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2008年2月21日 (木)

戦うな!新人!!

新人として仕事を始めると、いろんなものと闘わなければならない。

時間、常識、能率、能力、責任。

その中で、患者さんと共に病気と闘ったり、先輩と共に戦ったりする。
でも、決して、決して戦ってはいけない人がいる。

  それは、病棟の先輩だ。

今日の話は、それはもう見事に先輩に対して戦闘体勢に入っているとしか思えないSザン(仮名)のお話。

Sザンは2月から新しくRNとして働き始めた、大学出立てのまるっきしの新人。

だから、オリエンテーションも十分に行い、いつもよりも手厚い指導が入る。

最近やっとながらも自立して、患者を受け持つ事ができるようになった彼女だが、なれないケースも多く、助けが要るのもおおいにわかる。

他のスタッフやクリニカルナースに質問するのはいいのだが、彼女はその意見に向かって戦うのだ。

ぃゃ・・・少なくても、私に対しては戦いを挑んでいる。

この前、Sザンが受け持っていたMr.シローはとってもお茶目なおじいちゃんだが、痴呆があり、徘徊するし、それに足につけた大きなドレッシングも暇つぶしにと外してしまうのが曲者だった。

Sザンが私に聞いた。

Sザン「ねぇ、Kay。このシローさんのドレッシングはどこにあるの?」

シローさんのドレッシングは他の患者さんとは違う特別な物だったので、シローさんの部屋にキープしてあった。
それを指して、「ここだよ。」と言った。

Sザンは私の答えを聞ききらないうちに、「どうやるの?」と聞いてきた。

   私も忙しいんだけど・・・。

と、言う気持ちを抑えて、Sザンに「この人のカルテに傷のケアプランがあるでしょう、それを見て・・・・。」と説明しだすと、彼女は「あ、いいの。私ドレッシングやるつもりないから、物がどこにあるかがわかればいいの。」と。

え? きちんと処置すれば明日の朝まで持つのに。。。

彼女はケアプランも省みず、その場の物品を使って、ドレッシングを治していた。

なんか、『いいの、この状況を乗り切れれば、後はどうでもいいの。』

と言うような気持ちが彼女の背中に見え隠れしていた。

その前にも、Sザンの患者(男性)の尿サンプルを取らなければならない時だった、
その人は尿失禁がある人なので、尿意もないし、トイレにもいけない人だった。

Sザンが「ねぇ、Kay。この人の尿サンプル取るのにどうすればいい?」と聞いてきたので、「わたしなら、小さなビニール袋をおちんちんに巻きつけて、取るけど。日本ではそうしてたし、何も問題なく、経済的だから。」と答えると、

Sザン「ユーロドーム(コンドーム方の尿器)を使おうと思っているのだけれども、この尿パックこの先に付ければいいのかな?」
Kay「そんな無駄もの使わなくても、ビニールで・・・。」
Sザン「これ使った事ある?どうやるか見せて。」

私はSザンに装着方法を見せた。

だったら、最初から、「このやり方見せて」と言えよ!!

ま、いいんだけど。

    楯突くなら、初めから聞くなよ!!

そう思っているのは私だけではどうもないらしい。

同じ病棟のリリー(仮名)も「聞くから答えたのに、あなたの意見に賛成できないとか言って!!めっちゃ腹立つ!!こっちは何十年とこの仕事やってるのに、そんな卒業したてのひよっ子にそんなこと言われたくない!」とお怒りのご様子。

りりーは十年以上も経験があるベテラン看護師だ。

  ぇ? あのリリーさんにまで盾を突くなんて!!

ある意味、怖いもの知らずと言うか、世間知らずと言うか・・・。

Sザン、先輩の話は聞こうね。

先輩から学ぶ事は沢山あるはずだよ。

私達があなたたち新人から学ぶ事が多いように。

 けい

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コメント

なんだか分かります~~
私も以前新人と揉めました。
本当疲れますよね><
いつか彼女が先輩やKayさんの気持ちを分かってくれますように^^

投稿: May | 2008年2月22日 (金) 10時16分

<Mayさん>
コメントありがとうございます!
本当に・・・いつの間にか、避けている私がいたりして・・・。
質問する事はいいのだけれど・・・。
答えられる質問は、出来るだけ応えてあげたいんですけど、こういう対応をされるとちょっと疲れますよね。
しばし休戦します。
けい

投稿: kay | 2008年2月22日 (金) 10時35分

今、Essayのために読んでいる資料があるんですが、GenerationYって知ってます?1978~2002年までに生まれた人たちをさしています。そんな彼らの特徴は、①自分の価値の過大評価 ②職場への過剰期待 ③仕事に固執しなくキャリアも求めていない ④常に変化を求めている と言うことらしいです。つまりGenerationYな人たちって自分に自信があるから、先輩であっても平気で意見が言えるし、打たれ弱いんです。つまり、取り扱いが難しいようです。
願わくば、他のスタッフのストレスが増えないことですね。

がんばってください。

投稿: のりり | 2008年2月23日 (土) 00時11分

<のりりさん>
コメントありがとうございます!
GenerationY、知りませんでした。
面白いですね。
なんで、1978~2002年なんだろう?
2002年生まれの人はまだ、6歳ですよね。
この統計で行くなら、6歳の子はまだ就職していないから、もっといろんな特徴が出てくる可能性があるわけですね。
この年代の社会的背景や環境によるせいでしょうか?
興味深い文献ですね。
ちなみに、Sザンが何歳かは不明です・・・。
けい

投稿: kay | 2008年2月23日 (土) 10時25分

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