでました。
ご存知かとは思うけど、A町M町そしてわが町にも大陸妹はいるんですよ~。でも何かしらトラブってるんだけど、意思の疎通ができないっていうのが致命的ですね。

投稿: meiko | 2007年5月13日 (日) 20時56分

<Meikoさん>
コメントありがとうございます!
中国からの花嫁さんを『大陸妹』と言うのは知りませんでした。嫁不足ですからね。。。
英語と中国語ができたら怖いものなしなのにな~と、思います。
今度、中国語教えてくださいね。
けい

投稿: Kay | 2007年5月15日 (火) 14時55分

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