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2008年10月27日 (月)

助っ人Kay 再び~の続き

Dさんと搬送係を引き連れてレントゲン室へ向かった私。

レントゲン撮影はすぐ終わるからいいんだけど、ここでまた、病棟への搬送係を待たなくてはならない。

日本では送り迎えも全部ナースがしていたので、この搬送係を待っている時間がすごくもどかしい。

  あ~~!!自分ひとりでもこのベット押して病棟に帰れるのに!!

とじりじりしながら待つ。

業務終了後(午後5時以降)、病院が忙しいと搬送係がなかなかやってこない事がある。

前にひどい時は30分以上ぽつんとレントゲン室の待合室で待たされました。。。

あの時は本当に迷子になって母親とはぐれた子供のように寂しくて、切なかった。

さてさて、搬送係がやって来て病棟へ帰ると、看護助手(AIN)Jさんのおかげで、おばあちゃんはまたまた小奇麗になって椅子に座っていた。

髪もきれいにとかしてもらって、ニコニコとうれしそう。

それを見てほっとしてDさんの元へ急ぐ。

今度はエピドラ(硬膜外麻酔)を抜去するためだ。

この仕事、日本ではDrの仕事でした。

もちろん、こんなことするの初めてです。

とってもじゃないけど、一人ではできないので、クリニカルナース(CN)をよんで、抜去の仕方を教えてもらった。

Dさんはベット上におり、エピドラからの麻酔薬を注入中止してから、経口麻薬を飲んで(麻酔注入中止から1時間ぐらい後に経口投与する流れらしい)それからはシビアな痛みは訴えていない。

レントゲンに行くときも、術後歩行訓練でうまく歩けた事を喜んでおり、

『来週あたりにはオリンピックに出てるかもね』なんて冗談を言って笑い飛ばしてたぐらいだ。

てっきり、CNが手順を見せてくれるのかと思ったら、

『はい、見ているから、あなたやって。』

と、きたもんだ。   

こんなチャンスはあまりないので、挑戦する事にした。

     エピドラ初抜去! 行きます!

ただ固定されているテープをはがして、注射の針よりも細い管を抜くだけなんだけど。

管が入っているのが腰椎ですから・・・・

万が一脊椎を傷つけて『下半身麻痺』とかになったら、怖いじゃないですか!!

かなり緊張している私にCNは

『はい、引っ張って!引っ張って!!』

と追い討ちをかける。

するするっとエピドラは抜け、Dさんは『よし!これでランチが食べれる!』と元気いっぱい!

一仕事終えて、ホッとしたのもつかの間、リカバリールームから連絡が入り、オペ後のHさんをお迎えに来てくださいとのこと。

  ぇ?もう、そんな時間?

っっち。。。午後勤務に間に合わなかったか。

リカバリー室のナースから手術中の経過、術後の指示などを申し受け、Hさんと搬送係を引き連れ病棟に帰る。

術後のバイタル測定をしているうちに、午後勤務者が引継ぎに来てくれた。

   助かった。

すっげぇ、ホッとした。

午後勤務者にそれぞれの患者さんの申し送りをする。

Dさんは血液が固まりやすいと言う検査結果が出ており、脳梗塞や肺血栓を防ぐために、エピドラ抜去1時間後にヘパリンのIV開始のオーダーが出ていた。

Dさん受け持ち午後勤務者に『ヘパリンまだ開始されてないの?』と突っ込まれ、

「まだです。Hさんの術後迎えに行っていたので。(私はヘルプだ!そんなに何でもできるわけないだろ!おめぇがやれ!)」としらっと申し送ってランチへ行きました。

ランチの後は記録書く以外は特に何もする事もなく、フラフラと病棟を漂ってました。

振り返ってみると、外科分野ですごく勉強になった反面、シャワー介助を全部Jさんにまかせきりにしてしまった罪悪感(シャワー介助がいきがいな私)、ヘルプなのにいろんな人から支えてもらい、本当にヘルプになっているのか?と言う疑問、といろいろな気持ちが入り混じる中、

   やっぱり、私は内科系ナースなんだな

と再確認できました。

無事に勤務が終わって本当によかった。

けい

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コメント

今外科病棟で実習中ですが、本当になぜ今!?さっきまで平和だったのに…といった事が多く起こります。
特に学生ナースとして一番困るのが鎮痛薬の要求…。バディーナースを捕まえなきゃいけないけど、そのナースは超大忙し。そして他のナースも同様…。患者さんはすぐにでも鎮痛薬が欲しい状態…。5分前ならすぐに準備できたのに…なんて思っちゃいます。こんな時は本当にどうしたらいいのか悩みます。
以前もこの状況で、精神科疾患を患った患者さんの奥様からメチャメチャ責められました。
Kayさんの状況もそうですが、こうやって色んな事がいっぺんに起こった時にどれに優先権を置くかって難しいですよね。だって患者さんにとってはそんな状況はお構いなしですから。

投稿: Dora | 2008年10月28日 (火) 16時32分

<Doraさん>
コメントありがとうございます!
実習お疲れ様です。楽しんでますか?
鎮痛剤の要求でナースがなかなかつかまらない・・・で、責められちゃって、踏んだり蹴ったりでしたね。
お気持ちお察しします。
私だったら、逆にひらきなおっちゃうかも?
学生そんなに要求する方がおかしい!。。。と。
(もちろん患者さんや家族には言いませんよ!!)
優先順位の見極めは本当に大変ですが、受け持ち患者さんにはちゃんと前もって(言い訳に近い)説明をします。『あなたの他にも3人も患者さんを受け持っているのでそこんとこよろしく!』と。
わかってくれる人はわかってくれますが、中には困ったチャンもいますよね。
そんな時は運が悪かったと思って諦めます。
けい


投稿: kay | 2008年10月28日 (火) 18時30分

看護士も専門分野があるのね。>内科系ナース
最近ワタシは外科系介護士よ!水虫菌で分厚くなった舅の爪と格闘してます。ペンチみたいので切るんだけど、いかんせん舅が爪きりを嫌がるので姑が舅の脛を羽交い絞めにして固定→ワタシがきるってカンジなんだが上手く切れないのよ。いっそ麻酔銃でも打って・・・とか思うよwww 最近は咀嚼を忘れるのか誤嚥が多くなってきて、食事も難しくなってきたワ。食べることは大好きなのに、ちょっとかわいそうね。固形物を詰まらせる死亡事故が最近多くてさ。

それはそうと来年のこと進んでる?衣装はOKでしょ。
会場とか諸々。日本の昨今の結婚事情で、親の脛カジリ度がUPしてるらしいワ。でもバブル期みたいなド派手ウエディングは減少傾向。いい日になりますように。

投稿: meiko | 2008年10月30日 (木) 10時37分

<Meikoさん>
コメントありがとうございます!
AUSでは足の爪を専門に切る人がいます。
『パダエトリスト』と言います。
私、こう見えても爪きりとか大好き!
あと、耳掃除も大好きです!
だから、『パダエトリスト』と言う職業を聞いたときには、なりたいと思ったけど、大学に行かないといけないらしいので諦めました。
ぁ、病院には格闘してまでつめ切る人はいませんからね。

じいちゃんも、おいしい物食べて喉に詰まらせて召される方が、鼻から管入れたり、胃に穴あけて栄養を注入して生きながらえるよりもよっぽど幸せだと思うのは私だけでしょうか?

ぁ、こんにゃくゼリーは控えてくださいね。

来年の事はスローペースで着々と?進んでいるのかいないのか?(どっちなんだ!)
進んでいますよ。
じみ婚です。もちろん。
めんどくさくて、このままやめちゃおうかな~~と思うときもあります。
でも、やります。
きっと。 
けい

投稿: kay | 2008年10月30日 (木) 17時18分

なるほどね~。目から鱗。ありがとうありがとう!
胃婁なんてしないで、好きなものを食べて逝っちゃうなら、それはそれで幸せなのかもしれないね。それが運命だったんだっていうことで。万が一そういう事故に遭遇しても、そう思うことにするよ。姑が、泣きながら仏壇からお菓子をくすねて食べてる舅を責めてるけど、食べたかったんだろうしね。
さて医療現場からの見解をお聞きしたいのですが、糖尿病患者って低血糖を防ぐために投薬されている薬によってアドレナリンが多量に放出されるため、非常に暴力的になるっていうのだけど、これってどう思われます?
舅は若い頃から短気だったらしいけど、私が嫁いだあたりにはいたって温厚で外見のイメージからも好々爺だったのよ。痴呆症と診断されて、舅が私や姑に叩いたりするのはあくまでも性格的なものだとばかり思ってたけど、アドレナリン大放出も関連しているのかな?
投薬変更して不穏状態が緩和される???
なわけないよね。

パダエトリストなりたいよ~!職業として確立されているのが素晴らしい。

投稿: meiko | 2008年10月31日 (金) 08時39分

<Meikoさん>
コメントありがとうございます!
ぁ、目からうろこでした?
常日頃、そこまでして生かせたいか?生きたいか?と思うジジババや家族を見ていると、そう思ってしまいます。
家族には家族でいろいろな思いがあるのでしょう。
難しいですね。
何が正解という答えもありませんからね。

糖尿病の薬で暴力的になる事は聞いたことがありませんね。
低血糖になると怒りっぽくなる人はいますけど。
私は薬学はあまり得意ではないので、知らないだけかもしれませんが、日本で受け持っていた糖尿患者さんはすっごく神経質かちっとも気にしないかってイメージがあります。暴力的な人などはいなかったですね。
やっぱり、アルツハイマーのほうに関係してくるのではないでしょうか?
あまりお役に立てなくてごめんなさい。
けい

投稿: kay | 2008年10月31日 (金) 17時02分

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