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2008年4月 5日 (土)

傾聴効果?

まずはこちらをご覧ください!

(アメリカでCVICUでRNとしてご活躍されている、TISANEさんのブログです。)

この中に書かれている、

『そう言えば、ナースになって2年目くらいのとき(日本の病院で)、5分おきにナースコールを押す患者さんがいて、スタッフ全員がヘトヘトになっていた
その時、病棟に来てくれたリエゾンナースが言っていたっけ
「患者さんは、必ず最後に『ありがとう』と言う・・・それまで、がんばって話を聞いてあげると、こちらを信頼してくれるようになる」と
用が(こっちの用事が)済んだか済まないかのうちに、足が病室の外に向かっていると、また呼ばれる、というのだ
・・・でも、忙しいし
だいたい、「あの」患者さんが『ありがとう』だなんて、考えられない!
というのが、その頃のスタッフの反応』

これを読んで、なるほどと思いました。

そして、私自身で実践してみようと思ったのです。

私の病棟に入院しているMr G 79歳、彼はリタイヤメント・ビレッジに住んでおり、嘔吐、嚥下困難、食道狭窄で入院し、食道がんが見つかり、食道狭窄はステントを入れてなんとか改善、食べ物も食べられるようになったが、ガンに対しては化学療法適応ではなく、温存療法でただ今ナーシングホームの施設待ち。

彼はナースコールを頻回に押す + つかまるとなかなか抜け出す事が出来ないというあり地獄のような患者だ。

だから、自然とナースの足も遠ざかる。。。ナースコールも無視されがちになる。。。だから、Gさんも必死にベルを押して自分をアピール!!と言った悪循環に陥っていた。

そして、とうとう私の番がやって来た。

Mr Gの受け持ちナースが他の患者の対応で忙しかったので、私が変わりにMr Gのベットへ行った。

『御用は何ですか?』と聞くと「電話をしたいのだが、電話のかけ方が難しくって・・・。番号を言うから電話をかけてくれないか?」とGさん

「いいですよ。」と枕元にある電話に手を伸ばすと、

「ぼくはOOに住んでいて、そこには沢山の家具や私物があってね、もうそこには帰れないからそのものを処分しないと考えていてね。。。。」とどうして電話をかけなくてはいけないのかの説明を自分の病歴、回復経過まで織り交ぜて、それはもう喋る喋る!!

結局、電話先の相手は留守でGさんは話すことが出来なかった。

その後も、まだまだ話しは続く・・・。

話が終わりに近づくと

「AND!! ~~~」

「ティッシュが無くなるので、新しいのが欲しい。」

「And!!! このテーブルの上のサンドイッチは食べられないので誰かにあげて欲しい。」

「Before you go, ~~~~。」

と、この調子でGさんは20分も話し続けた。

そして、ついに! ついにあの言葉がGさんの口から出た。

「Thank you」

「ぼくの話に付き合ってくれてありがとう。とても満足したよ。」

私はようやく病室を後にする事が出来た。

こんな事めったに出来る事じゃないけど、TISANEさんが書いていたことは本当だったんだな、と実感する事が出来た。

それで、Gさんが押すベルの回数が激減したかどうかはまた別の話だけど。。。

忙しさにかまけてついつい疎かになってしまう傾聴、患者さんの話を聞くと言うのも立派な看護の一つなのだといつまでも忘れずにいたい。

  けい

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コメント

うそ、kayさん実践したの?
しかも、アリ地獄おやじすら(って、知らないけど)"thank you"って言ったの?
やっぱり、リエゾンナースの言ったことはホントだったんだ~
オーストラリアでも実証済み(←たった、1例で満足)

投稿: tisane | 2008年4月 6日 (日) 00時55分

<Tisaneさん>
コメントありがとうございます!
はい! 実践してみました!
はい!言いましたよ!Thank youって!!
本当だったんですね!!!
私も満足です!!(たった一回で??)
ありがとうございます!
  けい

投稿: kay | 2008年4月 6日 (日) 10時45分

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