Fちゃんのお引越し
私の友人Fちゃんが彼氏と共同で家を買った。
一昨日、引越し前パーティーがFちゃんのアパートで開かれたので、行ってきた。
Fちゃんがこのアパートを見つけたのは大学が始まる前だったから、もう2年以上も前の事になる。
私も同じ時期に一人暮らしのアパートを探していたので、もちろんこのアパートにも応募し、二人とも抽選にはもれたがFちゃんは持ち前の行動力で抽選ではずれた隣の部屋をGetする事ができた。
今とは比べ物にならないくらいぼろくて最小限の物しかなかったFちゃんのアパート部屋、この部屋でいろいろなことがあったね。
アサイメントのアイディアを出し合ったり、
ケーススタディーを一緒にやったり、
ご飯を一緒に作って食べたり、
大学の休み時間昼寝しに帰ったり、
ファイナルエクザムの勉強をしたり、
一緒に飲んだり、
セックス アンド シティーのDVDの上映会をしたり、
恋の悩みを打明けあって飲み明かしたり、
失恋で痛んだ心を慰めあって飲み明かしたり、
壁のペンキ塗りしたり、
近所に捨ててあったタンスを一緒に運んだり、
冬は隙間風が冷たくて、
夏は西日がきつくて、
玄関から道路に延びている端みたいな渡り廊下は今にも崩れそうだったけど、
なぜか居心地が良くて、心温まる空間でした。
どんな立派な新築の家にも劣らない、私達にとってはまさに、あの当時必要としていた自分の時間と自分の空間を確保できる唯一のお城だった。
沢山の人に助けられ、時には一人で闘った事もあるでしょう。
一人ぼっちのアパートで泣き疲れて夜を明かしたこともあったでしょう。
日本に帰りたいと思った事もあったでしょう。
でも、ここが自分のいる場所だと思い留めさせたのもこのアパートでしょう。
だって、ここはいろいろな辛い事や苦しい事、嬉しい事も楽しい事も全てをひっくるめた荒波を乗り越えてきた場所だから。
Fちゃんのアパートは売りに出されて、いずれは取り壊されて新しいアパートが建つのだろう。
Fちゃんの今度の家は彼氏と見つけた愛の巣になる。
もう『鍵家に置き忘れて入れないから、かぎ開けに来て~!』なんて事もないんだね。
(お互い一人暮らしだったので、もしもの時に合鍵を交換していたから。)
ちょっと寂しい気もするけど、新しい出発だからお祝いしなきゃね。
今度の家もきっと楽しいよ!
Fちゃんは私のご近所さんになる。
私とP助はまだまだこのアパートにいる事になりそうだけど。
けい
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