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2010年3月 8日 (月)

昨日の夜中の便で私の父(通称爺児)は日本へ帰国した。

旦那P助、ゆきと私で爺児をパースの空港まで送りに行った。

チェックインして、荷物を預けて、お茶をしながら爺児の出国カードを記入する。

あっという間に時間は流れ、出発の時間が来てしまった。

ついこの間、爺児とゆきを連れてパースに着いたと思ったのに・・・。

本当に早かった。

「このゲートをくぐったら、身体検査をして、出国手続きをして、免税品のレシートを係員に渡して、搭乗口に行くんだよ。それまで、チケットとパスポートは大事に持っていてね。」

何度も何度も確認し、爺児はP助、ゆき、私に見送られながら出国ゲートをくぐって行った。

P助は私が空港で泣くと思っていたらしいが、P助の予想は外れた。

一夜明けた今朝、喉が渇いてお茶を取りにキッチンに行った。

いつも7時には起きてダイニングテーブルに座ってコーヒーを飲みながらトマトとバナナを食べている爺児の姿はそこにはいなかった。

がらんとなっている爺児が昨日まで寝ていた寝室。

庭の手入れの為に外に出る爺児の後に残されたピンク色のスリッパも庭へ続くドアの脇にはない。

  ぁ、そっか、もう、帰ったんだ。。。

寂しさが急に押し寄せてきた。

こんなに父を恋しいと思うことなんて今までなかった。

それは、今まで私が父を残して旅立ってきたからだ。

旅立たれるほうが辛い。

昨日空港では出なかった涙が、今頃出てきた。

父は今まで寂しかっただろう。

今まで何度も私を送り出して。

でも、今まで一度も父の口から寂しいと一言も聞いたことがない。

「お前の人生だから、お前の生きたいように生きなさい。」

父はいつもそう言うだけだった。

友達のFちゃんが言った。

  Kayのお父さんは強い人だね。

本当にそう思う。

高校生の時、父と喧嘩して父に『もう、お前は俺の娘じゃないから』と言われてから、父との間には溝があった。

好き勝手しても、どうせ父はもう私のことを娘だと思ってないのだからと、父のことは一切気にかけなかった。

それでも、父はずっと私のことを見守り続けてくれていたのだ。

私はそれを知らずに生きてきた。

自分勝手に生きてきた。

母が私を照らす太陽だとするならば、父は私を見守る影だった。

太陽が亡くなった今も影はなくならずにずっと私を何もいわずに見守っていてくれたのだ。

ただ、私にはそれが見えなかっただけだ。

お父さん、ありがとう。

そして、今まで気がつかずにごめんね。

今更ながら、お父さんの優しさをひしひしと感じています。

お父さんの子に生まれてよかった。

何も親孝行できないけど、どうか元気で長生きしてください。

今度パースに来る頃には、父と一緒に植えたレモン、ライムそしてクチナシの花が咲いているといいな。

私もP助とゆきとがんばって、協力して生きていきます。

お父さん、ありがとう。

けい

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コメント

kayさん、お帰りなさい!!!
う〜ん、今日のkayさんの記事を「うんうん、そうそう!」って思いながら読ませてもらったよ。
私もそらが生まれるのに合わせて、うちの両親が6週間パースに来てくれてたんだけど、実際一緒に暮らしている時、母はそらの世話やら、食事の用意やらやる事が沢山あって凄く頑張ってくれてるなぁって思ってたんだけど、父は毎日バルコニーの椅子に座って外を眺めてて。。。何か手伝ってよ!って思いながら、父のそんな姿を見てたの。
両親が日本に帰った後、部屋に残されたままになっている両親が使っていた物を見ると、”あぁ、もう父、母はここには居ないんだぁ。もっと優しくしてあげれば良かったな。。。”って思いながら、1〜2週間くらい悲しくって泣いてたな。。。
私はあまり日本の実家に電話をしないんだけど、やっぱり電話で話した後は、悲しさが残るのよね。最近、何でこんなに寂しくなるのかなって考えたら、両親はいつまで経っても私の事を心配してくれてるからなんだろうなって。私はもういい大人で、自分の事は何でも自分で出来るって思ってるけど、やっぱり両親にとっては私は娘なんだなって。
あぁ、書いてるとまた泣けてきたわ。^^
良い話しを聞かせてもらって?(読ませてもらって)ありがとう!!!

投稿: mojyao | 2010年3月 9日 (火) 02時12分

お父さんお帰りになられたんですね!こっちの寒さに体調を崩されないといいのですが。雪がとけてきて風景は春っぽくなったものの、何しろ気温が低くて・・・。ホントの春が待ち遠しいですね。

お父さんと通じ合うこと・・・よかったですね。ワタシも同じ道をたどってきたわけですが。
実は先週から母が成人病センターに入院しました。狭心症の疑いだって。心臓カテーテルとかいろんなことやってんだけど入院生活がどれほどになるものやら。で、ひとり自宅に置かれた父。あなたのお父さんと違っていかにも昭和初期のガンコ爺なので、目と鼻の先にスーパーがあるっていうのに「買い物かごを持って店をうろつくなんてみっともない!」って。好きなお刺身でも食べればいいのに。出来合いのお惣菜は大嫌いで、ワタシがいろいろお支度せねばならず。舅の病院、父のご飯、そして週2回秋田市の母の病院と、なんだかせわしない日々です。
英語指導やら森吉や阿仁の英会話はそういう中でとてもナイスな潤滑油になってて。ユキちゃんと会話できなくなると辛いので、忙しいけど英語はなんとかがんばるわ。
あなたもお仕事と育児の両立、無理しないようにね。

投稿: meiko | 2010年3月 9日 (火) 08時52分

<Mojyaoさん>
コメントありがとうございます!
ただいまです!
ご両親が帰られた後は寂しかったでしょう。
私も喪失感を感じてます。
少しずつまたもとの生活に戻さなきゃ。
親にとっては私はいつまで経っても子供なんですね。
ゆきが大きくなっても、やっぱり私にとっては子供と思うんだろうな。
体に気をつけて、がんばろうと思います。

けい

投稿: Kay | 2010年3月 9日 (火) 16時45分

<Meikoさん>
コメントありがとうございます!
秋田は寒いんですね。
さっき電話したら、父は無事着いたとの事でした。
お母様大丈夫ですか?
たいした事ないといいけど、お母様もそうだけど、メイコサンもくれぐれも体を大事にしてくださいね。
父に『英語のアクティビティーの本』を数冊持たせましたので、時間のある時によってください。
また、お役立てくださいね。
私も体に気をつけてがんばります。
けい

投稿: Kay | 2010年3月 9日 (火) 16時50分

やばいです・・・。
朝から号泣です・・・。
来月出産予定の私は、来月から両親がヘルプに来てくれるんですが
すでに帰国時のことを想像しただけで泣けてきます・・。
けいさんのあたたかい言葉たちがそうさせるんですね。
私もちょっとブルーなのかな・・・。
けいさんとゆきちゃんに会えるの楽しみにしてますconfident

投稿: NOBUE | 2010年3月12日 (金) 09時16分

<Nobueさん>
コメントありがとうございます!
ご両親が手伝いに来てくれるんですね!
羨ましいです。
本当に助かりますよ!
ここぞとばかりに甘えちゃってください。
ご両親もさぞかし楽しみにしてるでしょうね。
ジージ、バーバのためにも元気な赤ちゃんを産んでくださいね!それが何よりの親孝行ですよ!
けい

投稿: Kay | 2010年3月12日 (金) 12時16分

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