RNのお仕事

2009年7月29日 (水)

お仕事最後の日、そして産休へ! 

先週の日曜日が私にとって最後のシフトとなりました。

うちの病棟では最後のシフトの日は1品持ち寄りで、ちょっとした『さよならパーチー』を午後の休憩時間(アフタヌーンティー)に開いてくれます。

私は産休に入るとあって、『ベビーシャワー(臨月のお祝い)』を開いてくれました。

Baby_shower_002 みんなが持ってきてくれた、から揚げやピラフ、カップケーキ、ロールケーキ、ソーセージロールがテーブルの上に所狭しと並びます。

ハンドオーバールームは良いにおいでいっぱい!

日曜日の午後とあって、病棟も比較的落ち着いていて、ゆっくりと休憩を取る事ができました。

Baby_shower_003 マタニティー用の制服を着ている私のお腹もこんなに大きくなりました!

ちなみに、うちの病棟では出産ラッシュが続いているので(私で3人目、そして私の後にもう一人妊娠13週のスタッフがいます)この赤い椅子に座ると妊娠すると言ううわさが流れているとかいないとか・・・?

Baby_shower_004 みんなから、バスケットいっぱいのプレゼントをいただきました!

私の後ろではもう、みんなが食べ物に集中!

私の分も残して置いてください!

Baby_shower_006 バスケットには、24時間使えるスチーム哺乳瓶消毒機、スペアの哺乳瓶、ベビー服、帽子、靴下、ベビーブランケット、バスタオル、ベビークリーム、ベビーオイル、おもちゃ、よだれ前掛け、などなどが入ってました。

みんなどれもこれもピンクで女の子らしくてかわいいものばかり!

『これで生まれてみたら男の子だったら笑うよね!』とスタッフの一人がぽろっと言った。。。

本当にありがとう!

パーティーの後で一人のグラッド(新人ナース)からプレゼントをもらった。

「これは、赤ちゃんとあなたに、私が初めての勤務で一緒に働いたのがKayだったの。その日はすごくすごく緊張していて、働くのがすごく怖かったけど、Kayと一緒に働いていたらそんな緊張もどこかに吹き飛んでしまって、楽しく仕事が出来たのを感謝してます。」と言われた。

    ぁ、私馬鹿なことばっかやってたからね。

私はその子のプリセプターでもなんでもなかったけど、こうやって、自分が誰かの役に立てた事をうれしく思う。

病棟では一人前に動けず、いつも体位交換やおむつ交換などを手伝ってもらい、ヘビーな患者、不穏患者や感染患者を受け持つことなく、沢山のサポートをもらいました。

34週までフルタイムで何事もなく働けたのもみんなのおかげです。

本当にありがとう。

元気で丈夫な赤ちゃんを産みますね!

病棟をしばらく離れるのは寂しいけど、また病棟のみんなと働ける事を楽しみにしています。

けい

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2009年7月 7日 (火)

日曜日の電話

日曜日は病棟のクラークさん(医療秘書)がお休みでいないので、電話番をすることもシフトコーディネーターの仕事の一つになります。

もともと、電話は苦手で、しかも英語で何言っているのかさっぱりわからないので、病棟内の電話には極力出ないようにしていました。

新人の頃はそれでもOKでしたが、病棟で2年以上も働いているとなると、電話には出ないわけにも行かず・・・英語での会話も慣れましたけど。。。

それでも、やっぱり嫌なのが日曜日の電話。

しかも、退院した患者さんや患者さんの家族からの電話です。

患者さんや家族にとっては、2日前に退院したとか、つい最近まで入院していたOOですけどと簡単に言うけど、患者の出入りが激しい病棟、しかもシフトワークでずっと同じ患者を受け持つわけでもないので、こちら側にとっては「え?どちら様ですか?」と言う事も珍しくはない。

その上、「母が吐き気を訴えてまして。」「退院してからどうもせきが止まらないんだけど。」「祖母の様子が変なんです。」と言われましても、私何も出来ないですから!!

一番ひどかったケースは、急性腎不全、肺炎、気管支炎で入院してきた東ヨーロッパ系の60代の男性Mr.A。

前にMrAの奥さんが長い事うちの病棟に入院していたので、彼とは顔見知りだった。

顔見知り?をいいことに彼は好き放題、肺炎、気管支炎なのに外にタバコを吸いに行くは、点滴の時間になっても帰ってこないし、咳止めがほしいと訴えるので、時間外Drに連絡を取り指示を出してもらうように頼んだら、Drが診察に来ても患者はベットにいないし、それでもらい損ねた薬の事を後になってブーブー言ったり。

挙句の果てには、「今日は私の国の正月に当たるら、外泊したい。明日には帰ってくるから。」と言い出した。 Aさんはベッド上安静が必要だし、かなり深刻な状態名事もぜんぜんわかっていない様子。

時間外Drがきて『外泊は許可できない』こと、体の状態も良くない事などを説明したが結局その日に自己退院した。

その2日後、病院はパブリックホリデーにあたり、病院はお休みだが、病棟は24時間営業だ。

MrAから病棟に電話がかかってきた。

MrA「2日前に退院したAだけど、昨日から咳がひどくて、今朝は痰に血が混じってたんだ。先生はいるかね?」

Kay「今日は祝日なので先生はお休みだし、それに、Aさんはもう退院しているので、対処する事ができません。」

MrA「GPも休みだし。誰か先生を家までよこしてくれないか?」

  ??はっぁ~~??

あきれて物が言えなかった。

Kay「先ほども言ったとおり先生はいないんですよ、ですから、もし緊急の場合は急患受付に来てください。」

と、言った後も、MrAは引き下がらず、どれだけ自分の状態が悪いのか説明し始め、先生を頼むと何度も言われた。

  けど、出来ませんから!!

その後、MrAが急患受付に来たかどうか誰も知らない。

こんな電話もあった。

大腸がんの末期と診断された60代の男性Bさん、告知もされており、余生は家で過ごしたいと在宅に切り替え退院となった。

その甥っ子さんからの電話。

甥っ子「今叔父とショッピングセンターに来ているんだけど、叔父の具合が悪くて、少し吐いたし、便も朝から黒かったりしているんだ。救急に連れて行くべきか?それとも様子を見たほうがいいのか?アドバイスが聞きたくて。」

いやぁ、そんなこと聞かれても、具合が悪いなら救急につれてくるべきだと言うしかできないし。

甥っ子「叔父の病気が末期だって事も知っているだろ?救急に連れて行ってもこれ以上やることがないのに叔父の残された大事な時間を病院でつぶしていいものなのかどうか。。。」

在宅看護のチームも明後日から始まるので、面識もないし、どうしていいかわからなくて、病棟に電話したという。

電話じゃBさんの状態もわからない。

残された時間も何も、このままBさんが苦しい状態なら家にいても状態は回復するわけがない。

Bさんがなんとしても家にいたいというなら別だが・・・。

Bさんが入院中からメンタル面でもよく話を聞いて係わっていたクリニカルコーチのPさんがいたので、助けを求めた。

Pさんは甥っ子さんの話を聞き、救急に来るようにアドバイスをしてくれた。

病状の相談の他にもこんな相談もあった。

電話をかけてきたのはお嫁さん、MrsHが木曜日に家に退院になったが、家族で相談した結果、お嫁さんがMrsHの面倒を見ることになっていた。

MrsHは旦那さんのMrHと二人暮らし、お嫁さんは近くに住んでいて、通いでお世話をすることになった。

  が・・・、退院してから義父(MrH)の様子がおかしい。

私(お嫁さん)がMrsHのお世話をすることをかたくなに拒否されたと言う、MrHはMrsHの病院の検査の為に前の夜から絶食になる事も忘れていたし、MrsHは柔らかい物しか食べられないのに、トーストを食べさせたりしたり、注意すると、すごく怒って、あわゆく殴られそうになったと。
今では家にも入れてもらえないし、私の顔を見ると怒り出す始末。
今までこんなことはなかったらしい。
MrsHは認知症で自分では自己管理が難しい。
家の中で何が起こっているのかもわからないし、倒れて怪我でもされたらと心配で、どうしたらいいかと助けを求めてきた。

当然のことながら、私には何もすることが出来ない。

話を聞いていると、尿路感染症か何かで錯乱しているような感じも受ける。

Kay「他に頼りに出来る家族はいますか?」

旦那(MrHの息子)は仕事で、バンバリーにいるとのこと、この話を聞いて今、パースに向かっているとの事だった。

まずは息子さんからMrHに話しをしてもらって、その上で、MrsHとMrHを救急につれてきて、診察を受けたほうがいいと進めた。

お嫁さんは「私の顔を見ると興奮するので、私は一緒に行けないので、今まで話したことを救急の看護師さんに連絡してほしい。」と訴えた。

私はその現場にもいないし、状況も詳しくわからない上で救急の看護師さんに話しをしても、かえって事を混乱させる事だ。

それに救急の誰が受け持ちになるかなんて誰にもわからない。

旦那さんが来たら、今まで起こったことをすべて話して、旦那さんに救急車を呼んでもらい、旦那さんも一緒に病院まで同行し、受け持ちの看護師さんまたは医療従事者に起こったことを報告すればいい。 とアドバイス。

お嫁さん「でも、義父がそれを聞いたら怒り出すわ。 義父の前ではその話しをしてほしくないの」

Kay「大丈夫ですよ。スタッフを離れた所に呼んで、話をすればいい。救急にはセキュリティーもいるし、もし、MrHさんが混乱しているような感じであれば、それはスタッフにもわかるはず。まずはMrsHとMrHの安全を確保しましょう。」

お嫁さんは納得して受話器を置いた。

15分20分おきに、ご丁寧にお嫁さんからの状況報告が私に入った。

MrsHはその後私の病棟に再入院してきて、無事に検査を追え退院していった。

  日曜日の電話。

時には人生相談的な電話もかかってくる病棟。

  でも、患者さんが退院した以上、私達には何も出来ませんから!!

そこんとこよろしく。

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2009年5月22日 (金)

情けは人のためならず

シフトコーディネーター(チャージナース)としての仕事の一部に、部屋移動と言うものがある。

患者さんの状態や疾患、回復状況に合わせて、患者の部屋を移動させる。

退院したベットにそぐう状態の患者が入院して来ればいいが、例えば退院した患者さんが女性の大部屋で、入院患者が男性の場合、個室の女性患者で大部屋に移ってもいい状態の患者さんをピックアップし部屋移動をして、それから入院患者を受け入れたりする。

そのまた逆もあるわけで、大部屋で状態が悪化した患者さんや感染症疑いのある患者さんはスムーズに個室に移動させるのもシフトコーディネーターの仕事。

多い時は1シフトで5~6回以上の部屋移動があったりする。

その度に、クラークさんや受け持ちナースに連絡取ったり、確認を取ったりといろいろ面倒くさい。

それ以上に面倒くさいのが、患者さんへの説明。

特に気難しくて、協力的でない患者さんだと『個室がいい!!』とごねたりするとスムーズに運ばなくなる事も多い。

私の病院は公立病院なので、部屋割りについては、当たり前だが患者の悪い状態が最優先され、それを決める権限は私達医療者にある。

それでも、「ごねれば何とか個室キープできるのではないか?」と考える人は(患者の家族も含めて)結構多いのも現状。

シフトコーディネーターによって、患者に説明せずに部屋移動をする人もいるが、私はなるべく患者にも家族にも説明し協力を得るようにしている。

この間の午後勤務の出来事。

大部屋の男性患者さんが突然の下痢、嘔吐を発症し、『ノロウィルス疑い』で個室に移動させる事になった。

空いている部屋がなかったので、個室にいる患者さんの状態をチェックする。

女性患者、もうすでに感染症の患者、終末期の患者、急性期の患者さんは除外すると、候補はだいぶ限られる。

候補にあがった患者の受け持ちナースにこの患者を大部屋に移しても大丈夫かと確認する。

受け持ちナースに『大丈夫だよ!』と確認が取れた所で、候補患者、MR Wさんに状況を説明し部屋を移動する事を告げる。

Wさんは

『僕はね、先週入院してきて、上の階の病棟にいた時は本当に死ぬかと思ったんだよ。その時だって、誰かが僕に個室を譲ってくれたからこうやって回復する事ができたんだ。今状態が悪い患者さんは先週の僕みたいなものだよ。僕はこうやって良くなっているから、今度は僕が個室を譲る番だよ。』

と言って快く引き受けてくれた。

Wさんの言葉にすごくジーンと来てしまった。

なんていい人なんだろう・・・。

ホームレスで病院をホテル代わりに使い、わがままほうだいの患者さんだっているのに。。。

丁寧にお礼を言って、早速部屋移動を済ませることが出来た。

同じ部屋移動でも、考え方一つでこんなにも変わるものなんだと、すごく勉強になった。

患者さんだって、健康な人だって、私だって、誰だって、一人で生きているわけではないのだ。

誰かのこうした思いやりの心で助けられているのだと、改めて思うことが出来た。

Wさん、ありがとう。

けい

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2009年3月23日 (月)

日曜日の朝の不思議な出来事

最近は病棟で働く人数が増えて、時々オーバースタッフになる事もあるんです。

そうすると、他の病棟で人員が足りない場合はそこへヘルプとしてまわされるか、有給休暇で休む事ができます。

先週の日曜日の朝もオーバースタッフになる事がわかっていたので、前の日に夜勤のシフトコーディネーターのDさんに『もし病欠が出なかった場合は有給取らせてください。』と頼んでおいた。

Dさんは「わかったわ~!」と。

その夜は一応仕事に行く支度を済ませ就寝。

朝になるまで電話が来るかと気になって、なかなか熟睡できなかった。

期待もむなしく、Dさんからの電話はなく、いつも通りに起きて仕事に出かけた。

病棟に着くとDさんが

   「何でここにいるの?」と

「え?何でって電話なかったから・・・仕事に来たんです。」と私。

Dさん「何言ってるの?朝電話したじゃない!電話で話したでしょ!?」

Kay「?電話もらってませんよ。」

急いで携帯の着信を調べるが、何もない。

Dさん「うそ!? 朝、電話して有給とっていいよって話したわよ!」

  Dさん、誰と話したんですか?

病棟にある職員の連絡先が書いてあるアドレスブックで私の連絡先を確認。

間違ってはいない。。。。

Dさんは私を確かに話した!と言い張る。

  いいですよ!お休みもらえたのなら帰りますから!

と、病棟を後にした。

おかげで朝一番でマーケットにもよって買い物できたし。

家に帰って二度寝も出来たし。

P助とゆっくり過ごす事ができました。

  でも、Dさん誰と話したんだろう?

  けい

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2009年3月 3日 (火)

ソフトタイプの損な役回り?

対人関係において、人当たりがいいソフトな人となんかちょっと絡みづらいというか、ファーム(Firm)な人っていますよね。

私はどちらかと言うと、ソフトなタイプです。

人に頼まれると「NO」と言えない、長いものには巻かれて世間を渡る、出来れば白黒はっきりつけないで、曖昧なグレーで通す、タイプです。

だから、患者さんにはよくわがままを通されるし、いいように使われる事もしばしば。

オージーの同僚ナースや旦那P助には『もうちょっと、ファームに(厳しく)ならないといけないときもあるよ!!』と言われる事もしばしば。

患者さんにいいように使われているんだな~と自分でもわかっているんですが、あまり自分には苦にならないし、自分にだけならいいか・・・と思ってしまったりします。

 でも、こういう患者さんに限って、「Kayに頼めば何とかしてくれる」と自分の受け持ちでもないのによけいなことを頼まれたり、アシスタントナースの人にも私が受け持ちでもないのに「KayにOOがほしいと言ってと言われた」と言われても、私何も出来ませんから!!

受け持ちナースには受け持ちナースのマネージメントがあるわけで、それを横から口出す身分でもないし、受け持ちじゃない患者さんから言われても、受け持ちナースに聞いてみるねとまず受け持ちナースに対応してもらいます。

先週末もこんなことがありました。

腰痛悪化で入院している35歳女性、Fさん 既往歴には不安症、双極性うつ病があり、2~3時間おきに『痛み止めちょうだい』と訴える以外は、ADLも自立しているし、あまり手のかからない患者さんだ。

土曜日の午後勤務だった私、午後勤務の前半は比較的落ち着いていたが、後半になって呼吸困難や熱発の患者さんなどで病棟も少しばたばたしていた。

熱発した患者さんには解熱剤を処方するが、全身状態も悪いため、体温を下げるために扇風機を置いて風を送る。
(こちらでは、氷枕、怜罨法などは使いません)

その扇風機はFさんの部屋にあったもので、扇風機をその患者さんに取られたFさんは(受け持ちでもない)私に扇風機がなくては夜暑くて寝られないと訴えてきた。

   そんな事言われても・・・・。

ま、できるだけのことはしましょう。

病棟のランナーに頼んでどこかの病棟から扇風機を借りて来てもらえるように頼んだ。

その間も、Fさんの不満は止まらない。

扇風機は病院のもので、状態の悪い患者さんに優先的に使われるのはわかっているらしいが、『看護助手が一言もなしに勝手にもって行くなんて失礼よ!』なんて、私に言われても。

扇風機を手配してくれるように頼んだランナーからは機材室にも予備はなかったし、どこの病棟でも使用中だから予備は見つからなかったと報告があった。

そのまま、Fさんに『どこの病棟も使用中で見つからなかった』と言う。

Fさんは納得できない様子。

この時点で、夜勤者への申し送りも終わり、午後勤務者は次々と帰宅。

私はFさんに捕まったまま・・・。

  ぁの~、私、帰りたいんですけど・・・。

夜勤者に頼もうにも、一人の患者さんの様態が悪くそれどころじゃない様子。

夜勤のリーダーさんにも一応報告したけど、

『見つからないなら、運がなかったと諦めるしかないわね』

と、ぴしゃりっっ。

  ぁ、それを私の変わりに彼女に言ってほしいのですが・・・。

彼女は『私が他の病棟に行って扇風機貸してくださいと交渉しに行ってもいいかしら?』と言い出す始末。

個人で行っても、あなたはうちの病棟に所属しているんだから、『はいどうぞ』と貸してくれるものではないと思うよ。。。と説明し、

「ランナーの人は引き続き病院内を探してくれると言ってたから、病室で待っててもらえる?それ以上は私には出来ません。」

と言って、病棟を出ることが出来た。

どうやったら、うまく切り抜けることが出来るのでしょうか?

 今後の課題の一つです。

けい

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2009年2月16日 (月)

ばっくれかよ??

久々に仕事の話。

本当に久々なので、私がナースだって事忘れてたでしょ?

まぁ、いいけど。

私の病棟にはAIN(看護助手)さんがいて、食事のセッティングや食事介助、シャワー介助、清拭、おむつ交換、体位変換の介助、とそりゃあもう良く手伝ってもらえて、すごく助かっているのです。

でも、常にいるわけではなく、AINさんたちがお休みの場合は派遣会社からPCA(パーソナルケアアシスタント、もしくはアテンダント)を派遣してもらうわけですよ。

昨日(日曜日)の朝のお話。

私はシフトコーディネーターで、患者の受け持ちはなく、入退院の準備や病棟がスムーズにまわるようにいろいろな仕事をするわけです。

日本で言うと『リーダー業務』ってとこですね。 よくわかんないけど。

夜勤者からの申し送りが終わり、ナース達がそれぞれの受け持ち患者さんの所へちりじりになった頃、気がついた。

  あれ?PCA見た?

ナースステーションのホワイトボードには、『PCA:ジャシカ(仮名)』と書いてある。

  『ジャシカ~~~~~~~~病棟にいる~~??』

と、病棟に備え付けられている呼び出し用マイクロフォンで問いかけるが、返事はない。

もしかしたら、もうシャワー介助に入ってて聞こえないのかも?

もしくはトイレ介助で手が離せないとか?

ナース一人一人に「今日のPCA、ジャシカみた?」と聞いてまわる。

みんなの答えは 「NO」 だった。

PCA一人でもまだまだ足りないのに(病棟には2人は必要)その肝心の一人もいないんじゃ話しにならない。

いまの病棟は1人では動けない患者さんが多く、介護度も高い。

早速、当直ナースマネージャーに報告。

「あの~。PCA来るはずなんだけど、まだ来てないんですよ~~。どうなってますかね?」

当直ナースマネージャー(AHNM)「ぇ? おかしいわね? あなたの病棟派遣会社からPCAのジャシカが行くはずだけど。」

Kay「そのジャシカがまだ現れていないのですよ。もう一度、病棟をよく探してみますけど、あと、PCA一人じゃとても対応できないのでもう一人まわしてくれると助かるのですが。」

AHNM「わかったわ。どこかで迷っているのかしら?彼女、出勤簿にはもうサインしているけど。ちょっと全館放送してみるわね。他のPCAも追加で遣すから。」

Kay「よろしくお願いします」

電話を切って、病棟を一回り、ジャシカを探す。

この時点でもう朝8時(30分遅刻)。

病院が大きくて、1フロアに4、5個も違う病棟があるので、初めての人は必ず迷う。

私も時々迷う。 今でも迷うし。

特に派遣の人は慣れてないと、違う病棟で働いてたと言う事も珍しくはない。

しばらくしてAHNMから電話が来た。

AHNM「ジャシカ現れた~~~?」

Kay「まだです。」

AHNM「どこ行ったのかしら?いまセキュリティーに電話して探してもらってるけど。代わりのPCA2人そっちに回したから。もう!エージェンシーにお電話しなきゃ(怒)」

Kay「ありがとうございます。もし、ジャシカが現れたら電話しますね。」

 ジャシカよ・・・どこに行ったのだ?

20分後には新しいPCAが二人来てくれて、よく働いてくれた。

ジャシカは?と言うと、その後の報告では出勤簿にサインだけして、帰ったらしい。

理由はわからない。

具合が悪くなったのかもしれないし、もしかしたら、トンズラしてもわからないと思ったのかもしれない。

日曜日の自給は平日よりも良いし、派遣だと2倍ぐらい違う。

トンズラできると思っているのなら、ジャシカ・・・仕事はそんなに甘くないぞ!

信じられないかもしれませんが、こういう人、こちらでは結構います。

けい

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2008年12月13日 (土)

ハッピードラッグ?

昨日、久しぶりに患者さん4人を受け持った。

4人部屋の半分が私の受け持ち患者さんで、その人たちの朝の投薬を終えたときに、

私の受け持ち患者さんでない一人から言われた言葉。

     『あなたが使っている薬をちょうだい。』

     ????????????????

一瞬何の話をしているかわからなかった。

「ぇ?どういう意味?」

と聞くと、

『あなたがこの病室に来るときは朝でもいつも笑顔でハッピーだから、何か薬でも使っているんでしょ?』

と。

「なるほど!でも、高いですよ。」

と、冗談で答えました。

日本で仕事していた時、よく婦長さんから言われたっけ。。。

『緊張感が足りない』

     これでも緊張しているんです!!

『鼻歌歌うな』

     ぇ?鼻歌なんて歌ってました?

『いつもヘラヘラするな』

     こういう顔で生まれたんです!

同じ態度で仕事しているけど、オーストラリアでは一度も言われた事がない。

日本の患者さんからはよく、『吉本行けばよかったのに・・・道間違えたね。』といわれた。

ここではドラックユーザーと間違われるのか。。。

ま、憂鬱な顔のナースよりましかな。

けい

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2008年11月 7日 (金)

とんだ勘違い。。。

このところはずっと、前回書いたPICCナースに応募するかどうかについて自分なりに悩んでみたり、

P助と話し合ったり、

同僚に相談したりと、

いろいろやってたわけです。

  で、昨日気がついちゃったのです。

病棟の休憩室に張ってあった応募用紙を確認したら、

    「IVセラピーアシスタント募集」

と書いてある。

   ??? アシスタント???

早速、IVセラピーの部署に電話して聞いてみた。

Kay「あの、病院内公募の紙を見たんですが、このセラピーアシスタントって、RNのポジションですか?それともCNのポジションなんですか?」

PICCナース「ぁ、それね~!それはアシスタントナースのポジションです。主に処置の介助やあとかたづけなどが仕事かな。」

   が~~~~~~~~~~~~~ん・・・

ちゃんと見ろよ私・・・・。

   ちゃんと読もうよ私・・・・。

ちょっとがっかりしたような、ほっとしたような。

と、言う事でPICCナースの募集ではない事が発覚しました。

アドバイスありがとうございました。

今回の学び:応募要項は悩む前にちゃんと読もう!

  けい

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2008年11月 5日 (水)

どうする? PICCナース

私らしくなく、迷っている事があります。

「PICCナースポジションに申し込むか、否か」

前々からIVセラピーのPICCナースになりたいと豪語してました。

去年末に申し込んだのですが、書類で落とされ、面接さえしてもらえませんでした。

「次回ポジションが開いたら知らせるね。」と言われ、待つ事1年。

やっとやっと、やっと! 回ってきた、院内PICCナース募集の公募!

このポジション前回と同じで半年限りのパートタイムポジション。

もちろんCNレベルのお金がもらえます。

公募の紙には「仕事掛け持ち交渉します」と書いてある。

もし受かれば、今の病棟勤務週2~3日、PICCナース勤務週2~3日と掛け持ちも可能。

願ってもない話!

  では、なぜ躊躇するのか?

・やっと先週からCNポジションとして働き始めたばかりでまだ私自身、仕事に余裕が持てない。

今の病棟勤務だけでも精一杯なのに、PICCナースとしての勤務をこなせる自信がない。

・去年に比べてPICCナースになりたい!というモチベーションが下がっている。

これは事実。

この1年の内に、自分でも予想していなかったCNになれちゃったし。

病棟で働いても、PICCとして働いてもお金は一緒。

ぃゃ、病棟勤務のほうが夜勤や午後勤務、週末手当がつくので給料は良い。

なんか、プライベートでもやる事沢山だし、仕事も忙しいしでこれ以上やる事を増やすのも・・・。

今回を逃しても、またチャンスはあるだろうし・・・。

  っって言うのも すべて単なる言い訳だと、

         自分でもわかっているんです。

締め切りまでにはまだちょっと余裕があるので、もう少し考えて見ます。

  けい

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2008年10月27日 (月)

助っ人Kay 再び~の続き

Dさんと搬送係を引き連れてレントゲン室へ向かった私。

レントゲン撮影はすぐ終わるからいいんだけど、ここでまた、病棟への搬送係を待たなくてはならない。

日本では送り迎えも全部ナースがしていたので、この搬送係を待っている時間がすごくもどかしい。

  あ~~!!自分ひとりでもこのベット押して病棟に帰れるのに!!

とじりじりしながら待つ。

業務終了後(午後5時以降)、病院が忙しいと搬送係がなかなかやってこない事がある。

前にひどい時は30分以上ぽつんとレントゲン室の待合室で待たされました。。。

あの時は本当に迷子になって母親とはぐれた子供のように寂しくて、切なかった。

さてさて、搬送係がやって来て病棟へ帰ると、看護助手(AIN)Jさんのおかげで、おばあちゃんはまたまた小奇麗になって椅子に座っていた。

髪もきれいにとかしてもらって、ニコニコとうれしそう。

それを見てほっとしてDさんの元へ急ぐ。

今度はエピドラ(硬膜外麻酔)を抜去するためだ。

この仕事、日本ではDrの仕事でした。

もちろん、こんなことするの初めてです。

とってもじゃないけど、一人ではできないので、クリニカルナース(CN)をよんで、抜去の仕方を教えてもらった。

Dさんはベット上におり、エピドラからの麻酔薬を注入中止してから、経口麻薬を飲んで(麻酔注入中止から1時間ぐらい後に経口投与する流れらしい)それからはシビアな痛みは訴えていない。

レントゲンに行くときも、術後歩行訓練でうまく歩けた事を喜んでおり、

『来週あたりにはオリンピックに出てるかもね』なんて冗談を言って笑い飛ばしてたぐらいだ。

てっきり、CNが手順を見せてくれるのかと思ったら、

『はい、見ているから、あなたやって。』

と、きたもんだ。   

こんなチャンスはあまりないので、挑戦する事にした。

     エピドラ初抜去! 行きます!

ただ固定されているテープをはがして、注射の針よりも細い管を抜くだけなんだけど。

管が入っているのが腰椎ですから・・・・

万が一脊椎を傷つけて『下半身麻痺』とかになったら、怖いじゃないですか!!

かなり緊張している私にCNは

『はい、引っ張って!引っ張って!!』

と追い討ちをかける。

するするっとエピドラは抜け、Dさんは『よし!これでランチが食べれる!』と元気いっぱい!

一仕事終えて、ホッとしたのもつかの間、リカバリールームから連絡が入り、オペ後のHさんをお迎えに来てくださいとのこと。

  ぇ?もう、そんな時間?

っっち。。。午後勤務に間に合わなかったか。

リカバリー室のナースから手術中の経過、術後の指示などを申し受け、Hさんと搬送係を引き連れ病棟に帰る。

術後のバイタル測定をしているうちに、午後勤務者が引継ぎに来てくれた。

   助かった。

すっげぇ、ホッとした。

午後勤務者にそれぞれの患者さんの申し送りをする。

Dさんは血液が固まりやすいと言う検査結果が出ており、脳梗塞や肺血栓を防ぐために、エピドラ抜去1時間後にヘパリンのIV開始のオーダーが出ていた。

Dさん受け持ち午後勤務者に『ヘパリンまだ開始されてないの?』と突っ込まれ、

「まだです。Hさんの術後迎えに行っていたので。(私はヘルプだ!そんなに何でもできるわけないだろ!おめぇがやれ!)」としらっと申し送ってランチへ行きました。

ランチの後は記録書く以外は特に何もする事もなく、フラフラと病棟を漂ってました。

振り返ってみると、外科分野ですごく勉強になった反面、シャワー介助を全部Jさんにまかせきりにしてしまった罪悪感(シャワー介助がいきがいな私)、ヘルプなのにいろんな人から支えてもらい、本当にヘルプになっているのか?と言う疑問、といろいろな気持ちが入り混じる中、

   やっぱり、私は内科系ナースなんだな

と再確認できました。

無事に勤務が終わって本当によかった。

けい

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2008年10月25日 (土)

助っ人Kay? 再び?

思い出話が完結したら、気が抜けて、更新サボってました。

っていうか、病棟が忙しいのです!!

で、今日は久しぶりにお仕事の話。

私の働いている病院では、アル病棟で人が余っていて、アル病棟では人が足りない!と言う状況が多々ある。

そのため病院のナースマネージャーが病棟の人員を確保するために、その日だけこの病棟へヘルプに行って~と人が余っている病棟にお達しが来るのです。

誰が行くかはその病棟の中で「ボランティア」を募ったり、時には「半ば強制」的にヘルプに行かされるわけです。

昨日はとうとう私の番が回ってきて、朝病棟に着くなり、

  『おはよう!Kayは今日はG5X病棟にヘルプだからね!』と言われた。

おはようとさよならのハグをして、G5X病棟へ。

この病棟は整形外科病棟です。

半年以上前に一度ヘルプで働いたことがあり、その時は主に『内科の患者さん』とリハビリ病院待ちの患者さんを受け持った。

  が、昨日はちょっと話が違った。

受け持ちは、整形外科オペ後1日目の患者さん2名、その日オペ予定の患者さん1名、そして内科系の患者さん1名。

思いっきり内科系の私にいきなりおぺ出し?任せていいんですか?

オペ出しはうちの病棟でもした事があったからいいんですけれど、

オペ後の患者さんなんてあまり対応しないので。。。

何していいのやら?

バイタルは何分間隔で測ればいいの?

  ぁ、でも、私が勤務中に帰ってくるかも微妙だし・・・

(どうか私の勤務中に帰ってきません様に。。。 合掌)

オペ前の処置はすべて済んでいたので、(ありがとう夜勤さん)後は電話を待つだけ。

この人はちょっと置いといて。。。

内科系の患者さんはほぼ自立していたので、投薬とバイタルとIV抗生剤でOKと。

オペ後1日目のおばあちゃんはベット上安静だから、いいとしても、もう一人の男性Dさんはエピドラ(硬膜外麻酔)が背中に入っていて、そこに麻酔液が注入されている。

エピドラ患者なんて私の病棟では見かけません。

一応専用のチェック項目に沿って1時間ごとに注入量、痛みの具合、吐き気などの副作用の具合、覚醒状態をチェックする。

ここまではよかったが、若いしかもかなり男前の理学療法士(PT)がやって来て、私に言った。

「Dさんをベットから起こそう思ったんだけど、IDC(導尿留置カテーテル)もまだ入っているし、エピドラも止まってないよ。」

   はい? 何のことでしょう?

整形外科のオペ後エピドラ挿入患者のプロトコールによると、オペ後1日目の8時には特に異常が見られなければIDCは8時に抜去、しかもエピドラは8時に麻酔薬を注入中止という事が決まっているらしい。

   すいません。 今すぐやりますっっ!

IDC抜去は慣れているからいいけど、このエピドラの注入マシーンの止め方がわからない。。。

急いでクリニカルナース(CN)を呼んで、助けてもらった。

そんなこんなで、ようやくDさんはイケ面PTと歩行訓練を開始する事ができた。

ほっとしているのもつかの間、今度はオペ室からオペ患者出して!との知らせ。

  ぇ? Dさんを歩行の後にシャワーに入れようと思ってたのに・・・・。

そこへ助っ人登場!

アシスタントナース(AIN)のJさんだっ!

『私がシャワーしますから、どうぞ、オペ室に行って下さい。』

ありがとう!Jさん!! 合掌

オペ患者Hさんをオペ準備室へ連れて行き、引継ぎ終了。

「ちなみに、オペ時間ってどれくらいですかね?」

と聞くと、「大体麻酔導入に1時間、手術に1時間ってとこね。患者の状態によるけど。」

とオペ準備室ナース。

う~ん。。。午後勤務者が来るか来ないか微妙な時間だな。

 オペ後の管理CNに聞かなきゃ。

病棟に戻り休憩を取っているうちに、Dさんは小奇麗になって、椅子に座っていた。

シフトコーディネーターからDさんをレントゲンに連れて行ってね!と言われ、Dさんをベッドに戻し、レントゲンへの搬送者を待つ。

普通は搬送係が連れて行ってくれるんだけど、Dさんの場合は(麻酔薬は注入中止されているものの)エピドラが入っているためナースの付き添うが必要。

搬送係を待っている間にAINのJさんの助けを借りて、もう一人のベッド上安静のばあちゃんを清拭しようとばあちゃんのところに行ったら、そこへPT登場!

『ベットから起こすから手伝って』と

『ついでにこの後シャワーチェアーに乗せちゃうわね!』と

そうすれば、シャワーができるからね。

そこへ、搬送係がやって来て、Dさんをレントゲンに連れて行くとの事。

   すげータイミング悪くねぇ?

『私やりますから、どうぞレントゲンに行ってください!』とJさん。

PTと一緒におばあちゃんを起こしてついでにシャワーにも入れてくれると言うではないか!!

 ぉぉお!! Jさん!あなたが天使に見えます!

      ありがとう! 合掌+涙。。。

おばあちゃんをPTとJさんにたくし、Dさんを連れてレントゲン室へ。

長くなったので、今日はここまで。

レントゲン質で何かが起こる??

ぃゃ、起こんないですから何も。。。

本当か?

つづく・・・

けい

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2008年10月15日 (水)

スタディーデイ 二つの収穫

今日は私の病棟のスタディーデーでした。

働いている病棟に関係した講義が朝8時から午後4時までぎっしり組み込まれていた。

ランチつき! もちろん、勤務と同じ扱いなのでお給料もちゃんと出るんですよ。

アルコールの離脱、禁断症状のマネージメント

失禁に関する講義

METコール

肝不全

せん妄、痴呆の看護

抗血液凝固剤にかんする看護

などなど、日ごろ病棟でかかわる患者さんの看護に役立つ情報盛りだくさんでした。

この中ですごい発見が2つもあったんです。

ひとつはアルコール、ドラック依存症患者を専門に扱うクリニカルスペシャリストの『エッツァ』が本人の名前だった事。

私の病棟にはアルコール、ドラック中毒の患者が結構な割合で入院してくる。

入院すると、『アルコール離脱パスウェイ』と言うチャートを使って看護をするんだけど、何かわからない事とか、この場合はどうするの?と言うケースは多々あるわけです。

そんな時にシフトコーディネーターに聞くと決まってこういう答えが返ってきた。

   『エッツァに電話して聞いてみて。』

Kay「えっつぁ? 何ですかそれ?」

『アルコール、ドラッククリニカルスペシャリストよ!』

私はアルコールドラッククリニカルスペシャリストのことを『ETSA:エッツァ』というんだと思ってたんです。

つまり、エッツァって何かの頭文字だと思ってたの。。。

今日、本人に会うまでは。。。。

それを聞いてみんなは大笑い。

彼女の名前が『せーら』とかだったら、こんな勘違いは絶対にしなかったのに・・・。

もうひとつは、病棟で特に申し送りでよく聞く名前のひとつ、『メァリー・キング』と言う名前。

尿失禁などを専門に扱うクリニカルナーススペシャリストなんだけど、顔を見た事がなかったんです。

今日の時間割にレクチャラーの名前の中に『メァリー・キング』が載っていて、とうとう!ご対面!!

顔見てびっくり。

ほぼ週1回以上は病棟で見かける人でした。

確か、患者さんのチャート見ながらパット配ってたよね?

この人があの!メァリー・キング!!

1年半も一緒に働いていて、顔と名前が一致しなかったので。

すごくすっきりした。

違う意味で収穫があった1日でした。

ぁ、講義もすごく勉強になりました。

けい

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2008年10月 6日 (月)

夜勤明け

長かった3週間にもわたる夜勤が今朝明けた。

眠い・・・。

最後の夜はとてもばたばたと忙しかった。

昨日までは夜勤は3人で行っていたが、手がかかる人が多いため、4人勤務の夜勤となった。

私の他に夜勤専属のCNが2人と夜勤専属RNが一人と、ベテランぞろいでラッキー!と思ったのもつかの間、申し送り後に状態の悪い患者さんが私の受け持ちの個室の患者さんと部屋換えをしたために、重症さんの受け持ちになってしまった・・・。

ぁぁ・・・ついてない。

最後の夜くらい無難にすごしたいのに・・・。

この重症のSさん女性83歳は準夜勤帯で私の病棟に転棟してきた。

Sさんは右足の蜂化職炎、抹消の浮腫、急性腎不全で入院。

既往歴として心不全、AF、TIA(一過性脳虚血発作)、糖尿病、関節炎、喘息、高コレステロールとてんこ盛り。。。。

加えて肥満で100キロを超える巨体の持ち主です。。。。。

呼吸困難を訴え、準夜勤務のナースが気がついた時、尿量は0・・・。

当直Drに緊急受診。

利尿剤を投与したり、ECG取ったり、点滴増量したり、モルヒネ使ったり、で、Drが胸部レントゲン写真をオーダーしたところで夜勤帯にバトンタッチ!

4人部屋にいたSさんはレントゲンを取りに行った後に個室に移る事となった。

500MLの点滴を一気に落とし、尿量を上げようと試みるも、尿量は以前10ML・・・。

呼吸困難は軽減したが(モルヒネのせいでね)、顔は青白いし、手足顔も冷たい。

尿量が少ないので、また当直医に報告。

当直ドクターは『もう少し様子見て』との事。

この『もう少し』の間に他の患者の投薬やおむつ交換を済ます。

もう少し待ってみたがSさんの尿量は0。

バイタル測るがどこもかしこもむくんでいて、血圧も取りにくい・・・。

1時間前には100代あった血圧も触診で80代、体温は低下し33度。。。

ぉぃぉぃ。 やばいよ、これ・・・・。

そこに当直Dr登場。

バイタルと尿量と報告する。

「血圧が下がっているので利尿剤は使えないね。でも、これ以上点滴も増やせないから、このまま様子見て」との事。

胸部レントゲン写真は問題なしだったと。

血圧80ですけれど・・・。

そのまま去っていく当直医。

CNに相談する。

Sさんは尿量低下についてはNO MET(コードブルーに値しない、または望まない)だったがその他はフルコース(心肺蘇生する+積極的な治療を望む)。

血圧低下(90以下)はコードブルーに値する。

午前0時50分コードブルー発令。

METチーム(緊急医療チーム)が駆けつけてくれた。

急いで、点滴追加、採決、血ガス、ECG、ポータブル胸部、腹部レントゲンと仕事をこなすMETチーム。

血圧は100代まで上昇し、何とか落ち着いたが、採決結果で凝固系を示す値のひとつINRが高く、腹部に圧痛があるため、腹部出血?の疑いで緊急CTを取ったり、CTから帰ってきたらFFP輸血の指示が出てたり・・・。

次から次へと指示が出る出る。

『どうか他の患者さんが寝ていてくれますように(他の受け持ち患者には徘徊や夜間せん妄の患者がいたため)』と祈りながらSさんに付きっきり。

FFP輸血が終わったと思ったら、Sさんが「たすけて~!!」叫びだし不穏状態に。。。

しかも、隣の夜間せん妄があるCさんもつられて?叫びだす始末。

ここは動物園か?

そうしている間に4人男性部屋のMさんが廊下でうろうろしているし・・・・。

勘弁してくれ。

早く朝になってくれ!!!

他のナースもED(救命救急病棟)のオーバーフローで開いているベットを開放しなければならず、その受け入れで忙しそうだったし。

ようやく椅子に座る事ができたのは明け方の4時ごろ。

Sさんは追加のモルヒネでようやく落ち着いた。

夜が明けだし、Sさんのバイタルを測っていると、CNのディジー(仮名)が部屋にやってきた。

『あなたにとって大変な夜勤だったわね。今夜が最後なんでしょう?よくやったわ。あなたと夜勤できてよかったわ。』とお互いに健闘をたたえハグをした。

ここでようやく、日勤者とバトンタッチ。

私の最後の夜勤はこんな風に明けた。

誰も死ななくてよかった。

今日はぐっすり寝れそうです。

けい

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2008年9月23日 (火)

CNまでの道のり4~面接結果編

インタビューが終わり、後は野となれ山となれ状態で一気に気が抜けた昨日の午後。

インタビューに対しての反省点も沢山見つかった。

そして、今日インタビューの結果が電話で知らされる予定となっていた。

まぁ、やる事やったし。

後は待つだけ。

心の準備はできていた。

ぼ~っと朝からナースマネージャー代理からの電話を待つ。

朝かけると言ったのに、12時を回ってもかかってこない。

そうしているうちに、P助が心配して電話をかけてきた。

『ぃゃ、まだかかってきてないんだよ。結果がわかり次第こっちからかけるね。』と電話を切る。

    おそぃ・・・・遅すぎる・・・・。

これは相当の心の準備をしておけと言う意味なのだろうか??

それとも忘れ去られているのだろうか?

やっぱり、受かった人から連絡するよね?

悪い結果を報告するのは誰にでも気が引けるものだからな。。。

ぅ~~~。 こちらはまるで死刑判決を待つ囚人みたいだ。

    切るならキルでばっさりやってくれ!!

と半ばやけくそになりつつ、今日が返却日となっていて見忘れたDVDを見て気を紛らわそうとした。

ちなみにDVDはジム・キャリーの「Bruce Almighty」ジムキャリーが神様の代理を務めることになってしまうコメディー。

DVDをちょうど半分見終わったところで電話がかかってきた。

  来た!! 

冷静を装って電話に答える。

『ハローKay?素敵な午前を過ごしたかしら?』とナースマネージャー代理のケリー。

『ぁ、ずっと電話待ってました。』と私。

ケリー『そう、昨日のインタビューの事で連絡したんだけど・・・・。』

Kay『はい』

    どきどきどきどき・・・・。

ケリー『I would like to say・・・・・』

Kay『はい』



   Sorry??? だめだった? やっぱり??






ケリー『Congratulations!! おめでとう!』

Kay『??????????』

一瞬自分の耳を疑った。

  CNポジションGET!!

あんなぼろぼろな私を見せた面接だったのに!

やったー!! すっごくうれしい!

CNの申請に時間がかかるのでこの先2週間はRNとして働き、2週間後に病棟で正式に発表されると言われた。

それまでは、あまり言いふらさないようにと最後に釘を刺された。

正式に発表されるまではキャンセルされたりもあるらしい。。。。

電話をきってから、早速P助に報告!

彼も喜んでくれた。

いぇ~~~ぃ!!

給料UP!!

責任もついでにUP・・・。

でも、がんばります!

これまで応援してくれた皆さん、本当にありがとう!

私ならできると、信じてくれてありがとう!!

今夜はP助とお祝いにお食事に行ってきます!

けい

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2008年9月22日 (月)

CNへの道のり3~インタヴュー編

行ってきました、クリニカルナース(CN)ポジションのインタヴュー。

今帰ってきたところです。。。。

とっても、とっても ×100 緊張しました。

インタヴュー室に案内され、渡されたのは4枚のペーパーがホチキスでとめてある冊子。

その1枚1枚に質問が書かれており、紙の下4分の3はメモとして使えるようになっている。

質問はあわせて4問。

「今から15分時間をあげます。その間にこの質問をよく読んで、答えをまとめてくださいね。メモしたりしてもOKよ。

紙に書かれているとおりの質問をするからね。」

と言い残し、面接官は部屋を後にした。

15分、急いで問題に目を通し、メモを取っていく。

時々、自分の提出したセレクションクライテリアを参考にしながら、書き込む!

時間はあっという間に過ぎて、15分経過。

面接官が部屋に戻ってきた。

面接開始。

自分がメモした答えを、しどろもどろに答えていく。

手足は震えて、緊張度がMAX!!

もう、自分で何を言っているのかもわからない、言葉につまり、

 ぁぅ・・ ぁう。。。 あぅ。。。。

情けない。

質問の内容は

1.このポジションに関連した今までの経験を踏まえ、自分はどうしてCNに向いているかを答えよ。

2.Mr Sさん70歳が腹痛と肝機能異常のため入院、他の病棟からあなたの病棟に転棟して4時間後にSさんはアグレッシブ、不穏、そわそわし落ち着きがないなどの症状が見られた。
Sさんの行動の理由は?どうアセスメントし、どう対処しますか?

3.終末期の病状であなたの病棟に転倒した患者さんの息子は他の急性期の病棟からあなたの病棟に転倒した事を快く思っていない。すべてのケアに対して納得のいかない息子。
ある日、廊下で息子が受け持ちナースの看護が悪いと怒鳴り始めました。シフトコーディネータとしてあなたはどう対処しますか?

4.QI(クオリティーインプルーブメント)についてどう理解があるか?
  QIとあなたのかかわりを説明せよ。

ざっと、覚えている限りではこんな感じでした。

自分としては質問2と3はまあまあだと思うけど、4に関してはたいした説明もできませんでした。

面接が終わって、車で買える途中、

ぁ、あれを言えばよかった。

これを言うのを忘れた・・・。

と、反省点は沢山。

終わった事はしょうがないので、次の機会に生かしたいと思う。

結果は明日の朝、電話で報告されるらしい。

今夜は思いっきり飲めます!

  けい

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2008年9月17日 (水)

CNまでの道のり2

さっき、ホリデー中のナースマネージャーの代理の方から電話がありました。

クリニカルナース(CN)の面接のお知らせでした。

来週の月曜日、9月22日午前10時からだそうです。

私今夜から4連続夜勤です。

不安でいっぱいですが、がんばります。

面接に電子辞書持ち込みOKかな?

もちろん、だめだろうな~。

けい

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2008年9月12日 (金)

休日出勤?とんでもない!!

今日はお休み。

天気が悪いので、お洗濯をあきらめ、朝からスーパーにいお買い物に行ってきた。

お昼ちょっとすぎに帰ってきて、下着だけお洗濯して、一人でゆっくりネットサーフィンを楽しんでいると、携帯に電話が。。。

病棟のナースマネージャーからだった。

夜勤勤務者に病欠が出てシフトコーディネーターをする人がいないので、夜勤に入ってくれないか?  

との事。

     今夜??

無理です。

だって、今日はお友達と遊びに行く予定なんですもの。。。

ごめんなさいと断りました。(もちろん理由は言わなくてもよい)

実は昨日もナースマネージャーから電話が来て、土曜日に休みをあげるから、午後勤務やって~とお願いされたのです。

まあ、しょうがないか、それに土曜日に休みがもらえるなら金、土とに連休には変わりないしと、昨日出勤してきたのです。

昨日の時点で6日連続勤務でして。

もし今夜夜勤をしたら、日曜日は午後勤務なので、地質7日連続勤務になるのです。

しかも来週からは3週間連続夜勤が入っているし。

ちょっと罪悪感もあるけど、自分の体力も考えると、無理です。

病棟は今、ノロウィルスが猛威を振るっており、下痢の嵐!!

汚い話でごめんなさい。

職員にも感染し、感染すると完全にウィルスが消えるまで仕事復帰ができないので、当然人員不足となる。

早く、この猛威が収まる事を祈るばかりだ。

手洗いをしっかりね!

けい

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2008年8月28日 (木)

CNまでの道?

この一週間、クリニカルナース(CN)ポジション申し込むためのペーパーワーク(Selection Criteria)と向き合ってました。

そして今朝インターネットで申し込み完了!!!

とりあえず、ほっと一息です。

最初はどう書いていいか見当もつかず、PCに向かってみるものの、まったく動かない指。

ネットで見つけたSelection Criteriaの書き方やインタビュースキルの本などを参考に、まずはブレインストーミングから始めてみた。

ブレインストーミングとは 各Criterion(基準)について、思い当たることを何でもいいから紙に書いてみると言う作業。

例えば、『高度な看護技術』と言うCriterionがあるとすれば、

救命救急、薬、CVCライン、PICCライン、静脈注射、心電図、CPR、傷の処置、看護知識、輸液管理、モニター、バイタルサイン、看護診断、ストーマ管理、栄養管理、呼吸器管理、気道切開の管理、シリンジポンプ管理。。。。Etc

などと、とにかくなんでも頭に浮かんだことを書いていく。

これがブレインストーミング。

ある意味連想ゲームみたいなものだね。

すごくかけ離れていてもかまわないから、とにかく書く、そしてその後適当なものをチョイスしてつなげて行くという作業。

ブレインストーミングしているうちに、現CNのリリア(仮名)から彼女がアプライした時に使用したSelection Criteriaのコピーをもらうことができた。

これで、どういうふうに書けばいいかがわかる!

 リリアに感謝!!

   コピーを読んでみて高度な英語力にがっくり。。。

           ・・・・こんなものを私に書けと言うのか??

なにせ、アカデミック英語から離れて久しい私、普段の英語でも危ういのに・・・。

自分の英語力のなさに再び、いや、三度 撃沈・・・・・。

TVで『フレンズ』を見て大うけしているP助の元に泣き崩れた。

   こ、こんなもの、かけないよ。

P助は散々、これでもか!と言うぐらい私を励まし、一緒にPCの前に座ってSelection Criteriaを考えてくれた。

準夜勤が終わった後も、毎晩夜遅くまでPCと向き合い。

私の英語力にP助も時には泣き笑い、苦労して仕上げた。

結果はどう出るかわからないけど、うまく行けばインタビューまでこぎつけるかも?

さて、これからインタビューに向けて対策を練らなければ。。。

だって、ペーパーワークなら時間もあるし、助けも得られるけど、インタビューとなると自分だけの力で挑むことになる。

問題は英語力と自分を売り込む能力。

  勉強しよう・・・。

CNまでの道はまだまだ続く。

  けい

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2008年8月19日 (火)

ステップアップのチャンス?

それは、私の病棟にクリニカルコーチとして勤務しているPさんの一言がきっかけだった。

   「クリニカルナース(CN)のポジションに申し込んでみない?」

クリニカルナースとは日本で言うと、う~~ん、なんだろう?

しいて言えば主任、副主任クラス?

と言っても、病棟にはCNレベルの人はごろごろいるんだけどね。

もちろん、リーダー業務(シフトコーディネーター:S/C)やプリセプター業務やいろんな責任もついてくるんだけど、給料もいいんですよ!!

私の今の年収と比べると70万円以上はUPするし、もちろん時給もUP!

なれるもんならなってみたい、CN。

でも、自分がなれるなんて自信なんてどこ探してもみつからない。

 「大丈夫!あなたならできるわ。私もヘルプするから。」

とPさんにしこたま背中を押され、挑戦してみることにした。

申し込むにはそれなりのペーパーワークが必要だし、ペーパーワークの後には面接もある。

面接のことは後で考えるとして、まずはペーパーワークに取り掛からなければならない。

普通の就職活動同様、カバーレター、レジメ(履歴書)、その他に「Selection Criteria」が必要になってくる。

カバーレター、レジメは前に使ったものをUPデートすればいいけど、この「Selection Criteria」が問題。。。

こんなの書いたこともないよ。

早速ネットでリサーチ開始。

簡単に言うと、このポジションが求めている基準をどれだけ自分が満たしているかと言う事を自分の経験や例や資格などを武器に売り込むものらしい。

この基準がポジションや雇用者によって違ってくるのだ。

例えば、医療事務のポジションなら「口頭や筆頭でのコミュニケーションスキル」「ファイルやカルテを整理するスキル」などが求められる。

私が今度申し込むCNポジションでは、「このポジションに値するような経験」「アドバンススキル」「問題解決力」「コミュニケーション能力」「リーダーシップ能力」「チームワーク」などなどあわせて7つのCriteria(基準)が求められていた。

   ??これをどうやって、証明すればいいの??

普段、そんなこと意識しないで仕事しているから、例を挙げろといわれても・・・。

どうやったら、自分に「問題解決能力がある」と証明できるのだろう?

このCriteriaを見ているだけで目の前が暗くなり、ますます自信消失。

Pさんや旦那P助が「あるわよ!ほら、いつだっけ?あの時も~~だったじゃない!」

と例を挙げてくれると、「あ、そういえばそうだった」とちょっと自信回復するんだけど、それを文章に起こすのが問題なんですよ!!

そして、「できる!できる!」と言っていてもそれを裏つける『証拠』が必要になってくる。

例えば『私はこのコースを受けた』『この資格を持っている』という証明は『受けていない人』『持っていない人』よりも、裏づけがあるし文章も説得力を持つ。

   私は何を持っているのだろう?

   私は何をもって証明ができるのだろう?

振り返ると何もないことに気がつく。

        また自信消失・・・・。

この繰り返し、上がったり、下がったり、できそうな気がしたり、できるわけないじゃない!とやけくそになって投げ出しそうになったり。

でも、これは自分に与えられたステップアップのチャンスだ。

もし、今回ポジションが取れなくても、次の時はどうすればいいかがわかるし、自分に何が足りないかを認識できる。

それを目標にいろいろなコースや勉強会にも参加して次はうまくやれるだろう。

今は自分のできる限りのことを全力を尽くして取り組んで、このチャンスにチャレンジしてみようと思う。

この機会を与えてくれたPさんにとても感謝している。

私ができると信じてくれているPさんやP助や他のスタッフの期待に私は逃げないでちゃんと向き合おうと思う。

応援してください。

けい

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2008年8月17日 (日)

怒涛の週末?

くったくたに疲れてます。

2日のOffの後土曜日の午後勤務がスタート。

出勤してみると、CNのエディーが病欠で私がシフトコーディネーター(S/C)になっていた。

    ぅわ。。。休み明けでいきなりS/Cはつらいな~。

でも、土曜だし、午前勤務のCNが入退院の手続きも全部終えているようだし、患者さんも落ち着いているようだから、大丈夫かな?

なんて、油断した私が馬鹿だった。

それは突然の電話で病棟が激変したのだ。

「あ、あなたがS/C?あなた本当にラッキーね~!!」となんだか、怪しげな勧誘電話のようなのりで始まった電話。

ED(救急救命病棟)が患者であふれかえっているから、何とかして病棟に入院患者を引き取ってほしいとの電話だった。

  コード・イエロー発令(病院内での急変、この場合患者ではなく、停電や汚水があふれて水が使えないなどの緊急事態。今回はEDでの患者オーバーフロー)

そして、「助っ人のナースもよこすし、PCAもついでにつけるから、よろしくね!!」

と言われたので、拒否できない。

スタッフが足りているなら、あいている別途を開放しなければならない。。。

受け入れ患者は男女含めて6人。

1人はEDから、後の5人は他の病棟からだった。

受け入れ準備、患者さんのベット移動の他にも、今にもあの世に行きそうな患者さんが2人もいて、しかもそういう人に限って、「半フルコース(NFR:蘇生は行わない+For MET:急変時には積極的に治療してほしい)」。

ぃゃ、ちょっと復活は無理だと思うよ・・・・という状態の患者+患者の状態をまったくわかっていない、もしくは受け入れるのが難しい家族。

加えてかなりの高齢。

一人の患者は緩和ケアにするのか?しないのか?というギリギリのラインでこの週末を迎えてしまった。

無呼吸もあり、意識レベルも落ちてきたので、やむおえずコードブルー発令。

駆けつけてくれた、Drもナースも「これはもう緩和ケアの領域でしょ・・・。」と顔を見合わせる状態。

当直医が家族と連絡を取り、「ナチュラルコース(NFR+NO MET:急変しても積極的な治療はしない)」に切り替えた。

そんなことが起こっている間にも、患者はひっきりなしに他の病棟から搬送されてくる。

自分でも、何が起こっているのかさえも把握しきれない。

  ぁゎ、ぁわ、あわ、パニクる私。

とりあえず、患者の受け入れもすべて終わり、夜勤者への申し送りシートも仕上げ、夜勤者への申し送りも患者受け入れをしてくれたナースに手伝ってもらって、やっと勤務を終わらせることができた。

  日曜日はエディーが出勤してくることを願いながら帰宅。

その願いもむなしく、今朝もS/Cだった。。。

昨日の患者受け入れで残っている仕事を片付けなければならない。

患者が増えたせいでスタッフは確保できたけどやること沢山。。。

わからないことも沢山・・・・ていうか、山盛り。

AHCNS(当直婦長さんみたいなもの)にも手伝ってもらって、なんとか、朝の勤務を持ちこたえた。

やれることはやったけど、こんなんでいいのか?

と疑問も沢山。

お昼過ぎに私の病棟のCNS(クリニカルナーススペシャリスト)が顔を出してくれた。

「よくがんばったわね!」とほめて貰った。

Kay「大変でしたよ。わからないことが多くて。。。」

CNS「何がわからなかった?」

  なにがわからないのかさえもわかりませんでした・・・・。

CNS「もっと自信を持って。それともサポートがほしい?」

    !!??サポート??!!

「つけてもらえるなら、つけてくれると助かります。」と伝えて、ちょっと後悔した。

だって、そのサポートにつくのはどうやらクリニカルコーチのエイド(仮名)らしいから。

私、あの人の前だと緊張して動けなくなるんだよね。。。

ま、これも試練だと思ってがんばります。

とにかく終わってよかった。

ぁ、そうそう。

そういえば、明日も日勤でしかもS/Cでした。

がんばってきます。

けい

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2008年6月24日 (火)

ある特定のタイプ?

昔からなんですが、『先生』の前ではいつもヘマをやらかすタイプなんです。

『人前』に出て話したり、歌を歌ったり、ジョークを言ったり、変な事して人を笑わせるのは嫌いではないし、得意なんです。

『ある特定のタイプ』の人の前だと、あがってしまって、いつも出来ていた事ができなくなる。

そんなことありませんか?

そんな『ある特定のタイプ』が私の病棟にいます。

彼女はとても仕事ができて、テキパキしていて、頭の良いどちらかと言えば『外科系タイプ』のナースです。

彼女は『クリニカルコーチ』として私の病棟で働いている。

クリニカルコーチは患者を受け持つわけではなく、現場のスタッフのわからない事やケアの手順を教えてくれたり、難しいケースに当たると、その解決法を導いてくれたりしてくれます。

私達現場スタッフにとっては、行き字引きみたいな頼れる存在なのです。

   が、 

彼女の前だと緊張していつもは簡単に入れられる静脈留置針もうまく入れられなくなる。

存在感が大きいだけに、余計にプレッシャーに感じるんです。

昨日も受け持ち患者さんを椅子からベットに移そうとした時、彼は2人介助なので、他の同僚にヘルプを求めた。

そしたら、同僚と一緒に『彼女』もついてきた。

私は既にベットもオープンにしていたし、ベットの上にスライドシートを載せて準備OKでした。

彼女はベットの上にスライドシートをなぜ載せているのか?疑問に持ち、私達の介助の様子をドアのそばで見守る。

こういう時は「いつも」がいつもにならない事が多い。
2人介助+歩行補助機(Zフレーム)で移送途中に患者さんの膝が『かっくん』となって転倒しそうになった。

そこにいた「彼女」がヘルプしてくれて転倒は免れたが、スライドシートの活用法はご披露できず。。。

まぁ、いいんだけど。

『彼女』の前でへましなくなれば、私も一人前?

その道のりは遠い。。。

けい

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2008年5月16日 (金)

Kay切れる!!

私は患者さんに対しては気が長いほうだと思っている。

どんなに罵声を浴びせられても、ある程度は我慢できるし、
患者さんが言う事を聞いてくれなくても、患者さんが受け入れてくれるまで気長に待つことが出来る。

    が・・・

昨日はさすがの私も切れてしまった。。。

私の受け持ちは男性4人の大部屋で、患者さんの1人、Sさんが超肥満(160キロ以上)の為、4人部屋を3人部屋として使っていた。

Sさんは何かとスタッフとの折り合いが悪く、態度が悪いのでスタッフのほとんどから受け持ちを拒否されていた。

Sさんの他の患者さんは二人とも混乱気味で『転倒や脱走のリスク』がありガード(監視する人)が付けられていた。

事件は夕食後に起こった。

混乱気味の一人、Pさんは認知症があり、夕方過ぎると余計にそれがひどくなる。

この日は夕食前から徘徊が始まり、ベットの周りをうろうろしていた。

英語が少ししか話せず、イタリア語で家に帰りたい、家に電話をかけたいと言うので、Pさんの娘に電話をかけて話してもらったが、電話中に泣き出し、余計に混乱。。。

時期を見計らって気を静めるような作用の薬を飲ませようとするが、もちろん、拒否。

話を聞くにも、イタリア語がわからず、「英語で話して。」と言っても、イタリア語で必死に訴える。
そこに割って入ってきたのがPさんのベットの真向かいに寝ていた巨体のSさん。

「いいかげんにしろ!このボケじじい」まがい的なことを言って、Pさんを挑発してきた。

それに答えるかのようにPさんもますますエスカレート!

Sさんのベットにちかづいて行こうとするので、二人の間に割ってはいる。

Sさんはベットの上で『ファイティングポーズ』を取るし、Pさんはイタリア語で罵るし。

   今日は満月なの?

と思ってしまうぐらい、修羅場と化す病室。

急いでSさんのベット周りのカーテンを覆い、Sさんを隔離。

面白くないのはSさん。

「なんでカーテンを引くんだ!カーテンを閉めるな!開けろ!!患者の人権を無視するのか?上のものに言いつけるぞ!」

と抗議する。

もちろん、無視し、病室から出て行くPさんを追った。

Sさんはその後もスプーンでベットレールを叩いたりしていたので、しばらく病室には戻らなかった。

Pさんは引き続きナースステーションで家に電話してくれと他のナースに訴える。

Pさんの水薬の鎮静剤を取りに病室に戻ると、足音で私が入ってきたのがわかったのか、カーテン越しにSさんが私に言った。

「おぃ!おい!! IDIOT(ばか者)、カーテンを開けろ! おい!聞こえているのか?俺は英語を話しているんだぞ!」

さすがの私も切れました。。。

これは明らかに言葉の暴力です!!

「あなたの言動は受け入れる事が出来ません。上のものに報告します。」

とSさんに言って病室を後にした。

シフトコーディネーターに報告し、すぐに時間外クリニカルナーススペシャリスト(CNS)に報告。

CNSとS/Cが私からの事情を聞くとSさんに所に話をしに行った。

Sさんの言い分はPさんがスタッフに対しイタリア語でひどい事を言っていた事に頭にきて、私たちの代わりに注意をしようとしたとのこと。
だから、それを止めようとした私に頭に来たとのことだ。

CNSはそれにしてもスタッフをばか者呼ばわりする事は許されないとして、謝罪を求めたが、Sさんはそれを拒否。
私がカーテンを引いた事を謝るならSさんも謝るとのこと。

  カーテンを引いたのは正しい行為ですよね?

CNSは私は間違った事はしていないと言ってくれた。

私は謝る事はしないとCNSに言った。
別にSさんが謝ってくれなくてもいい。
私はSさんの看護を拒否するだけだ。

病室であった事を看護記録に残し、Sさんから逃げるのもイヤだったので、何事もなかったの様に冷静にそれでいて簡潔に仕事だけを済ませようと就寝前の与薬をする為に病室に向かった。

Sさんのベットに行くと

「さっきはごめんね。」とSさんが謝ってきた。

「もういいです。」とプロとして感情的にならずに接するように心がけた。

Pさんは落ちついてはいたが、相変わらず病室とナースステーションを行ったりきたりしていた。

今までに患者さんに怒鳴られる事はあったことはあったが、どの患者さんも錯乱状態かまたは精神的障害を持っている人で、ほとんどの場合本人は何を言っているのか理解していない場合が多い。

今回は違う。

Sさんはちゃんと自分が何を言っているかを理解していて、なおかつどうしたら相手の心を踏みにじる事ができるかをちゃんと理解して発言しているのだ。

自分の態度が自分の入院生活の居心地を悪くさせているのに・・・。

これは彼が選んだ道なので、私にはどうする事も出来ない。

しばらくの間、Sさんの受け持ちは拒否させていただく事にする。

   けい

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2008年5月 2日 (金)

地獄の2分間?

私の病院は医療スタッフは1年に一回火災訓練、マニュアルハンドリング(患者の移送訓練)そしてBasic life support(BSL)(救命訓練)を更新しなければならない。

マニュアルハンドリングは1ヶ月前に講習を受けて済ませたが、BSLに関しては予約していた講習がキャンセルとなり伸ばし伸ばしになっていた。

昨日は午前勤務だった私の所にSD(スタッフ教育係)ナースのジャネール(仮名)がやって来て言った。

ジャネール「Kayは確かBSLの更新がまだだったわね。今日、講習があるんだけど、どうかしら?」

  今日ですか? すっごく急ですね。。。

ま、明日は休みだし、これを逃すと次がいつになるのかもわからなかったので、引き受けた。

「はい、じゃ、終わったらこれにサインもらってきてね。」と言って、ジャネールはBSLの冊子とBSLアセスメント用紙をくれた。

アセスメント用紙??

 え?テストするんだっけ?

そういえば、BSLは『病室に行ったら、患者さんが床に倒れてました。さあどうする?』と言ったシチュエーションで救命方法(CPRを含む)をアセスメントするんだった。。。

      しまった・・・ 忘れていた。

準備も何も、資料もたった今渡されたし。。。復習する暇すらなかった。

    こんなんでパスできるのか? 

あ、でも他の講習生もいるからそれを見ながら復習すればいいか~!

なんて、お気楽な気持ちで講習室に向かった私。

  講習室に入ると、誰もいない。。。

    あれ? ちょっと早く来すぎたかな?

しばらくすると、講師のエレナ(仮名)が部屋に入って来た。

私のアセスメント用紙を受け取り、私の名前を確認すると「じゃあ、はじめますか。」とエレナは言った。

  ぇ? 私一人?

     が~~~~ん・・・ ・  ・   ・。

考えが甘かった。 

私一人じゃ、他の人を見て復習も出来ない。

しかも、エレナが「今日はあなた一人だし時間短縮の為に、アセスメント用紙に沿って質問して、答えられなかったら説明するって形でいいわね?」

  半ば強制的・・・。

「はい」以外何と言えるか?

早速、テスト開始。

この所、コードブルーが立て続きにあったので、急変時の対応、除細動器(Defibrillator)の使い方についてはなんとか答える事ができた。

そして、DRABCにそって模型の患者さんの救命実践開始!

模型の患者さんに除細動器を装着し、CPRを開始する。

「私は腰痛があるから、アンビューバック押すわね。はい、あなたベットに早く乗ってCPR開始! 30回プッシュしたら私が2回アンビューバックを押すからね。じゃぁ、2分間!行くわよ!! 始め!!!」

   え? 2分間もですか?

と、嘆いている暇もなくCPR開始。

1,2,3,4,5,~~,28,29,30!!

   ビュォ~~、ビュォ~~~(アンビューバックを押す音)

「早すぎず、それでいてゆっくり過ぎずにね。じゃないと2分間もたないわよ!」

とエレナ。

1,2,3,4,5,~・・・

そんな曖昧な事言われても・・・。

6,7,8,9,10,~~・ ・ ・。

これ、相当体力使いますよ・・・。

・ ・ ・ 28,29,30!!

    ビュォ~~、ビュォ~~~

この繰り返し、2分間。

  なげ~~~~~ょ!!

こんなに2分間が長いと感じたことはなかった。

2分間のCPRの後、ヘロヘロになってベットから降りて除細動器のボタンを押す。

  こっちが死ぬかと思った。

そんなこんなで、無事テストに(なんとか)パス出来ました。

これで、後1年間は大丈夫!(なにが?)

この間にCPRを行う出来事に遭遇しない事を祈るばかりです。

  けい

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2008年4月29日 (火)

S/C修行中?

ふ~~・・・。

シフトコーディネーター(S/C)の見習い3回が終了しました。

午前勤務でのS/C1回、午後勤務でのS/C2回が終わりました。

この修行で学ぶ事は沢山あり、しかも、何かわからないことがあった時に『すぐに聞ける人(クリニカルコーチやSDナースなど)』がそばにいる事はすごく心強く、何かと『ぁ、助けて~~』光線(上目遣いでコーチを見る、まるで子猫のように・・・。)を使っていろいろと指示をもらっているわけなのですが。。。。。

S/Cの仕事の中で、一番のネックなのが

    『申し送り』です。

S/Cは各勤務が終わる前に病棟スタッフから患者の状態を聞いて、それを次の勤務のスタッフに申し送りしなければならないのです。

この申し送りはだいぶ慣れてきました。

S/Cのシフトでない時も全体の申し送りは毎日聞いて受け持ちじゃなくてもメモするので、だいたい情報はひろえるし、

まあ、私が全体の申し送りをした後に各スタッフで1:1の申し送りをするので、私の申し送りで不明な点があれば、直接受け持ちのスタッフに聞いて~と逃げ道があるので、いいのですが。。。(ぃぇ、そんなんじゃいけないんですけどね・・・本当は・・・。)

    ここで落とし穴が一つ!!

S/Cは入院患者の申し受けをしなくてはならないのです!!

患者さんが退院すると、すぐに他の病棟(ICU,EDを含む)から新しい患者さんが転棟してくるのですよ。

そして、転棟する前にその患者さんの情報をもらって、それに基づき受け入れ準備をしたり、受け持ちになるナースに申し送りしたり、申し送り用紙に基本情報などを打ち込んだりするのもS/Cの仕事なのです。

患者さんがいれば、患者さんを観察したり、カルテを見れば一目瞭然でも「電話での申し送り」となると話は別・・・。

    ナースが何を言っているのかわからないんです!!!

(ぇ? そんなこと大声で宣言していいわけ?)

この前、午後勤務でのS/C修行中のこと、「転棟患者さんについての申し送り」を転出先の病棟S/Cから申し送りを受けた。

「Mrs I 54歳 女性、チームDrはOOで脱力と高カリウム血症で入院。」

ここまでは良かった。

ちゃんと聞き取れていたから・・・。

「既往歴として、てんかん発作、右の~~~ectomyしてて、だからてんかん発作があったのね。」

  ~~~~ectomy???

Kay「何ですかそれ?」

-ectomyとは医療英語で『器官やその一部を切除することを意味する』接続語の事。

だから、~~摘出したのはわかるんだけど・・・。

   ??いったい何を摘出したの??

「脳よ。」と転出先のS/C

     脳ですか・・・?

仕方なく申し送りノートに「R)Brainectomy??」とメモを取る。

    注)こんな言葉ありません!!(注

転出先S/C「まぁ、そんなだからフルケアの患者さんね。」

Kay「移動はどうしてますか?2人介助ですか?歩けますか?」

転出先S/C「う~~ん。私もよくわからないわ。とにかく、フル介助よ。ま、受け入れ準備が整ったら電話ちょうだい。そんなに急がなくてもいいわよ。次のシフトでも。」

と言い残し、電話を切られた。

   が~~~ん・・・ ・  ・  ・  ・。

どうしよう?夜勤勤務ナースが来るまでにあと1時間をきっている。

急いで各スタッフから申し送りを聞いて、夜勤者への申し送りの準備。

入院が入る女性大部屋の受け持ちナースにも申し送りをして、

急いで受け入れ準備を進める。

  が、入院患者が転棟してくるのを待つことなく、夜勤勤務への申し送りが始まった。

Mrs I については電話の申し送り以外、何も情報がない・・・。

しどろもどろで、「Mrs I さんは今から転棟してきます。電話での申し送りによると・・・。

R)Brainectomy?? って言うか、あの、その~・・・。」

言葉に詰まる私。。。

「は~~~? R)Brain-ectomy?って右脳全部ないの? 生きているのその人?」

    いい質問です。

       こっちが聞きたい。。

「ま、来ればわかるからいいよ。」と他のナースにさらっと流され、申し送りも無事終了。

やっと、勤務から解放されたのでした。

で、次の日勤務に来て見ると、ちゃんと申し送りシートは書き直されていた。

そこに見たものは

  R)Frontal Lobectomy(右前頭葉一部切除術)

右脳はちゃんとあったみたいです。。。

いいのか?

こんな私がS/Cなんかになれるのか?

 私の修行はまだまだ続きそうです。

  けい

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2008年4月21日 (月)

S/C修行はじまる?

今日はこれから午後勤務。

今日はシフトコーディネーター(S/C)の見習いとして、クリニカルコーチのエイド(仮名)と一緒に勤務をする。

記憶力の良い方、ここで ??? と思ったはず。

そうなのです、もうS/Cとしては去年デビューしていたのですが、

その後数回S/Cをやったきりで、今年に入ってからはスタッフが増えたせいかS/Cはやってませんでした。

今年に入って、ナースマネージャー(看護師長みたいなもの?)とクリニカルナーススペシャリスト(CNS)が変わって新しくなり、彼女らの方針でちゃんとS/Cとしての役割を手取り足取り教えてもらえる事となった。

見習いとしては3回一緒にエイドが付きっ切りで教えてくれる。

その後、エイドからOKが出れば、一人立ちとなる。

ちょっとドキドキです!

でも、今までは「なんとな~く」乗り切ってきた感じで、どこまでがわたしの仕事なのかはっきりしなかったし、いきなり『これやって!』と言われても、『???』と言う手探り状態だったので、今回ちゃんと学べる機会が与えられてラッキー!

この見習い期間も時給が上がるのか?ちょっと心配ですが
(レベルが1-5でもS/Cをするとその時間だけレベル2-1<CNレベル>になる=時給約4ドルUP!)

頑張ってきます!

  けい

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2008年4月14日 (月)

やばいっっと思った瞬間?

昨日、私の受け持ち患者さんの一人に「車椅子に乗って散歩に行きたい。」と言われた。

この患者さん、まだ若くて(54歳男性)糖尿病で左足切断、それでも自分で出来る事は自分でやるので、あまり手はかからないのだけれども、

ヘパリンの持続点滴中で、

そして、肺水腫を併発し、酸素8リットルいってる。

それ以外は特に問題ないのだが、『一人で行かせるわけには行かない。』

だから、「昨日面会にいらしていた、お母様は今日は来られないの?」と聞いてみた。

誰か付き添ってくれる人がいれば、こちらとしても安心だしね。

「ぁ、彼女は母じゃなくて、妻なんだけども・・・。」

   ・・・・・・・ゃべ。

「奥さんには、くれぐれもこのことは内緒にしてくださいね。」

と言ってその場をごまかした。

 患者さんの家族関係を見分けるのって、本当に難しい。。。

奥さんを『娘さんですか?』って言うのは、まだ許される範囲かもしれないけど。

本当に奥さんがそこにいなくて命拾いした・・・。

 こんな経験ありませんか?

  けい

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2008年4月 5日 (土)

傾聴効果?

まずはこちらをご覧ください!

(アメリカでCVICUでRNとしてご活躍されている、TISANEさんのブログです。)

この中に書かれている、

『そう言えば、ナースになって2年目くらいのとき(日本の病院で)、5分おきにナースコールを押す患者さんがいて、スタッフ全員がヘトヘトになっていた
その時、病棟に来てくれたリエゾンナースが言っていたっけ
「患者さんは、必ず最後に『ありがとう』と言う・・・それまで、がんばって話を聞いてあげると、こちらを信頼してくれるようになる」と
用が(こっちの用事が)済んだか済まないかのうちに、足が病室の外に向かっていると、また呼ばれる、というのだ
・・・でも、忙しいし
だいたい、「あの」患者さんが『ありがとう』だなんて、考えられない!
というのが、その頃のスタッフの反応』

これを読んで、なるほどと思いました。

そして、私自身で実践してみようと思ったのです。

私の病棟に入院しているMr G 79歳、彼はリタイヤメント・ビレッジに住んでおり、嘔吐、嚥下困難、食道狭窄で入院し、食道がんが見つかり、食道狭窄はステントを入れてなんとか改善、食べ物も食べられるようになったが、ガンに対しては化学療法適応ではなく、温存療法でただ今ナーシングホームの施設待ち。

彼はナースコールを頻回に押す + つかまるとなかなか抜け出す事が出来ないというあり地獄のような患者だ。

だから、自然とナースの足も遠ざかる。。。ナースコールも無視されがちになる。。。だから、Gさんも必死にベルを押して自分をアピール!!と言った悪循環に陥っていた。

そして、とうとう私の番がやって来た。

Mr Gの受け持ちナースが他の患者の対応で忙しかったので、私が変わりにMr Gのベットへ行った。

『御用は何ですか?』と聞くと「電話をしたいのだが、電話のかけ方が難しくって・・・。番号を言うから電話をかけてくれないか?」とGさん

「いいですよ。」と枕元にある電話に手を伸ばすと、

「ぼくはOOに住んでいて、そこには沢山の家具や私物があってね、もうそこには帰れないからそのものを処分しないと考えていてね。。。。」とどうして電話をかけなくてはいけないのかの説明を自分の病歴、回復経過まで織り交ぜて、それはもう喋る喋る!!

結局、電話先の相手は留守でGさんは話すことが出来なかった。

その後も、まだまだ話しは続く・・・。

話が終わりに近づくと

「AND!! ~~~」

「ティッシュが無くなるので、新しいのが欲しい。」

「And!!! このテーブルの上のサンドイッチは食べられないので誰かにあげて欲しい。」

「Before you go, ~~~~。」

と、この調子でGさんは20分も話し続けた。

そして、ついに! ついにあの言葉がGさんの口から出た。

「Thank you」

「ぼくの話に付き合ってくれてありがとう。とても満足したよ。」

私はようやく病室を後にする事が出来た。

こんな事めったに出来る事じゃないけど、TISANEさんが書いていたことは本当だったんだな、と実感する事が出来た。

それで、Gさんが押すベルの回数が激減したかどうかはまた別の話だけど。。。

忙しさにかまけてついつい疎かになってしまう傾聴、患者さんの話を聞くと言うのも立派な看護の一つなのだといつまでも忘れずにいたい。

  けい

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2008年4月 3日 (木)

英語はなしてますけど、なにか?

今日は『愚痴』です。

  ので、『愚痴』を聞きたくない人はスルーしてください。

では、いきます!

私の病棟に来る派遣PCAのトム(仮名)は病棟で見かけるなじみの顔だが、

彼の仕事はすごくスローでトンチンカン?なことが多い、

年齢で差別するつもりはないが、かなりの高齢?(そう見えるだけ?)で患者さんによってはどっちが世話しているの?って感じ。

だから、彼がPCAで来ている時は全く当てにしない。

って、いうか、『え?あなた今日いたの?』とお昼近くになってようやく気が付いたりする。

  まあ、いいんです。

仕事の邪魔しないでもらえれば、いいのです。

この前のこと、彼の一言にすごくカチ~~~~~ンと来てしまいました。

お昼過ぎてからの事、トムが私のところに「Mrs Pがトイレに行きたいといっているけど、どうする?」と聞きに来た。

Mrs Pの受け持ちナースはちょうどお昼休みに入っていた。

Mrs PはTrachy(Tracheotomy tube:気切チューブ)が入っているが、2人介助でトイレに移動できるのでトムに「トイレに移動させるから手伝ってくれる?」と頼んで、2人でMrs Pの部屋へ行った。

Mrs Pはとても小柄なおばあちゃんだが、小柄の割には肉付きがいい。

なんとか、二人でトイレに移動させる事が出来た、(トムの立ち居地はどうよ??ッて感じだったけどね)がトイレに座らせたと同時にMrs Pは咳き込み、Trachyから大量の痰が・・・。

パットをはずした手袋では、吸引チューブを扱えないために、トムに「手袋とって」と頼み急いで吸引の準備。

トム「え?何?」
Kay「手袋! A Glove 取って!(一つで十分だから)」
トム「? は? 何?」
Kay「Gloveだよ!そこにある青い手袋!!」
トム「え?ブルーぃー?(平型オムツ見たいのをこう呼ぶ)」

(私の心の声) ちげ~~~よ!!

トム「ぁ、手袋ね!」

(私の心の声) だから、さっきから何度も何度も言ってんじゃねーか!!

手袋をはめてMrs Pの吸引をしている私の背後でトムが薄笑いしながら言った。

     「ちゃんと英語はなしてよ。」

   はぁ~~~~~???

と青木さやかばりに振り向いて、

人の英語の事言う前に、その両耳に入っている補聴器の電池入っているか確かめたら???

と、言ってあげたかったのですが。

ノド元まで来て飲み込みました。

だって、ついこの間、

『いつまでも謙虚な心と感謝の心を忘れずにいたいと思うAUS看護暦2年目です。』と誓ったばかりですもの!

吸引機を持つ手が震えていた事にMrs Pは気が付いたかしら??

患者さんにならまだ我慢できますが(言われ慣れてるしね)、PCAに言われたのは初めてです!!!

いったい何様のつもり?

と、吸引を終えても私の怒りは収まらず、「Mrs Pのシーツ交換しておいて(ぬれてるから)」と言い残し部屋を後にしました。

私もまだまだ修行が足りないな・・・こんな事でむかつくなんて・・・。

と反省しつつ、今度同じようなこと言ったらその口縫い合わせてくれるわ!!

と、心に強く誓う私でした。

 ぇ?謙虚な心はどこへ?いったって?

今探してます。 しばらくおまちください。

  けい

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2008年3月26日 (水)

AUSで看護暦2年目

オーストラリアのここパースでRN(正看護師)になって、今の病院で働き始めて1年が経ちました。

あっという間でした。

まあ、二年目になったからと言っても何も変わらないのですが、いつ給料が上がるのかが気になるところではあります。

さてさて、この1年間いろいろな事があったわけです。

嬉しい事、辛い事、失敗したり、患者さんに怒鳴られたり、仕事がスムーズに行かずに凹んだり、医療英語に泣かされたり(今も泣かされてますけど)ね。

P助や友人、同僚、そしてこのブログで皆さんに励まされて、1年間頑張る事が出来ました。

ありがとうございます。

この1年の経験で、ちょっとは自信がついたような気がします。

ぁ、ちょっとだけね!

この1年間で精神的にもかなり鍛えられ、ますます強くなっていく自分がちょっと怖いです。

ぁ。ちょっとだけね!!

この前、入院してきたIさん男性、名前からして東ヨーロッパ系のおじいちゃん。

ちょっと強面で、もろに『頑固オヤジ系』でひと癖ある感じ。

「どこ出身ですか?」と聞くと「クロアチアだ」と言うので、早速片言のクロアチア語で挨拶すると、

「クロアチア語は喋れん!」とピシャリっっ

 あ、そうですか・・・(まあ、いろいろ事情もあるのだろう)

その後もIさんは頑固オヤジ振りを発揮するする!

そして、挙句には「お前が何言ってるかわからん!ちゃんと英語話せ!!」と言う始末。

1年前の私なら、『スイマセン・・・。』と凹んで、ますます話すのが怖くなっていたと思う。

Kay「I try to speak English!! If you can not understand my English, Speak Japanese!!」

とっさに私の口から出た言葉に私自身が驚いた。

その後もシフトの終わりまでIさんは『頑固オヤジパワー炸裂』状態だったわけですが・・・。

私も打たれ強くなったというか、このタイプの患者の扱いが慣れたというか・・・。

いつまでも謙虚な心と感謝の心を忘れずにいたいと思うAUS看護暦2年目です。

けい

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2008年3月12日 (水)

ついてるんです?

ただ今、夜勤から帰ってまいりました。

帰りにスーパー『イガ』によって、今夜の為の夜食もたんまりと買い込んで来た次第であります。

さて、看護業界ではナースが患者さんの死を看取ることが重なる事を『ついている』と言います。

病院ですから、元気になって帰っていく患者さんのもいれば、最後まで病気と闘い天へ召される患者さんもいるわけです。

ある特定のナースが勤務する時に限って、『天国間近』の患者さんが旅立たれる。

そうすると、他の同僚ナースは「OOさん、最近ついているね。」と言われちゃうのです。

さぁ、前置きが長くなりましたが、自分が言うのもなんですが、私も『ついている』ナースの一人です。

私が夜勤をすると、7割の確立で患者さんがお亡くなりになられます。

今日もまた1人、患者さんを天国へとお見送りしてきました。

昨日あたりから具合が悪くなり、ナースステーションのまん前の個室に移動してきたSさん男性。

呼吸状態も悪く、酸素も15リットルめいいっぱい行ってました。

私の受け持ちではなかったのですが、Sさんの受け持ちナース、キャリー(仮名)が1時間の仮眠に入るので、その間に「バイタル測っておいてね」と頼まれました。

時間通りに、バイタル測定をするが、何回やっても血圧が測れず、酸素飽和度も取れない。
呼吸は40回と頻回で体温も低い。

両手の脈も触れず、心音を聞いて心拍数を数えようとしたが、呼吸雑音があり、なかなか聞き取れない。

酸素飽和度を測る機械をとっかえひっかえして、やっと取れた数値は酸素15リットル(マスク)で84%・・・。

      かなり悪いな~。

なんて思っているうちに、呼吸回数が落ちてきた。

酸素飽和度も取れなくなり、『やばい、このままでは、また私が送ってしまう・・・』と思ったのもつかの間、みるみる呼吸が深くなり、回数も少なくなっていった。

(Sさんは『延命治療拒否』なので、これ以上の治療は出来ない)

私はSさんの手を握り、肩をさする事しか出来なかった。

Sさんに教えてもらった、ポーランド語で『I LOVE YOU』と耳元でささやいた。

Sさんがまだ元気だった時、教えてもらったポーランド語で「I LOVE YOU」と言うと、Sさんはいつも、にっこり微笑んでくれた。

その笑顔はもう見ることは出来なかった。

Sさんの呼吸が止まるまで、私はSさんのそばで、Sさんの手を握り、Sさんの耳元でポーランド語で「I love you」と「Thank you」を言い続けた。

Sさんは最後に大きく息を吸い込むと、ゆっくりと息を吐き、呼吸を止めた。

苦しみもがくことなく、眠るように安らかな最後だった。

「つくようになる」のは患者さんが最後に看取って欲しい人を選ぶからだと昔、同僚から聞いたことがあります。

私はポーランド語の「I love you」と「Thank you」は一生忘れないだろう。

Sさん、どうか安らかに眠ってください。

そして、今夜はつきませんように。

  けい

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2008年2月29日 (金)

エンターテイナー・ナース?

この間、病棟で同僚ナースに言われた。

「Kay。この間ね、Kayが休みだった時に、ガード(不穏な患者さんを監視する仕事)として来ていた私の友達が『今日はKayいないの?』と私に聞いたから、『彼女は今日OFFだよ。』と答えたの。そしたら、『なんだ~。今日はつまらないな~。』って言ってたよ。」

他の同僚のナースにも休憩中に「仕事に出てきて、同じシフトにKayがいると、仕事が楽しく思える。」と言われた。

        嬉しかった。

普段、病棟でバカな事(配薬カップを両目にはさんで『水中眼鏡のまね』をしたり、髪の毛を全部下ろして『貞子(知らない人はアダムスファミリー)』のまねして、患者さんを怖がらせたり・・・)ばっかりしている私。

だから、信頼性がかなり低い・・・?

仕事中にかなりエンターテイメントが入ってしまってます。。。(特に週末)

日本にいた頃から多くの患者さんに「看護婦さん、仕事の選択間違えたね。吉本行けばよかったのに。」と言われ続けてきました。

  私のユーモアは患者さんを救えるでしょうか?

少なくとも、私は楽しんでます。

  けい

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2008年2月21日 (木)

戦うな!新人!!

新人として仕事を始めると、いろんなものと闘わなければならない。

時間、常識、能率、能力、責任。

その中で、患者さんと共に病気と闘ったり、先輩と共に戦ったりする。
でも、決して、決して戦ってはいけない人がいる。

  それは、病棟の先輩だ。

今日の話は、それはもう見事に先輩に対して戦闘体勢に入っているとしか思えないSザン(仮名)のお話。

Sザンは2月から新しくRNとして働き始めた、大学出立てのまるっきしの新人。

だから、オリエンテーションも十分に行い、いつもよりも手厚い指導が入る。

最近やっとながらも自立して、患者を受け持つ事ができるようになった彼女だが、なれないケースも多く、助けが要るのもおおいにわかる。

他のスタッフやクリニカルナースに質問するのはいいのだが、彼女はその意見に向かって戦うのだ。

ぃゃ・・・少なくても、私に対しては戦いを挑んでいる。

この前、Sザンが受け持っていたMr.シローはとってもお茶目なおじいちゃんだが、痴呆があり、徘徊するし、それに足につけた大きなドレッシングも暇つぶしにと外してしまうのが曲者だった。

Sザンが私に聞いた。

Sザン「ねぇ、Kay。このシローさんのドレッシングはどこにあるの?」

シローさんのドレッシングは他の患者さんとは違う特別な物だったので、シローさんの部屋にキープしてあった。
それを指して、「ここだよ。」と言った。

Sザンは私の答えを聞ききらないうちに、「どうやるの?」と聞いてきた。

   私も忙しいんだけど・・・。

と、言う気持ちを抑えて、Sザンに「この人のカルテに傷のケアプランがあるでしょう、それを見て・・・・。」と説明しだすと、彼女は「あ、いいの。私ドレッシングやるつもりないから、物がどこにあるかがわかればいいの。」と。

え? きちんと処置すれば明日の朝まで持つのに。。。

彼女はケアプランも省みず、その場の物品を使って、ドレッシングを治していた。

なんか、『いいの、この状況を乗り切れれば、後はどうでもいいの。』

と言うような気持ちが彼女の背中に見え隠れしていた。

その前にも、Sザンの患者(男性)の尿サンプルを取らなければならない時だった、
その人は尿失禁がある人なので、尿意もないし、トイレにもいけない人だった。

Sザンが「ねぇ、Kay。この人の尿サンプル取るのにどうすればいい?」と聞いてきたので、「わたしなら、小さなビニール袋をおちんちんに巻きつけて、取るけど。日本ではそうしてたし、何も問題なく、経済的だから。」と答えると、

Sザン「ユーロドーム(コンドーム方の尿器)を使おうと思っているのだけれども、この尿パックこの先に付ければいいのかな?」
Kay「そんな無駄もの使わなくても、ビニールで・・・。」
Sザン「これ使った事ある?どうやるか見せて。」

私はSザンに装着方法を見せた。

だったら、最初から、「このやり方見せて」と言えよ!!

ま、いいんだけど。

    楯突くなら、初めから聞くなよ!!

そう思っているのは私だけではどうもないらしい。

同じ病棟のリリー(仮名)も「聞くから答えたのに、あなたの意見に賛成できないとか言って!!めっちゃ腹立つ!!こっちは何十年とこの仕事やってるのに、そんな卒業したてのひよっ子にそんなこと言われたくない!」とお怒りのご様子。

りりーは十年以上も経験があるベテラン看護師だ。

  ぇ? あのリリーさんにまで盾を突くなんて!!

ある意味、怖いもの知らずと言うか、世間知らずと言うか・・・。

Sザン、先輩の話は聞こうね。

先輩から学ぶ事は沢山あるはずだよ。

私達があなたたち新人から学ぶ事が多いように。

 けい

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2008年2月 8日 (金)

スーパーコーチがやって来た!!

クリニカルコーチとしてPさんが私の病棟にやって来た。

ランチやモーニングティー、そして飲み物が入った大きなバスケットを抱えて彼女はやって来た。
小柄な体系、後ろで一つに束ねた髪、銀色の髪の毛の色を赤茶色に染めれば、昔NHKで放送していた「スプーンおばさん」にそっくりだ。

スタッフに対しても患者さんに対しても対応がほがらかで、優しいが、観察力、洞察力は鋭く、きちんとその人のポイントを突いてくる。

侮れない・・・Pさん。

Pさんはどんなに忙しくても、指示をしたらほったらかしにしない。
普通、CNSが患者さんの何らかの異変に気がついたら、OOしたらどう?と、アドバイスをするが、だいたいその後はほったらかしのことが多い。

Pさんは必ず、「どうだった?」と聞いてくれる。
そして、駄目なら他のアプローチを一緒に考えてくれる。
だから、こちらも、これでいいのかな?と思いながら業務を終えることがなく、安心してケアが行えるようになった。

Pさんはスタッフ一人一人を尊重してくれる。

つまらない質問をしても、
「はぁ?こんなの常識でしょ?」
「こんなのも知らないの?今までいったい何勉強してきたの?」
などとは、口が裂けても言わない。

この年になると、「?」と思っても、なかなか口に出して「わかりません」とは言いにくくなる。
でも、Pさんになら、聞ける。

それに、ちゃんと褒めてくれる。

  これ重要!

わたし、褒められると伸びるタイプなんです!

しかも、褒めどころをちゃんと抑えているPさん。

素晴らしいコーチに恵まれて、私は幸せだと思う。

Pさんからはまだまだ学ぶ事が沢山ありそうだ。

Pさんのおかげで、仕事に行くのがちょっと楽しくなった。
今日は何を学べるのだろう?と学ぶのが楽しくなった。

そんなPさんの存在はとても大きいと思う。

ありがとう、Pさん。

  けい

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2008年1月29日 (火)

アルコール依存症

人はそう簡単には変わらない。

わかっているつもりだったが、忘れていた。

人は自分で変わろうとしない限り、変わらない。

私はどう頑張ってもその人を変えることは出来ない。

ちょっと、仕事で疲れています。

私の病棟にはIVDU(覚せい剤使用者)やアルコール中毒の患者さんが入院してくる事が多い。

この類の患者さん達は、繰り返し入院してくる事が多い。
酔っ払って道端にねっころがってたのか、なんだか知らないが、車に引かれたアルコール中毒の患者Jさん(男性)はうちの病院のED(救急病棟)に担ぎ込まれた。

私の病棟のベットが空き、JさんはEDから転棟してきた。
EDで切られた血まみれのTシャツ、同じく血まみれの短パン、ひん曲がったサングラス、タオルに包まれた6本の缶ビール、そして巻きタバコ、それらが入れられた患者用のプラスチックバックと一緒にJさんはやってきた。

事故によって取れそうになった左の耳は、綺麗に縫合され包帯がぐるぐる頭に巻かれていた。

アルコール離脱の治療目的のため、6本の缶ビールはナースステーションで没収する事になった。

アルコール離脱チャートに従って、バイタルサインを定期的にはかり、離脱症状、禁断症状をチェックする。
必要があれば、定期的にジアゼパムを与える。(禁断症状を軽くするため)

そうやって、Jさんもアルコール離脱が順調に進んだ。
左耳の外傷によりパンパンにはれていた顔のむくみも良くなり、クリームパンみたいだった耳も腫れが引いてきた。

だんだんと体調が良くなるに従い、Jさんは「家に帰る」と言い出した。

Drの退院の指示は週末明け、その週末はオーストラリアデイと重なり、土、日、月の3連休だった。
身寄りのないJさん。
家に帰っても誰もいない。
誰もいないから家が心配なのもわかる。
病院にいればクーラーもきいているし、3食昼寝付なのに。
でも、Jさんは帰ると言い張り、当直医の「AGAINST MEDICAL ADVICE」のフォームにサインをして帰って行った。

Jさんが帰ればお酒を飲むのは誰の目から見ても明らかだった。

なんだか悲しくなった。
すごく虚しくなった。

体調が悪い時は、「もう酒は止める。」と言っていたのに、良くなったとたん、飲まずにはいられなくなる。

これがアルコール依存症なのだからしょうがないのかもしれないが、なんか裏切られた気がした。

P助は「それが依存症なのだよ。たった2週間の入院で治る物ではない。」と言った。

そうだよね、それなら苦労はしないよね。

たった一人で、たった2週間でその人のアルコール依存症を治す事ができるとでも思っていたのだろうか?
バカだな、私。
自分は神様にでもなった気がしてたのだろう、そんな自分を恥ずかしく思った。

私は1人の看護師で、自分で出来る事はほんの少しだ。

でも、ただ、Jさんを信じたかったのかもしれない。
「お酒止めたい」と言っていた、Jさんを。

Jさんが自己退院して、お酒を飲んだかどうかなんて、誰も知らない。

人は変わらない。
自分で変わろうとしない限り、変わらない。

私はなんて無力なんだろうとまた凹む。
こうやって、人生を学んでいくものなのか。

けい

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2008年1月10日 (木)

新年早々?

実は言うと、新年早々凹んでいた。

原因は『疲れ』と『自己嫌悪』。

クリスマスから5日間連続勤務を終え、1日休んで31日からまた年越しで5日連続勤務だった。

いくら年末とはいえ、クリスマスの連休後はAUSは1月1日以外は普通の日である、当然医者もいるし、検査も入退院もある。

忙しい。。。

そんな忙しい中でも1月1日は祝日でシフトコーディネーターだったクリニカルナースのリサが『みんなの頑張りによっては1時間早く上がれるように計らっても良い(給料はそのまま支払われる)』といったのでみんな頑張った。

私は結構重めの大部屋を受け持っていた。

でも、頑張ったよ。
だって、1時間早く上がれるんだもん!
早く帰って、休みたい!
ただそれだけ。

清潔ケアも終わり、昼食を終えた患者さんたちをベットに戻す。

ちょっと調子悪そうだったMさんからベットに戻し、次に脳梗塞で左半身麻痺のRさんをベットに戻した。

Rさんは尿カテーテル(IDC)を抜いて日も浅く、排尿が自分でできずに導尿の処置が取られていた。
朝から排尿がなく気になっていた。

その日は2時から午後勤務のナースが来て引継ぎをするのに、私の部屋の受け持ちナースは3時からの出勤だった。

私は2時30分で終わる。

他のスタッフは引継ぎのナースに申し送りを済ませて変える準備万端なのに、私は数人の記録も書いていなかった。

とりあえず、その日の準夜勤務でS/CだったSさんに申し送る。
ついでに『膀胱スキャンして、おしっこが溜まっている様なら導尿してください』と頼んだ。

膀胱スキャンをするSさんの横でCNのエイド(仮名)がぽそっとつぶやいた。

「もっと早くに患者をベットに戻して膀胱スキャンをやるべきだった。(こんなになるまで放ってって置いて!ぐらいの勢い)」

その言葉にカチンときてしまった。

    出来るならとっくにやってますよ!

どうしてここまでできなかった理由を説明するが、もう後の祭りだし、そんなこといわれても・・・。

悔しかった。

1月2日はビジネスはもう普通どおりの業務に戻る、それがオーストラリア。

当然、病棟も普段の業務、しかも休み明けとあって、指示も出る出る!

朝から1人の看護師不足、+PCAが普通は2人いるところが1人しかいなかった。

病棟は大混乱で大忙しだった。

前の日と受け持ちが一緒の部屋(4人)で、全員シャワーしてあげたかったけど、出来なかった。

とにかく手がかかる患者が集まっている私の受け持ち部屋。

他のナースの力も借りて、清潔介助を終えることが出来、仕事も順調に進んでいた!

前の日のこともあり、Rさんもシャワー前に膀胱スキャンをして尿量をチェックしてからシャワー浴介助をして車椅子に乗せる。
そして、昨日よりも早めに昼食後ベットに戻すようにした。

その間にも調子の良くないMさんは朝から落着きがなく、酸素カニューレを自分ではずし、低酸素血しょうになり、もっと息苦しくなる、→落ちつきない、私が酸素を戻す・・・と言った事を繰り返していた。
血中酸素飽和度も酸素なしでは84%まで落ちた。
経鼻カニューレからマスクに換えたり、経鼻に戻したり、その都度SaO2を測ってましたとも!

そんなMさんの横で80歳代認知症のHさんは不穏になりスタッフを叩こうとしたり、歩けないのに「OOに行かなくては~~~!!放してくれ!!行かなきゃならないんだ!!」と立ち上がり転倒する可能性大有り!!しかも、とても暴力的だ!!
小柄なくせにどこからそんな力が出てくるのか?不思議なぐらい。

Hさんへの不穏時の注射の指示は薬の副作用が強いため飲み薬に換えられていた。

こんな興奮状態のHさんに「この薬飲んでください」と言っても、
「はい、そうですか。」と飲んでくれるはずが・・・・

  あるわけないだろ!!

急遽、Drを捕まえて、不穏時の指示を出してもらった。

2人がかりで押さえつけられ、注射されたHさんは猫のようにおとなしくなり眠りについた。

そんな時に助けに来てくれたCNのエイドが一言。
「この人ちゃんとお水飲んでる?もしかしたら、尿路感染かも?水分補給は大事だからね。」

  スイマセン。

Hさんとの戦いの前にも、部屋に入ってきたエイドが落ちつきないMさんをみて

「酸素飽和度測ってみた?昨日は酸素なしでも問題なかったわよ。」

と、言った。

酸素なし?冗談でしょ?朝からずっとかかりっきりで測ってましたけど・・・

こんな小さなことなんだけど、降り積もると、かなり来るものがあるんですよ。

しかも、エイドはスタッフコーチングだかなんだかで、スタッフがわからないことを聞くための役目であって、このくそ忙しい朝勤務の私にいちいち駄目出しをするためにいるわけではない!

ぱっと目に付いた事だけで判断して、いろいろちょっかい出すのはやめて欲しい。

本気で思った。

私褒められると伸びるタイプなんです!!

この二日間のほんの些細な事が積み重なり、涙が出てきた。

私がすごく無能な人間に思えてきたのだ。

仕事から解放され、家に帰ってシャワーを浴びてベットにねっころがると今日の事が思い出され涙が後から後から出てきた。

それを見たP助は訳のわからないまま、ただアワアワしながら私の肩を抱いてくれた。

そんな日もあるよ。と思うまでにすごく時間がかかった。

だって、一生懸命仕事しているのに!
サボってたわけでも、
手抜きをしていたわけでもないのに!!
他のみんなはもっと出来るのか?
私が無能なのか?

悔しくて、悔しくて、涙が止まらなかった。

そして、年明け初めてのブログの記事を書いた。

書いている途中で、そっか、自分次第なのだと改めて思えた。

私の仕事の駄目出し、アドバイスをしてくれる事には感謝をしている。

でも、決して私は駄目なわけでも無能なわけでもないのだ。
現にエイドは「あんた何やってんの?」とか「あんた使えね~」とは言ってない。
無能だと思い込んでいたのは、この私自身だった。
私は私にできる精一杯のことをやればいいのだ。
私以上のことは出来ないから。

年明け早々、へこたれているわけには行きません!

今年も前向きにいきましょうね。

  けい

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2008年1月 7日 (月)

悲しきIVDU

去年末の話。

覚せい剤使用者(IVDU)で心内膜症で入院してきた40代女性Dさん。

Dさんはこの前も心内膜症で入院してきており、しかも私の病棟。
私が受け持った次の朝、彼女はAgainst Medical Adviceのフォームにサインをして自己退院しました。

その後しばらくしてまたEDに転げ込み?入院となった。

IVDUの為、彼女の血管は40代にもかかわらずボロボロ。
CVC(中心静脈ライン)が挿入され、そこから4時間おきの抗生剤の投与。

Dさんの状態も落ち着き、彼女は時期を待って手術を受ける事となった。

が、手術当日になり手術拒否。

クリスマス休暇とも重なるので、手術は年明けに伸ばされた。

その間も彼女は私の病棟に入院、4時間おきの抗生剤の投与を受け続ければならなかった。

Dさんは喫煙者。

病院内での喫煙は、正確に言えば病院敷地内での喫煙も禁止されており、入院患者はニコチンパッチを代用するなどの処置は取られるが、実質的には喫煙者は病院の外のバス停の前などで喫煙している。

Dさんは体調も良くなると自分で歩いてタバコを吸いに行くようになった。

私達ナースは患者さんをタバコを吸いに付き添っていく事はできない、しかし、自分の意思で歩いてタバコを吸いに行く患者さんを止める権利もない。

例え、タバコを吸いに行くと言って、外で覚せい剤を使用するかもしれないとわかっていても・・・。

実際、彼女は病室内で覚せい剤を使用しているところを見つかり、セキュリティー、警察、Drチーム、コンサルタント、クリニカルナース、ナースマネージャー、ドラック&アルコールクリニカルナーススペシャリストなどなどを巻き込み病棟はてんわわんやの大騒ぎ!!!

の末、彼女は退院させられた。

彼女の部屋から押収された注射器(インシュリン投与用)、スプーンの数々・・・。

それを写真に取る警察とセキュリティー。

ちょっとドラマみたいで鳥肌が立った。

12月31日のことだった。

あれから、彼女はどこに行ったのだろう?

誰も知らない。

「またEDに戻ってきたらどうするの?」

とクリニカルナースに聞くと、今度は今回のことのようなことが起きないように承諾症を書かせると言っていた。

悲しきドラッグユーザー。
こうやって、病院を追われ、行き場をなくし路上で息絶える人も少なくはない。

Dさんにしたって、自分の人生がこんな事になるなんて、覚せい剤を興味本位で始めた(かどうかはわからないけど)頃は夢にも思ってなかっただろう。

こんな悲しい覚せい剤が早くこの世からなくなる事を願ってはやまない。

けい

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2007年12月26日 (水)

クリスマスの奇跡?

皆さんのクリスマスはどのように過ごされたのでしょうか?

私は午前中はP兄1の住んでいるフリーマントルまで行って、クリスマスランチをPママ&パパと一緒に食べるはずが・・・ランチタイムを過ぎても一向にランチは現れる気配もなく、Pママがランチをまだ作っているのを横目に午後勤務に出勤しました。

クリスマスランチはPちゃんが後で病棟に届けてくれて素敵な『クリスマスディナー』になりました。

さてさて、「クリスマスには奇跡が起きる!」と言われ、それを信じている素敵な心を持った人たちが沢山いる中、私も『奇跡?』たるものを経験してしまいました!

午後勤務は同僚のリズリー(仮名)一緒のチームで7人を二人で受け持った。

クリスマス・デイともあって、病棟は落ち着いていた。

食事も終わり、患者さんの中に2名抗生剤の注射を打っている人がいて、その準備をしていた時のこと。

普通は物品準備室で抗生剤を溶かしたり、注射器に詰めたりするんだけど、昨日はナースステーションのデスクでリズリーとお互いの抗生剤の薬液を確認しながら行っていた。

注射器に抗生剤を詰めていると、私のふくらはぎに鋭い、まるで針を刺されたような痛みが走り、思わず 「ぅあ!!」と声を上げてしまった。

その横でリズリーが「まぁ!どうしましょう!」と私の足を見ている。

恐る恐る痛みのあるところに目を向けてみると・・・・

私のふくらはぎに20mlの抗生剤が詰まった注射器が刺さっていた!

それは、ちょっと狙いがはずれたダーツのように斜め上から見事に私のふくらはぎを捕らえプラプラしていた。。。

リズリーが注射器を誤って落とし、それが私の足に刺さったのだ。

テレビのアニメや漫画でよく頭とかに注射器が刺さってる絵があるじゃん?

まさしくそんな感じだった。

使用後の注射器じゃなくて本当に良かった。

注射器はリズリーの手で私のふくらはぎから抜去され、傷跡はアルコールで消毒され絆創膏が張られた。

もちろん抗生剤は作り直しでした。

それにしても、私の看護人生の中で指の針刺しなどは経験があったが、足に注射器を落とされた事はなかった。。。

これを奇跡?と呼ばずなんとよぼう?

     ぁ、事故?

そうですね、皆さんも気をつけてくださいね。

  けい

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2007年12月23日 (日)

病棟クリスマスパーチー!

<写真ついてます>

昨日は病棟でのクリスマスパーチーだった。

スタッフそれぞれが、1品持ち寄りのポットラック形式のクリスマスパーチー!

うちの病棟はすごく多国籍なスタッフがそろっている。

オーストラリア人はもちろん、スコットランド、ポーランド、クロアチア、南アフリカ、インド、タイ、イギリスそして日本。

国が違えば、持ち寄る料理もとてもバラエティーが豊かだ。

   !多国籍バンザイ!

私はみんなから海苔巻きをリクエストされ、朝4時起きして海苔巻きを作る破目になった。

なぜ、4時起きだというと、昨日は日勤で7時からの勤務だったから。。。

Kays_xmas_022 酢飯の準備よ~~し!!

Kays_xmas_021 のり、具材の準備よ~~~し!!

と、張り切って海苔巻き巻いておりました。

朝4時なのに、ちょっとテンション高め!!

今回はちゃんと『バンブーマット』なる海苔巻き専用のマットも購入!

(去年はラップで代用してたよね?)

そんなこんなで、出来上がった海苔巻きは好評でしたよ。

Kays_xmas_023

海苔巻きをほおばるシーラ(仮名)。

(食べるのに忙しくて、他のスタッフの料理の写真を取るのを忘れてしまいました。。。)

インド人のナースはチキン&ポテトカレーを(本場の味がしました!)、ポーランド人のナースはクリーミーなチキンをまいたパスタをあげた物(名前はなんていうかわからないんですでも、おいしかった!!)をタイ人のスタッフはタイ風焼きそばを、クレアはティラミスをマリッサは彼女お得意のソーセージロールとスイーツを!!

申し送り室の大きなテーブルに乗り切らないほどのそれはそれは様々な料理が並びました!!

Kays_xmas_030

スタッフだけでは食べ切れなかったので、ちょっとお腹がすいて不穏ぎみな患者さんにもおすそ分けしたり(もちろん糖尿じゃない人に限られましたけど・・・)。

私もPちゃんへお土産に残った料理を詰めてお持ち帰りしました!

おかげで夕食作らなくて良かったし!ラッキー!!

こんなパーチーなら毎週あってもいいよね~とみんなで話してました。

毎週4時おきはしたくないんですけど・・・。

年に1回だからできたんですよ・・・。

皆さん良いクリスマスを!

 けい

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2007年11月23日 (金)

っっ残念!!

PICCラインの挿入を見てから、IVナースになりたい!と思い、そんな時にタイミングよくIVナース・パートタイムの募集があって、カバーレターとCV(履歴書)を同封して応募したのが先週の月曜日(11月12日)。

IVナースマネージャーから採用の件について何も言ってこないので、落ちたかな?とちょっと覚悟はできていた。

昨日、午後勤務で不穏ぎみの患者と格闘していると、IVナースのスペシャリストのマイコー(仮名)が私の病棟に現れた。

   今回の採用についての結果は駄目でした。

『君のカバーレターやCVに書かれている経歴は素晴らしいものだった。ただ、今回は6ヶ月間のパートタイムと言う事で、もう既にIVナースとしての経験がある人、既にいるIVナース達にかわって仕事ができる人を優先した。』とマイコー。

『もし、正規のポジションが空いたら、すぐに連絡するよ。』と最後に付け加えてくれた。

最後まで、『カバーレター、CVは素晴らしかったよ!!』と繰り返すマイコー。

ちょっと恥ずかしかった。
だって、それはP兄1が直してくれた物ですから!!

まぁ、今回は運がなかったと言う事です。
でも、これで諦めるわけではありません。
だって、やっとやりたい事を見つけたんですもの!
これからもっと経験をつんで、チャレンジしていきたいと思います!

フレデリック・フォン・シラーは言っています。

     幸運の実は、
     熟さない限り
     落ちてくることはない

と、その時が来るまで、自分のできる限りの事をしようと思います。

  ぅ~~~~ん、残念っっ!!

  けい

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2007年11月19日 (月)

助っ人Kay?

月曜日の日勤、しかも6連続勤務の第6日目。

朝起きて、シッキー(病欠)取ろうかな~なんて、よこしまな思いと格闘しつつ仕事に出かけた。

いつも通りに、バックをロッカーにしまって申し送り室に入り、夜勤からの申し送りを待て5いると、今朝のシフトコーディネーターに「G5X病棟に助っ人で行ってくれる?」と言われた。

G5X病棟は『整形外科・リウマチ病棟』。

私、整形外科勤務の経験ありませんけど・・・行ってすぐに働けるものなのかしら?

しかも、他の病棟で働くなんて初めての事、
「私にできるのかしら?」と言う不安とは裏腹に、
「他の病棟っていったいどんな感じなのかしら?」という好奇心が沸いてきた。

ロッカーにしまったバックを引っ張り出して、自分の病棟を後にした。

G5X病棟に着くと、ちょうど申し送りが始まろうとしていた。
「Kayです。よろしく」と挨拶もそこそこにハンドオーバーシートをもらって全体の申し送りが始まった。

全体の申し送りが終わると個々の申し送りに入る。
私の受け持ち患者を受け持った夜勤者はうちの病棟によく来るカジュアルプールのミッシェル。
彼女の顔を見てちょっとホッとした。
ミッシェルから受け持ち患者の申し送りを受けると同時にどういう流れで日勤が進むのかざっと教えてもらった。

  よっし!!やるぞ!

と、気合を入れて、患者さんのもとへ。

私の受け持ちの患者さん(4名)はほとんどがセルフケアの人で、そんなに手がかからず、超ラクチン!
午前中にやった事、バイタル測定(2名)、配薬(4名)、シャワー介助1名、それだけ。
看護記録なんて12時30分には書き終えてたもんね。

一番驚いたのが、薬の数が少ないこと、少ないこと。

配薬の時は普通は患者さんのMed Chart(処方箋)を見ながら、箱から薬をいちいち出して量を確認して飲ませるのだけど、(Med Chart1枚につき最高10種類の薬が処方できる)うちの病棟の患者さんのMed Chart枚数の平均は2枚、ひどい人は4枚もあって、朝の処方薬を全部出すと配薬用の小さなプラスチックカップいっぱいになる。

さすが整形病棟? Med Chartは1枚で、一人は1日4回のパナドール(痛み止め)のみだけだった。

   ぁれ? 他のMed Chartは紛失しちゃったのかしら?

と疑うほど、薬が少なかった。

おかげで、朝の処方もたったの10分で終了。

午後勤務のスタッフが来るとますますやる事がなくなって、ただただ病棟を漂い仕事を見つける。
それでもすることがなかったので、物品準備室でパッドや物品の整理に精を出しちゃった私。

実習でも同じことしてたよね? なんて、突っ込まないでね!

すごくいいシフトだったけど、シフトの終わりには私の病棟の患者さんがちょっぴり恋しくなりました。

忙しすぎるのもイヤだけど、何もすることがなさ過ぎるのも困るね。
どんなに依存的でナースコールを5分おきにならす患者さんでも、すごく手のかかる患者さんでも、寂しくてアテンションを欲しがる患者さんも沢山いて時には「き~~~!!」となる時もあるけど、やっぱり私は内科系が合っているのかも。

助っ人になったかどうかは?ですが、楽なシフトだった事は確かです。

   けい

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2007年11月18日 (日)

クリスの必殺技?

私の病棟にPCA(看護助手みたいなもの)として働きに来ているクリス(仮名)はす~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っっごくいい人。

仕事もすばやくテキパキとこなすし、すごく気が利くし、なんと言っても声掛けがすごく丁寧で優しい!!

だから、スタッフの間でも、当然患者さんの間でもすごく評判がいいんです。

ナーシングホームでもそうだったけどこっちの人は人に声を掛けるとき、話す時、最後に『ダーリン』、『ラブ』、『ハニー』『ディア』などをくっつける。

今日はじめてあったのに、『ハロー、ラブ。今日は調子どう?』なんていわれると、
え?知り合いでしたっけ?とギョッとしてたけど、もういいかげん慣れた。

クリスの場合はこの『ダーリン攻撃』に『プリンセス攻撃』も加わるのでますます高感度アップ!

クリス「OK, My little princess. I'm going to give you nice shower.」
と90代のお婆ちゃんにまで『プリンセス』・・・。
しかも「リトル」が付いちゃうもんね!!

  私が患者なら間違いなく惚れるね。

 ぁ、Pちゃんには内緒ね!!

って、言うか、Pちゃんも『プリンセス』までは行かなかったけど、彼に近い物があった。
一緒に働いていた時は、『なんて声かけの丁寧な人なんだろう』って思ったもん。
(別に今はそうじゃないと言っている訳じゃないですよ!)

彼は来年からナースになるために学校に行くと話していた。

絶対に良い看護師になれるよ!

私が保証します!

私も使ってみようかな~?『プリンセス攻撃』

  けい

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2007年11月17日 (土)

アリスちゃん実習終了

不思議な国の看護学生アリスちゃんがおかげさまで昨日で無事実習を終えました。

アリスちゃんの記事を書いた後、SDナース(教育係)のSとアリスちゃんと話し合いを持ちました。

その後はもう一人の実習担当パットが彼女を担当したり、私がシフトコーディネーターに当たることがあったり、シフトを交換したりしてアリスちゃんと一緒に組む事があまりなかったけど、彼女なりに成長した様子。

続きを読む "アリスちゃん実習終了"

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2007年11月13日 (火)

シフトコーディネーター手当て

そうそう! お給料が入ったんです!

と、言っても初めてお給料をもらうわけではないのですが。。。

この間、シフトコーディネーターデビューを果たした事を書きました。

その時のお給料が入ったのです!

給料明細には時給25,5ドル←私の通常業務の時給に加えて、
『時給29.45ドル』の文字が!

   !そうなんです!

シフトコーディネーターをすると、その時間だけ時給がクリニカルナース(CN:レベル2.1)レベルに上がるのです!

地獄を見るような思いをした、魔の月曜日の日勤でのコーディネーター・・・。
(って、そんなにたいしたことはしていないのですけれど、精神的にやられた思い・・・)

ちょっと報われた気がしました。

先週、2回目となるシフトコーディネーターとなる日が回ってきました。

この時は午後勤務でフルスタッフそろっていたし、入退院もなく患者さんもす~~~~~~ごく落ちついていたので、すごくラクチンな勤務でした。

その夜の夜勤スタッフに2名病欠が出て、残る1名は準看護師だったので、私が引き続き朝まで勤務する事になった。

シフトコーディネーター+夜勤手当+ダブル勤務+ただ飯!!

次の給料日がすごく楽しみです!!

けい

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2007年11月 8日 (木)

クリスタル・ミス

AUSで看護師として働くようになってから、すごくびっくりしたのが、ドラッグユーザーの多さ。

パブリックの病院のためか?
覚せい剤投与の時に不潔な注射針を使ったために起こる、敗血症や覚せい剤の多量投与などで入院してくる患者さんもいる。
病歴の中にIVDU(IV Drug User:覚せい剤使用者)と書かれている人もよく見かける。

オーストラリアの国民的スポーツ『フッティー』の有名プレーヤーがドラッグで捕まった話もまだ耳に新しい。

一般的にもそういう手の薬は日本よりも簡単に入手しやすく、身近な物らしい。

TVにもドラックを使用するとこんなふうになるよ!怖いんだよ!近づくな!と言ったような政府の作ったCMが流れたりするくらいだ。

この間も10歳の女の子が小学校に覚せい剤の一種を学校に持っていって、それを飲んだ同級生が病院に運ばれると言った事件があった。その子は自分の兄の部屋でそれを見つけたらしい。

こういう話を聞くと、「自分の子供がドラッグに手を出さないか心配になる」親の気持ちもわかる。

前置きがすごく長くなってしまいました・・・。
病棟でこんな詩がプリントアウトされていましたのでご紹介したいと思います。

全文英語ですが、すごく簡単な言葉で書かれています。

わからない単語はブログに張ってある「まめたん!」をお役立てください。

この詩を読んだ後にあなたはこれを使いたいと思いますか?

*crystal meth = 覚せい剤の一種の名前

This was written by a young girl who was in jaill for drug charges, and was addicted to crystal meth. She wrote this while in jaill. As you will soon read, she fully grasped the horrors of the drug, as she tells in her story, the drug owned her. Please keep praying for our Children, Teens, Young adults. Understand,this is worse than any of us realize...

     “I AM CRYSTAL METH”
I destroy homes, I tear families' apart, take your children, and that's just the start.
I'm more costly than diamonds, more precious than gold, the sorrow I bring is a sight to behold.
If you need me, remember! I'm easily found. I live all around you - in schools and in town.
I live with the rich: I live with the poor, I live down the street, and maybe next door.
I'm made in a lab, but not like you think, I can be made under the kitchen sink.
In your child's closet, and even in the woods, if this scares you to death, well it certainly should.
I have many names, but these's one you know the best, I'm sure you've heard of me, my name is crystal meth.
My power is awesome: try me you'll see, but if you do, you may never break free.
Just try me once and I might let you go, but try me twice, and I'll ownyour soul.
When I possess you, you'll steal and you'll lie, you do what you have to -- just to get high.
The crimes you'll commit for my narcotic charms, will be worth the pleasure you'll feel in your arms (Your lungs, and your nose).
You'll lie to your mother: you'll steal from your dad, when you see their tears, you should feel sad.
But you'll forget your morals and how you were raised, I'll be your conscience, I'll teach you my ways.
I take kids from parents, and parents from kids, I turn people from God, and separate friends.
I'll take everything from you, your looks and your pride: I'll be with you always -- right by your side.
You'll give up everything - your family, your home, your friends, your money, then you'll be alone.
I'll take and take, till you have nothing more to give. when I'm finished withyou, you'll be lucky to live.
If you try me be warned - this is no game, If given the chance, I'll drive you insane.
I'll ravish your body. I'll control your mind. I'll own you completely, your soul will be mine.
The nightmares I'll give you while lying in bed, the voices you'll hear, from inside your head.
The sweats, the shakes, the visions you'll see, I want you to know, these are all gifts from me.
But then it's too late, and you'll know in your heart, that you are mine, and we shall not part.
You'll regret that you tried me, they always do. But you come to me, not I to you.
You know this would happen, many times you were told, But you challenged my power, and chose to be bold.
You could have said no, and just walked away, If you could live that day over, now what would you to say?
I'll be your master, you will be my slave. I'll even go with you, when you go to your grave.
Now that you have met me, what will you do?
Will you try me or not?
It's all up to you.
I can bring you more misery than words can tell.
Come take my hand, let me lead you to hell.

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2007年11月 5日 (月)

凹んだ日

昨日は仕事中に色んなことが重なって、かなり凹んでしまった。

・受け持ち患者の一人、Mさんがず~~~~~~~~~っと「Help Me!!」と部屋から叫んでいた。
理由は個室で寂しかった+手にはめたミトン(NGT自己抜去予防用の抑制)をはずして欲しい!!
抑制のプロトコール通りに4時間置きにミトンをはずして、手のマッサージをしたり、監視下で手をフリーにさせてはいるが、やはり患者もストレスもたまる。
わかるんだけど・・・。

Mさんがそれはもう一生懸命に叫び続けるものだから、隣接している個室の他の受け持ち患者さんたちもイライラ・・・・。

Mさんの部屋はナースステーションから一番遠い部屋なので、叫んでいても頻繁に部屋を覗きに行く事ができない。
気分転換もかねて、Mさんを大きな車椅子に乗せ、ナースステーションの前までつれてくる。

その間にも他の患者のコールの対応したり、与薬したり。

・受け持ち患者の一人、個室にいるS君(20歳)は部屋のドアも、ブラインドも締め切っている状態。Mさんがうるさいから・・・。わかるよ。でも、こちらとしてはドアは開けておいて欲しい。それに、日勤のナースからも「鬱防止のためにブラインドも日中は空けておく事」と申し送られたが、彼は拒否・・・。
これ以上、無理強いする理由もないし、説明もうまくできない。
彼から「自分の病気のことについて知りたい」と言われたがうまく説明ができなかった。
彼の病気については自分で調べていたし、病態もわかっていたのだが、どこまで説明してよいかわからず、下手な事を言って誤解を招くのもイヤなので、ベーシックな事だけ説明し『明日、Drに説明してもらえるように頼んでおくね。』と付け加えておいた。

一昨日、彼がうちの病棟に転棟してきてからずっと思っていたんだけど、彼、物を頼むのはいいのだけれども、「Thank You」といわない。
頼まれた後に「何か他にお手伝いする事ありますか?」と聞いたときも、
「That's it.」

・・・・・それだけかよ・・・オイ。。。

若いから?シャイだから?自分の病気だけで精一杯だから?
彼の病状もわかるんだけど、なんか自分が召使のような気がして虚しくなってくる。

そして追い討ちを掛けるように、新しい患者さんが転棟してきた。
Dさん、40代の女性、IVDU(覚せい剤使用)の上に心内膜炎で入院してきた。
彼女もMさんの叫びにイライラ・・・Fワードを連発。
酸素マスクははずすわ、禁断症状もあり不穏気味。
熱は上がるし、解熱剤は拒否するし、『眠剤くれ』と訴えるし(しかも夕方4時)、胸痛も訴えるし、もうてんてこ舞いです。

他のナースはナースステーションに座って暇そうな様子。
バタバタしているのは私だけ?
どうして私だけ忙しいのだろう?

昨日は学生のアリスちゃんが付いてなかったことが不幸中の幸いだったけど、昨日までで、アリスちゃんの事を含め私の中でいろいろな事が積み重なり、自分のキャパを超えて一気に凹んでしまった。

やっと取れた夕食、休憩室でPちゃんに電話するが、Pちゃんは携帯を持ってなくて話ができず、溜まったものが吐き出せないでいた。

私、何やっているんだろう?
こんなんでよくAUSでナースをしているな。
患者さんにうまく病状も説明できないし、コントロールもタイムマネージメントもできない・・・。
学生指導もきちんとできないのに、私に付いた学生アリスもかわいそうじゃないか。
これでよく、IVナースになりたいなんてみんなに豪語して・・・。
身の程知らずもいいとこだ。
今まで何事もなくやってこれたのが奇跡だったのだ・・・。
自分の不甲斐無さに涙が出てきた。

まさしく鬱のど壷にはまり込んでしまった私。

休憩の後はクリニカルナースの助けもあり、患者さん達も落ちつき、初めてS君から「Thank you」という言葉を耳にし、ようやく復活し始める。

自分ができる事しかできないから、その中で自分のベストを尽くそうと思う。

今日と明日がお休みでよかった。
気分転換してすっきりした気持ちで水曜日に仕事に行けたらと思う。

   けい

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2007年11月 1日 (木)

見つけた!

日本にいた時からだけど、私には看護師として極めたい物がなかった。

例えば救命救急病棟ナースやICUナース、じょくそうナースなど、全く興味がなかったわけではないが、スペシャリストになりたい!ってほどでもなかった。

AUSでナースになろうと決めてからはそれに向かってただただガムシャラに突っ走って来た。
めでたくRNになったのはよかったが、ここで更なる漠然とした疑問がわいてきた。

  さて、これからどうしよう?

今は一般内科病棟でRNとして経験をつんでいる。
働き出して半年以上が過ぎた。
色んな患者さんを看る中で、自分の分野はなんだろう?
と考えていた。

ずっと緩和ケアナース、ホスピスのナースになりたいと思っていたが、今の知識と経験と英語力ではちょっと難しい気もする。
なんと言っても、母を亡くしてから私の心の準備がまだできてない。
肺がんの患者さんを看るとどうしても母の姿を重ねてしまう。

では、自分に何ができるのか?

同じ看護師として日本やAUSやアメリカやイギリスやカナダで目標を持って仕事や勉強をしている人をうらやましく思っていた。

まぁ、焦らなくてもそのうち見つかるかな~なんて気楽に考えていた今日この頃。

ついに見つけてしまった!

私、INTRAVASCULAR THERAPY(IVナース)になろうと思います。

IVナースとは主にPICC(Peripherally Inserted Central Catheter)を挿入したり、トラブルシューティングをしたり、患者さんやナース、医療スタッフにPICCラインの教育をしたりするのが仕事。

この間、病棟でPICCライン挿入を見る機会に遭遇した。

IVナースがPICCラインを私と2名の看護学生に説明しながら挿入する。
手順はIVHの挿入と似たようなものだが、抹消から入れるためIVHよりは他の臓器を傷つけたりするリスクが少ない。

   カッコイイ!!

見ているうちに、胸が弾みだして、ワクワクしてきた。
PICCライン挿入を終えた後、さっそくIVナースを捕まえ情報得る私。

どうしたらIVナースになれますか?
どのくらいトレーニングを受けるんですか?
IVナースになるために大学に行かなければいけませんか?
外科系病棟の経験が必要ですか?
IVナースへの質問攻撃は止まらなかった。

これだよ! これ!! 私がやりたかったものは!!!

頭にかかっていたモヤモヤがすきっと晴れるような、
暗闇の中にひと筋の光が見えた感じ。

情報を得るにしたがって、ポジションさえあれば私でもトレーニングが受けられるかもしれないとの事。
SDナース(ナース教育係)のSにも相談してみた。
Sは喜んで相談に乗ってくれ、IVナースのスペシャリストにEメールでIVナースになる必要条件などを聞いてくれると申し出てくれた。

で、今日の事、IVナースのマイコー(仮名)が1枚の紙を持って私の病棟に現れた。

マイコー「君かい?IVナースになりたいって子は?」
Kay「はい!私です。」
マイコー「ちょうどIVナースのポジションに空きが出る事になったから、ここに申し込んでみるといいよ。」
と、マイコーはIVナースの募集要項が書かれた紙を手渡してくれた。

募集要項によると仕事は2008年の1月から6ヶ月間のパートタイム。
CV(履歴書)と志望動機を書いたカバーレターと2名の推薦者の連絡先をつけて12日までに申し込んでねとのこと。

早速、病棟のCNSマリーとナースマネージャーに相談した。
もし受かったら、パートタイムなので、週3日はIVナースとしてその他の2日は今の病棟でRNとして働こうと考えている。
ナースマネージャーも「問題ないわよ。いいじゃない。やりなさい。」とGOサインを出してくれた。

これから、CVをアップデートして、カバーレターを準備しなきゃ!

 何か新しい事に挑戦する時はワクワクするね。

  やるぞ~~~~!

  けい

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2007年10月31日 (水)

けいの憂鬱

私の病棟に実習に来ている看護学生アリス(仮名)に対して私に ??? と思わせる態度は『申し送り中にノートを取らない事』だけにはとどまらない。

その壱:遅刻する。

申し送りが始まって5~10分は遅れてくる事が多い。
だから、申し送り中にノートを取れないのはもっともな事かもしれない。
遅れてきたからといって、決して悪びれた様子もなくすました顔で申し送り室に入ってくる。
あたかも『私は空気です。』『私は誰にも見えない。』とでも言うように。

その弐:いつでもどこでも座る。

私が最初に思った事は、「貧血でもあるの?」「体がもともと弱い子なのかな?」。
ナースステーションで情報収集しているときなどはまだいいが、患者さんの部屋に行ってケアをしている最中でも、暇を見つけては椅子に座る。
患者さん用の椅子にまでも座る。
薬品準備室で抗生剤の点滴を(私が)準備している時も、薬品準備室に唯一ある背の高い椅子にドカッと座ったのは私ではなく彼女・・・。
彼女は19歳。 太っているわけでもなく、どちらかと言えば痩せ型のタイプ。
明らかにジムに行って鍛えてます!ってタイプではないが、それほど座るほど疲れているのか?
確かに彼女の出来ない仕事(与薬や注射など)もあり、暇なときもあるだろう。
でも、患者さんとコミュニケーションを取るでもなく患者さんの椅子に座り、携帯でメールをチェックしだした時は一瞬目を疑っちゃいました・・・。

その参:実習中に携帯チェック

上にも挙げました、携帯チェック。
業務前や休憩中はわかるんです。
両親や家族が病気なの?
それとも御祖父母が危篤なのですか?
どれだけの理由があるのかわからないのですが、実習中にメール打つのはちょっと・・・。

弐と参は私と一緒にいる時に気が付いた事なので、私以外には気が付かないかもしれない。
もう一人のプリセプター、パットとも会って話をしていないので、パットと一緒の時にはちゃんとやっているのかもしれない。

  え?もしかしてなめられてるの?私?

それとも、学生さんてこんなものなのかしら?

私だけなめられているならいいの。
他の人の前ではちゃんとしているのならいいんです。
だって、それってアリスが人を見て自分の態度を判断しているってことで、“その人を見る判断能力”は看護には必要な力だから。
なめられちゃった私ももう少しなめられないような『迫力』が必要ってことで。

どうしても、彼女がRNになりたいという気持ちがあるのか?と疑ってしまうのです。

アリスは本当にいい子なんです。
素直だし、気がきく時もあるし。

ただ、このままRNになってしまうのは、怖いような気がする。
私だって看護学生の時ははっきり言ってまともじゃなかったような気がするし、人の事は言えないかもしれない。

新人ナースですごく仕事も丁寧なジェイ(仮名)だって、『私の実習はひどかったの。アサイメントとかではいい点取れてたんだけど、実習には向かないタイプだった。』と自分で話していた。
それを聞いて「え~~?嘘~!!」と耳を疑うほど彼女はRNとしてよく頑張っている。

ジェイのようにアリスも実習に向かないタイプなのかもしれない?

アリスの実習はあと残り3週間。

仕事行くのちょっと憂鬱な私です。。。

  けい

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2007年10月29日 (月)

不思議の国の学生アリス

2週間前から私の病棟に看護実習に来ているN大学2年生のアリス(仮名)。

彼女をスコットランド人のナース、パットと私で受け持つ事になった。

こんな適当を絵に描いたような看護師、私でもイッチョマエに学生指導と言うかプリセプターになっちゃったりもするんですね。

って、ただの人手不足なだけなのですが。。。。

今まででも、「学生さんを付けるはずだったナースが休みだからおねが~い!」と1~2日は学生さんを受け持った事はあるが、今回のように5週間と言う長い実習を最初から最後までかかわる事はなかった。

学生指導といっても、特に特別な事をするわけでなく、私の後にただ学生さんがくっついて歩き、看護の仕事の流れに慣れるというのが目標らしい?
私に対してみれば私が好きなように使える手が増えたといった感じで、ラッキー!?

先々週はパットと一緒の勤務で実習をし、先週は私と一緒に実習をした。

若くて、すらっとした痩せ型でかわいくておとなしそうな顔立ちの彼女。

         でも、何かが違う? 

と疑問に思い始めるのにあまり時間はかからなかった。

はじめに あれ?っと思った事は「申し送り最中にノートを取らない」こと。

私の病棟では申し送りの前に「ハンドオーバーシート(申し送りシート)」というのが配られる。

そこには、病室番号、患者氏名、年齢、医療チーム名、診断名と既往歴、NFR(心肺蘇生拒否)かMET(救命救急医療を希望するか)か否かが書かれている。

その他の事項は例えばADL(どのぐらい動けるのか?)や失禁の有無の状態やカテーテルが入っているのか?介助はどれくらい必要なのか?飲食のレベル(常食なのかとろみ食かソフトなのか?)、抗生剤を使用しているのか?などは右端にあるメモ用の空欄に申し送り事項をそれぞれ書き取っていく事が一般的である。

申し送りが始まり、みんなが一斉にその事項をシートに書き込んでいく中でふと私の前に座っていたアリスに目をやると、彼女は申し送りを聞きながらシートをジーと眺めているだけ。
手にペンすら持っていない。

私の目の錯覚かしら?
それとも自分のセクションじゃないからかな?

なんて思いながら見ていたが、申し送りが終わるまでとうとう彼女の手は動く事がなかった。

?こっちの学生さんてこんなものなのかしら?
?若いから?ニューエイジだから?
?まだ自分できる事といったら、バイタル測定と血糖チェックと経管栄養の注入ぐらいだけだから、その他の情報は必要ないと思っているのかしら?
?彼女は一回で聞いて飲み込めるほど記憶力がいいのかもしれない?

色々な疑問が頭の中で飛び交う。
まさにKay is in the ?Wonder?- Land?

私と一緒に仕事をしている最中、患者さんの部屋に行っても、この人のバイタル測って来てくれる?と頼んだ時も、一度も開かれる事のなかった彼女のハンドオーバーシート。

この患者さんはどんな人なんだろう?と疑問に思わないのか?

休憩時間の時にオーストラリア人の新人ナースに聞いてみた。
Kay「学生だった時に実習中、みんな申し送り事項を書き取とった?」
新人ナース達はみんな声を揃えてこう言った。
「あたりまえじゃない!私なんかわけわからなくても、必死で書きまくったわよ!申し送りシートに書くスペースがなくなるぐらい書いてたわ。」

  ですよね!!?

私の学生時代もそうでした。
じゃあ、なんでアリスはメモを取らないのか?
SDナース(スタッフ教育係)に相談した方がいいかな?
私から注意した方がいいのかな?
でも、なんて言えばいいの?

さんざん悩んだ挙句に、やんわりとアリスに聞いてみた。

Kay「申し送り中に、メモ取らないの?」
アリス「だって、申し送りでみんな何を言っているのかが理解できないんですもの。略語もわからないし。」

ここで、言っておくが、彼女は英語を母国語として育ったオージーの学生だ。
英語がわからないわけではない。
それでも、飛び交う専門用語、略語、医療用語を目の当たりにしたら目が点になるのはわかるけど・・・。
わからないから書く必要がないのとは違うような気がする。

Kay「私も最初はそうだったよ。正しくスペルできなくても、書き留めるように努力したし、書いておいて後で聞くようにもしたよ。他のスタッフの休憩をカバーする時に受け持ち以外の患者さんの情報がなかったら困るし、必要最低限の情報だけでも書いてみたら?これも練習だし。」
彼女は「はい、明日からやってみます。」と素直に答えた。

それ以降は彼女と一緒に組んでいないのでちゃんと書き取っているのかどうかは未だに謎。
3年生になったら突然申し送りが理解できるようになるとでも思っているのだろうか?
理解できないのはまだ大学で習ってないから?

正直、彼女が何を学びに来ているのかが見えない。
教科書で習った事を現場でで見たり、聞いたり、接したり実行したりするいいチャンスでしょ?
まだ習ってなくても、自分が接する患者さんがどんな病気なのか勉強したり、視野を広げるいい機会だよね?

私は厳しすぎですか?
私は求めすぎですか?

  けい

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2007年10月22日 (月)

涙のシフトコーディネーターデビュー

シフトコーディネーターデビュー(S/C)の日はいきなりやってきた。

シフトコーディネーターとはチャージナースみたいな物で、Drの指示受けをしたり、申し送りをしたり、入院退院の準備をしたりといかに病棟がスムーズに回るかをコーディネートするのが仕事なのです。

本来ならシニアナースもしくはクリニカルナース(CNS)がこれをするんだけど、人手不足が祟って私にめぐってきてしまった。。。

   私がシフトコーディネーター?

       患者殺す気?

よほど人が足り無い事が察しが付くだろう。

2週間ほど前にCNSのエディーにくっついてS/Cの仕事を教えてもらったが、その時は週末の午後ですごく落ち着いていたし、特にすることもなかった。

今日は月曜日、しかもモーニングシフトで病棟が一番忙しい日だ。

何も無い事を祈って夜勤者からの申し送りを聞く。

朝の申し送りの時点でナースが2人不足・・・。

他の病棟もナース不足が出ているので応援はよこせないときたもんだ。

ナース4人、このうちEN(順看護師)2名で24人の患者さんを看なければならない。

なんてスタートなんだ・・・。

申し送り後、S/Cのルーティーンが書いてある紙を見ながら、それにそって仕事を進めていく。

患者さんを一通り見て回り、情報収集、特に様態の悪い患者はDrに報告して優先的に見てもらうようにしなければならない。

その間もDD(麻薬類の薬)の投薬(ナース2人で確認して投薬する事が義務付けられている)をしたり、電話の対応をしたり。。。

ここまでで、もう私、いっぱいいっぱいです。

自分の事だけでもいっぱいいっぱいなのに、ジュニアナース(新人ナース)やENの質問に答えたり、指示を出したりしなくてはならない。

途中で投げ出したくなっても、投げ出せない。
やるしかないのだ。
大変なのはみんな同じだから。
がんばろうと自分に気合を入れる。

一通りS/Cの仕事が終わったら、他のナースのヘルプに入る。

患者数は一人頭6人だが、みんな介助が必要な人ばかりで、自分で排泄したりシャワーを浴びたりできる人はほんの一握りだ。
それでも、みんなで声を掛け合いながら、協力して一通りのケアを終わらす事ができた。

その時、既に12時を回っていた。

午後のスタッフへ申し送りをするために、それぞれのナースから患者に関する申し送りを受けなくてはならない。
そう、うちの病棟ではS/Cが次のシフトのNSに申し送りをしなくてはならないのだ。

私が大嫌いな物、申し送り(と看護記録)。

それも、個人個人ならいいが7人ものナースの前でしなくてはならない。

「ME NO ENGLISH!!」といって逃げ出してしまいたい。。。気持ちを抑えて、申し送りに挑む。

申し送り室に入り、集まった午後勤務のスタッフの顔を見たとたん安心して涙が溢れてきた。

    た、助かった・・・。

海で漂流した人や、山で遭難した人が救助隊に見つけられた時、こう言う気持ちなんだろう。

みんなの笑顔が心強くて嬉しかった。

私のたどたどしい申し送りも我慢して聞いてくれて、みんなが「よく頑張ったね」と褒めてくれた。

ありがとう。

この『月曜』の『朝』、『ショートスッタフ』そして『ヘナチョコな私のS/C』と言う状況で乗り切れたのは、みんなの協力と頑張りのおかげだと思う。

こうやって、私のS/Cデビューの日は終わった。

「大丈夫、私も一緒に手伝ってあげるから」と言って励ましてくれた新人ナースのクレア。
「あなたならできるわ。」と信じて励ましてくれたみんな。

心からありがとう。

まだまだ、頼りにならない私ですが、いつか『頼りになる』ナースになれるように精進します。

けい

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2007年9月30日 (日)

Mr. Big

今、私の病棟に実習に来ている医学生が何人かいる。

その中でも極めて目立つ医学実習生、名前は知らない。

彼のあだ名は「Mr. Big」(私が勝手に心の中でそう呼んでいる)

医学生は普段いても全くかかわることはなく、気にも留めないが、

だが、彼の話をすれば「あ~あ~、わかる!」と言うぐらい目立っている。

      どうして目立つのか?

彼は「体系が大きい」のだ。

って言う言い方はちょっとやわらかすぎるかもしれない。

はっきり言って、「肥満体」です。

多分150キロは軽く超えるでしょう。

お腹だけが出っ張っているOZ体系(ビールッ腹)ではない。

誰から見ても超肥満体なのだ。

きっと、来シーズンのBiggest Loser(毎週体重測定をしてダイエットに成功した人が残っていくと言う生き残りダイエットテレビ番組)に出場できるだろう。

教授と一緒に回診のときも廊下歩いているだけで息切らしているし。

大丈夫か? 

全く余計なお世話かもしれないけど、

私が言える立場でもないけど、

耳にタコができるぐらい言われてきているかもしれないが、

     減量したほうがいいよ。。。

今は医学生だからいいが、将来彼が医者になったとしたら患者さんの信用度はどれくらいなんだろう?と考えてしまう。

もしかしたら、彼は代謝系の疾患による肥満なのかもしれない。

その自分の疾患と付き合っているうちに彼は医者を目指そうとしたのかもしれない。

でも、そんなの聞かないとわからないし、やっぱり見た目で判断される事は多いのではないか?

そういえば、あまり超肥満の医者って見たことがないな。

おっさん太りの医者はごろごろいるけど、ここまでは・・・。

逆に看護師だと少しぐらい太めでも「安心感がある」の言葉で片付けられるのでラッキーなのかもしれない。

病棟でMr. Bigを見るたびに、そんな事を考えながら仕事をしている今日この頃です。

 けい

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2007年9月25日 (火)

家族と患者の間で

先日私の病棟に転棟してきた患者さん。

86歳の女性、肩の手術を受け、その後腎不全になり、その日を含めて3日間で尿量はたったの20ml。
腎不全に加え心不全も起こしており、非常に危ない状態だと一目でわかる。
お通じも6日間出ていなく、どこもかしこもパンパンになっていた。

NFR(蘇生術拒否)+NFMet(急変しても積極的な治療はしない)の人だったので、呼吸が浅くなろうと血圧が取れなくなろうと、何もできない。

私達としてはできるだけ患者さんの苦痛を軽減することだけに努めるしかない。

患者さんが転棟してきて、はじめにバイタル(熱、血圧、脈、呼吸数、血中酸素飽和度測定など)を測るが、その時点で呼吸が下顎呼吸(下あごを動かして呼吸する)になっており、意識も朦朧としている、もしかして逝っちゃうかな?と言う状態。

それを察したのか、突然回りに付き添って一緒に転棟してきた家族が一斉に彼女の肩をつかみ揺らすわ、顔を両手で挟みゆすって大声を張り上げ「行っちゃ駄目!!戻ってきて~~!!!」と意識を取り戻させようとする。

「Drを呼んで!どこにいるのDrは?何とかしてちょうだい!!」とパニック状態な家族・・・。

え? でもNFR+NFMetで同意書にもサインが・・・。

しかも、その日は日曜日の夕方で当直Dr以外いない。

心構えも何も家族はまだ希望を持っている。

転棟してきたばかりで、患者の状態もよくわからず(申し送られた事意外)、ましてや家族関係なんてとうてい把握できるわけがない。

ちょうど、担当Drがいて、再び家族に説明にあたってくれた。

Drもしぶしぶ利尿剤と抗生剤を投与するが、リアクションは0・・・。

尿量も0。

(全身が浮腫んでいて)血圧も取れないし、脈も取れない。

呼吸状態はいぜん悪い。

私のつたない英語力では家族をなだめる事ができず、シフトコーディネーターに応援を頼んだ。

家族はその後落ち着き、ベッドの周りで静かに、時には患者さんの覚醒させようと頬を叩き、患者さんの最期を見守った。

なんでこういう状態の人を無理やり転棟させるかな?

もう少し時間があれば、こちらとしても家族にももっといい導き方ができたかもしれないのに。

日本でもそうだったが、家族とのかかわりはすごく難しい。

英語力に加えカルチャーやバックグラウンド、宗教が多彩な事から、家族とのかかわりも相当な努力を要する。

ましてや、患者さんの最期となると家族の受け入れ方も違うし、これが正解!と言う物はない。

家族が患者さんを失いたくない気持ちは痛いほどわかる、それと同時にこれ以上患者さんの苦痛を伸ばさずにそっと逝かせてあげましょうよと言う気持ちもある。

「患者さんの苦痛」と「家族の苦痛」という壁の間で私は何が出来るだろうか?

残された課題は大きい。

  けい

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2007年9月23日 (日)

明日のジョー

今日はちょっと前の話。

私の働いている病棟にいた患者、ジョー(仮名:女性)は86歳、血便(+)で入院してきた。

彼女は認知症があり、短い時間の記憶がなくなる症状があった。
つまり、話したことをしばらくたつと忘れてしまうの。

彼女は個室のベットにいたが、彼女はまさにドアのセキュリティーセンサーのようだった。

誰かが病室に入るととたんに色んなことを話し始め、その人をなかなか放さなかった。

きっと、個室で寂しかったんだろうね。

ある日、ジョーの部屋の受け持ちになり、彼女の部屋を訪れた時のこと、

ジョー「あ、あなた、今日は何曜日?」
Kay「今日は火曜日ですよ。」
ジョー「そう、ぁ、あのね家族に電話してほしいの、ここ何日か会ってないから。」
  ?あれ?昨日面会に来てたのに。
ジョー「あとね、歯が痛いの、だから入れ歯はずして。」
Kay「いいですよ。」

入れ歯をはずすKay。

Kay「痛いの楽になりましたか?」
ジョー「ええ、いい感じよ」
Kay「じゃあ、ついでに入れ歯綺麗にしておきますね」

個室の洗面台でジョーの入れ歯を洗うKay。

ジョー「ね~、私の入れ歯どこ?」
Kay「ここにありますよ。今、私が綺麗にしていますよ。」
ジョー「入れ歯返してちょうだい!入れ歯、私の入れ歯返して!」

Kay、綺麗になった入れ歯を口の中に戻す。

Kay「ジョーが歯が痛いと言ったから、入れ歯をはずしたんですよ。」
ジョー「あら、そうなの?じゃぁ、はずすわ。」
Kay「はずすのね?」

口をあけるジョー
入れ歯をはずすKay

   ↑↑9行上に戻る↑↑

これを4回ぐらい繰り返し、さすがにうんざりして部屋を早く出たくなった私。

それを察したのか、早速引き止めに入るジョー。

ジョー「ぁ、ぁ、ちょっと待って!行く前にもう一つ聞きたいことがあるの。」
Kay「何?」
ジョー「ぇ~っと、え~っとね、待ってね、今思い出すから。」

私の腕をつかみ仕切りに首をかしげるジョー

ジョー「え~っと・・・。」
Kay「じゃぁ、思い出したらベルで呼んでくれる?」

ベッドサイドから立ち去ろうとするKay

ジョー「ぁ~、あの、あのね、今日は何曜日?」

   ズルッッ・・・|||。

個室+彼女の『私の部屋から出て行かせないわよ』攻撃がさらにスタッフを彼女の部屋から遠ざけた。

彼女は検査の結果大腸にがんが見つかり、息子の意向で手術をすることになった。

ある日、彼女の受け持ちナースと一緒にベットから椅子に彼女を移した時、彼女が言った。

ジョー「ここはどこ?」
受け持ちナース(Ns)「ここは病院ですよ」
ジョー「病院?どこの病院なの?」
Ns「パースのSCG病院ですよ」
ジョー「私どうして病院にいるの?」
Ns「あなたは大腸に癌ができたので治療するためにここにいるんですよ」
ジョー「え?そうなの?治療ってどうするの?」
Ns「Drがお腹を切って癌を取り除くんですよ。」
ジョー「そうなの、知らなかったわ」

彼女が5分後にはまた同じ質問を繰り返すたびに、Nsは「癌」と口にはっきり出して伝えていた。

この会話を聞いていて、ドキドキしてしまった。

こちらでは、患者に告知するのはあたりまえの事だが、私にはまだなんだか気が引けるし、いいずらい。
できるのなら、避けて通りたい会話だと思うのは日本人だからだろうか?

86歳、認知症、大腸がんのジョーに本当に手術が必要なのか?

QOL(クウォリティー・オブ・ライフ)って、なんだろう?

すぐに忘れてしまうジョーはある意味幸せなのだろうか?

いろいろなことを考えさせられた。

その後すぐに外科病棟に転倒することになったジョー。

看護助手さんにベットごと搬送されていった。

今頃どうしているのかな?

元気で今日もどこかでセンサー能力を発揮してくれているといいのですけれど。

  けい

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2007年9月21日 (金)

ズル休み?

おかげさまで、体調の方は少しずつ回復しております。

皆さんにはご心配おかけしました。

さてさて、シッキーを取ってベットでゆっくり本を読みながらぬくぬくしていると、Pちゃんが仕事を終えて帰ってきた。

Kay「お疲れ様~。体調悪くて仕事休んじゃった。初めてのシッキーだよ~!」

と報告すると、Pちゃんはこう言った。

Pちゃん「馬鹿だな。本当に病気で休む時は自分でシッキーとは言わないんだよ。そういう時はSick Leave(病欠)と言うの。シッキーは病気だと言ってズル休みをすることを言うんだよ。」

   !!!っっは!!!

そうだったのか、シフトコーディネーターに堂々と「シッキーを取りたくて、電話しました。」と言ってしまったではないか!!

まあ、そんなこと言っても後の祭り。

具合が悪い事も理解してくれているし、病欠とはわかってもらっているはずだけど。

ちょっと恥ずかしい。

そっか、自分ではシッキーと言わないのね。

一つ勉強になりました。

けい

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2007年9月19日 (水)

初めてのシッキー

この所、ずっと調子を崩していた。

風邪気味で関節が痛かったり、鼻が黄色かったりしてたが、

病棟は相変わらず人が少なくて、その上ノロウィルスの蔓延によりスタッフにも病欠が出ていたため、風邪は気のせいだとだましだまし働いていた。

昨日からのどの痛み、咳+黄色鼻汁に倦怠感がさらに増し、ベッドから起きるのが辛かった。

って、いつも辛いのだけれど・・・。

今日、初めてシッキーを使ってしまった。

シッキーとは病欠の事。

シッキーは1日ぐらいなら医者の診断書が要らないが、2日以上の場合は必要になってくる。

もちろん、有給扱いとなる(ケースによるが)。

働き始めて半年以上たつが、シッキーを使わずになんとかここまで頑張ってきた。

が、さっき病棟に電話して『今日の午後シフトは具合が悪くて働けません。』と伝えた。

ナースマネージャーにも電話するが、留守で秘書の人が対応してくれた。

電話一本でシッキーが取れるなんて、なんていい国なの!!

他のスッタフの方、ご迷惑をおかけします。

今日はしっかり休ませてもらいます。

  けい

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2007年9月10日 (月)

仕事復帰

今日の日勤から仕事復帰。

しばらくいなかったので、患者さんもほとんど入れ替わっていた。

いきなりショートスタッフでちょっと戸惑ったけど、なんとか患者さんも死なせることなく仕事を終えてきました。

同僚から「日本に帰ってたんだ~、で、どうだった?日本は?」と聞かれ、

「よかったですよ~。おかげで、脳みそ日本に忘れてきちゃいました。父にエアメールで送ってもらうように頼んだので、届くまでに1週間はかかると思います。」

といって、笑いを取った。

私が日本に帰る前に物を口から食べるのもままならずNGチューブで捕食していた患者さんが見事に復活し、タオルを取りにナースステーションまで歩いてきた姿を見て人違いと思ったくらい。

人間ってすごい生き物だな~と改めて感じた出来事でした。

ってな事で、仕事がんばります。

  けい

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2007年8月12日 (日)

走るな!

と、病棟でよく言われます。

気がつくと走っているんです。

物品や、薬品、シーツやパッドなどを取りに急ぐとき、

走ってるんです。

このごろは、走らないように気をつけて、

競歩並みに廊下を行き来しています。

  けい

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2007年8月 6日 (月)

NOと言えない日本人?

最近よく言われること、

「まだいるの?早く帰りなよ。」

「ぇ?もしかして日勤なの?」

そう、日勤の終業時間3:30PMを過ぎても、まだ看護記録のカルテを探し看護記録を書いている私。

私と同じ勤務の同僚はもう10分前には帰っているのに、

なんで私はここにいるんだろう?

と、疑問に思いながら記録を書く。

その間もナースコールに呼ばれたり、患者さんの家族が話しかけてきたり、
記録がじぇ~んじぇん進まない・・・。

アフタヌーンスタッフ(準夜勤)は午後1時に出勤してくる。
申し送りを終えて、各セクションナースからさらに詳しい申し送りをするのが1時半くらい。

食事に行ってない時はそれが終わってからお昼休みに入る。

お昼から帰ってくると、アフタヌーンスタッフがティーブレイクに入る。

その間もナースコールの対応ややり残した仕事を片付ける。

エクストリームリー・ショートスタッフ(超人手不足)なのでやはり仕事は残さずに帰りたい。

それでも、他の人は仕事を残して帰る。

     人から頼まれるとNOと言えない私。

      ぁ、そのくらいならできるかな?

と思って「5分もかからないし、私がやるよ。」と引き受けて自分の仕事(記録)がはかどらない。

今日も、患者さんの包帯交換をしていると、

「ここはオーストラリアなんだから、NOと言う時はNOと言わなきゃ駄目よ!そうでなきゃいいように利用されるだけよ!」

と喝を入れられた。

もう、十分に利用されている気がするんですけど・・・。

みんな忙しいしのもわかるし、お互い様だから・・・とついついね。

こんな時、どこまでも日本人だとつくづく実感する。

今年の目標追加:「NOと言える日本人になる」

がんばろ。

  けい

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2007年8月 5日 (日)

看取り

この間の午後勤務は比較的落ち着いていた。

夜勤の勤務者に1人欠員ができ、「ダブルシフトやる?」と聞かれ、

別にいいですよ~と引き受け、そのまま朝まで夜勤をやることとなった。

が、この夜勤中に受け持ち患者が2名死亡し、忙しい勤務となった。

1名は終末期の大腸がんの88歳の女性のAさん、緩和ケアに入っており、モルヒネの持続皮下注射をしていた。
その日に入ってから、意識もなく、おしっこも出ておらず、呼吸状態も徐々に低下してきていた。
Aさんを見ていて、朝を迎えられるかどうかは微妙だった。

もう1名はその日の午後にICUからあがって来たBさん82歳男性。

心不全と肺炎を併発、ICUでは心停止を起こすなどしていたが、なんとか持ち直しうちの病棟へ転棟してきた。

その日の午後勤務ではBさんは落ち着いていたが、午後11ごろ、Bさんの部屋の前を通ると、Bさんがベット脇に立っているのを発見。

点滴ラインもIDC(尿カテーテル)もめいいっぱい伸びきっている。

お~ぉ~~お~~ぉ~~!!とBさんに駆け寄り、PCAと一緒にベッドへ戻す。

とりあえず、転ばなくてよかったと安心し、それから頻繁に様子を伺うようにした。

その後よりBさんは胸痛を訴え、バイタルはかると血圧は220/119↑+頻脈+酸素飽和度は80をきっていた。

   !!たいへん!!

急いで酸素をマスクに切り替え5リットルまでUP、それでも酸素飽和度は85%。

冷や汗をびっしょりかき、患者は胸痛と呼吸不全を訴えている。

心電図をとりながらコードブルー発令

メディカルチームが駆けつけ、治療に当たる。

Bさんの家族にも連絡。

利尿剤,強心剤の使用や呼吸器装着(Bipap)するがみるみる酸素飽和度は低下し、NFR(Not for resuscitation:蘇生は行わない)だったので、そのまま家族の到着を待たずに亡くなった。

本当にあっという間だった。

コードブルーの間も他の患者さんを見回る。
特に呼吸状態の悪いAさんが気になった。
長年この仕事をやっていると、状態の悪い患者さんの死期がだいたい予測が付くようになる。
それでも、夜中に家族を呼び寄せるかどうかは重要な決断でもあり、呼び寄せて、そのまま朝を向かえ、長引いてしまった場合、呼び寄せられた家族も迷惑をかけることになる。

同僚に相談し、Aさんの最後に家族が間に合わないと切ないのでAさんの家族に電話し、状態が悪い事を伝える。
あとは、来るかどうかは家族しだいだ。
息子さんは30分で病院に駆けつけてくれた。
「夜遅くに電話してごめんなさいね。」と言うと、息子さんは
「電話来るんじゃないかと思ってたんです。状態が悪いのもわかっていたし、電話してくれてありがとう。」と言ってくれた。

それからAさんは息子さんと静かな時間を過ごし、明け方に息をひきとった。

電話しておいて本当によかった。。。

人の死って、本当に突然やってくる。

Aさんの家族みたいに心の準備がある程度できている人、それと反対にBさんの家族みたいに突然に旅立たれてしまう人、
本当に両極端なケースだが、やっぱり家族や患者さんの顔を見ると、もっと何かできたんじゃないかと自分の無力さを感じるのです。

けい

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2007年7月23日 (月)

ローリー効果?

Lolly(ローリー)

キャンディーやチョコレートなどの甘いお菓子を総称してこう呼ぶ。

オーストラリア人に限らないけど、こっちの人はローリーが大好き!

患者さんのテーブルや床灯台の引き出しの中、はたまたナースステーションのカウンターの上にまでローリーは転がっている。

疲れて甘い物がほしい時はそれをつまみながら仕事に励む、一種の活力剤とも言える。

私のポケットにもいつもローリーが入っている。

私のお気に入りはコーヒーキャンディー。

自分で食べたり、患者さんに御褒美としてあげたり、患者さんを静かにさせるのに使用されている。

先週末の午後勤務は比較的病棟も落ち着いており、静かな夜だった。

夕食が終わり、患者さんをベットに入れ就寝の準備。

就寝前の配薬の前に看護記録を書いていると、ナースステーションの電話が鳴った。

私以外他に誰もいなかったので、電話に出ると、他の病棟のナースからだった。

ナース「ハロー。A病棟のメグ(仮名)だけど、配薬用のプラスチックカップでメモリのついたカップの予備あるかしら?」

こちらでは、薬の箱からいちいち薬を取り出してプラスチックの小さなカップに入れて配薬する。

メモリの付いたカップは主に水薬を与薬する時に使ったりするの。

Kay「ありますよ。」

メグ「あ~、よかった。いくつかA病棟までシューターで送ってくれる?」

(シューターとは各病棟や部署などを繋ぐパイプでできており、専用のカプセルに書類や薬、輸血、検体などを入れて送る事ができる。)

Kay「A病棟ですね。わかりました。今、送ります。」

電話を切り、物品準備室にあるプラスチックカップを30個ほど重ねてシューター輸送専用のカプセル容器に入れた。

カプセルを覗き込むと、入れたプラスチックカップが口をあけて寂しそう。

ポケットからコーヒーキャンディーを3つ取り出し、プラスチックカップに入れ、その上にペーパータオルを丸めてクッション代わりに入れて、メグが微笑む顔を想像しながらA病棟へシューターで送った。

メグが微笑む顔って・・・、あった事もないのにね。

5分後、またナースステーションの電話が鳴った。

  ・・・もしかしてメグかな?

   ・・・・違うカップ送っちゃったのかな?

ちょっと緊張しながら受話器を取る。

「ハロー。メグだけど。」

     やっぱりメグだった・・・。

Kay「何か間違えてましたか?」

ちょっと、こわばりながら聞いてみた。

メグ「ううん。違うの。キャンディーのお礼を言おうと思って。ありがとうね。」

   ・・・良かった。

どういたしましてと、電話を切った。

まさかキャンディーごときでお礼の電話が来るとは思っても見なかったので、逆にこっちまで嬉しくなった。

忙しい仕事の合間に、ローリー一個で幸せな気持ちになれるものなんですね。

また、やろうと密かにたくらんでいる私です。

  けい

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2007年7月21日 (土)

あなたが看護師だと実感するとき?

昨日夜勤の看護師からこんなジョークが書かれた紙をもらったので紹介します。

                         Nursing

How you know you're Nurse!!!

Your finger has been places you never thought possible.

You have seen more penises than any prostitute.

You would like to meet the inventor of the buzzer some night in a dark alley.

Your sense of humour gets more warped each year.

Almost everything can seem humorous.....Eventually.

You know the smell of different diarrhoea and can identify it.

You can tell the pharmacist more about the medication thy are dispensing than they know.

You check the caller I.D. on your day off to see if anyone from the hospital is trying to call and ask you to work.

You've been telling stories in a restaurant and made someone at another table throw up.

You notice that you are using more 4 letter words than you did before you started nursing.

Every time someone asks you for a pen you can find at least 4 of them on you.

You live by the motto 'To be right is only half the battle, to convince the doctor is more difficult'.

You've told a confused patient that your name was that of your co-worker and to call if they need help.

You can almost SEE the germs on doorknobs and telephones.

You can watch the goriest movie and eat anything afterwards, even spaghetti with lots of tomato sauce.

Your favourite dream is the one where you leave a mess at a patient's bedside and tell a doctor to clean it up.

Everyone, including complete strangers, tells you about each and every ache and pain they have.

You want to put your foot through the TV screen every time you see a nurse on a soap opera doing nothing but talking on the phone and flirting with the doctors.

Your bladder can expand to the size of a Winnebago's water tank.

You find yourself checking out other customer's veins in the grocery waiting lines.

You avoid unhealthy looking shoppers for fear they will drop near you and you'll have to do CPR on your day off.

  That's how you know you're a NURSE!!!

あなたはいくつ当てはまりましたか?

こうしてみると、看護師はどこの国も同じなんだな~と思います。

あなたはどんな時に「看護師だな~」と思いますか?

私の場合は、「排泄介助の後にでもすぐにご飯が食べられる事。(例えその日のご飯がカレーだとしても・・・)」ですかね。

後、もう一つは、「彼氏と腕を組んで歩く時に彼の肘関節にある血管を探ってしまう。」

え?私だけ?

けい

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2007年7月17日 (火)

余計な一言

注意: 今日のブログはすごく、ものすごく、感情的です!!

私だって人間ですから、むかついたり、怒ることだってあるんです。

今日はすごく忙しい一日だった。

私はセクション1の担当でもう一人のRN、セリ(仮名)と一緒だった。

セリは大部屋3人(このうちの1人は150キロの巨体な患者さん)と個室で病棟で問題児となっている1人のおばあちゃんを受け持ち、私は個室5部屋を受け持った。

この個室の内、2人は「ホイスト」と言う患者さん移送のクレーンを使っての移送で全ての事にケアを必要とする患者さん、1人は昨日からてんかん発作を起こして、あまり状態も思わしくないおばあちゃん。後の2人は1人、もしくは2人で介助歩行が可能だが、そのうちの一人は英語が少ししか話せず、不穏気味。。。

受け持ちの中で一番手のかからない患者さんのシャワー介助をPCA(看護助手)に頼み、受け持ち患者のバイタル測定に回る。

一番手のかからない患者さんのシャワーが終わるか終わらないかのうちに、シフトコーディネーターが声をかけてきた。

「セクション3の大部屋の患者さんが具合が悪くてこの部屋(一番手のかからない患者)と入れ替えするけど、良い?」

 は? 私まだ誰にも与薬していないし、それ以上にもういっぱいいっぱいです。。。

 部屋を移動するのはかまわないが、私は受け持つ事は出来ません。

と、はっきりと伝えた。

部屋は移動したが、結局その状態の悪い患者さんはシフトコーディネーター自身が受け持つ事になった。

バイタル測定、食事介助と同時に与薬、それが終わったらシャワー介助に入る。

シャワー介助の合間にも時間で行う点滴・注射と仕事は限りなくある。

とにかく忙しい。。。

午後のスタッフが1時に出勤してくるが、この日は病棟内の勉強会があり、それに参加するのに時間を取られ、お昼ご飯を取れたのは午後3時15分前だった。

ちなみに日勤は午後3:30で終業となる。

午後勤務で出勤してきたRNリン(仮名)、彼女は仕事はできるが、時々言い方がきついときがあり、私にとってはあまり得意なタイプではなかった。

病棟勉強会から解放され、ちょっと何かつまんできますとリンに言うと、リンはこう言った。

リン「まあ、お昼まだだったの?かわいそうに。スタッフルームのドア開けておいてね。あのスープ匂うから。私達ももうすぐ休憩に入るし。」

彼女の言った「スープ匂う」(smelly soup)という言葉にカチンときてしまった。

確かに、昨日もリンは午後勤務で私は午前勤務で昼食にインスタントのタイスープ(ホット&スパイシー)を食べたけど、他の人から苦情はこなかった。

タイフードの匂いが駄目な人だっているかもしれない。

スタッフルームには窓や換気扇がなくて匂いがこもるのもわかる。

でも、そこまで言う必要があるか?

リンに私の昼食のことまで言われたくないし、時間があったらとっくにお昼済ませているっつーの!!!

リンの一言で一気に食欲もなくなり、15分で休憩を切り上げ、看護記録を書いて何も言わずに仕事をあがってきた。

私の気のしすぎだろうか?

彼女は悪気がなく言ったのかもしれない。

でも、やっぱり腹が立つ。

どこに行っても苦手な人って必ずいるし、あまり気にしないようにしようとするけど、

私はそこまで大人じゃなかった。

明日から2日間休みなのが不幸中の幸いだ。

嫌な事は忘れて、ゆっくり休む事にする。

 けい

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2007年7月 3日 (火)

空腸ってどこですか?

働き始めて4ヶ月たつけど、いまだに医療英語に悩まされている。

NGTと言えば、Nasogastric Tube(経鼻胃管)の事で文字通り、鼻から胃まで達するチューブで、私の病棟では飲み込みが難しい人、または意識のない患者さんに栄養たっぷりのドリンクを注入するのに使ったりする。

これは日本で働いていた時にも経験していたので、慣れるのに時間はかからなかった。

日本で働いていたときと違う事は、NGチューブを挿入した時に胃までちゃんと届いているかの確認の仕方。

日本ではみぞおちあたりに聴診器を当てて、NGチューブに専用の注射器で空気を注入しボコボコッとコップの水の中にストローで息を吹きこむ時に起こるような音がすればOK!と習った。

オーストラリアでは挿入したNGチューブに専用の注射器を接続して注射器の内筒を引っ張り、胃液を採取し専用のリトマス紙で確認する。
リトマス紙が酸性の値(PH7以下)ならOK!
明らかに酸性ではない時や胃の中の内容物が引けなかった時はレントゲンを取ってDrに確認してもらう。

まあ、確認の仕方さえわかればそれにしたがってケアしていくので後は経験でなんとかなる。

この間、私の受け持った患者さんにNJチューブが挿入されていた。

  NJチューブ?

申し送りでFEEDがどうたらこうたらと言っていたので、経管栄養の一種なんだろうけど、

   Jって何?

色々聞いていくと、JはJejunumのJとわかった。

  で、Jejunumってどこのこと?

患者さんの所に行くが、患者さんは疾患により意思疎通が難しい。

鼻からチューブが入っているのは一目瞭然だが、はたしてこのチューブの先はどこにあるのだろうか?

それによって、経管栄養のケアの手順が違ってくるからだ。

辞書で調べてみた。

  Jejunum=空腸

空腸だったのか。

このチューブの先は空腸にまで達しているのね。

調べてよかった。

今日のNew wordにメモしておかなきゃ。。。

体の部位の名前を知らない看護師・・・。

考えてみると怖いですよね。

もっと勉強しよう。

  けい

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2007年7月 1日 (日)

大きな大きな患者さん

看護師の仕事をしていると、色々な患者さんと出会います。

今まであなたが実際にあった人の中で、一番大きかった人は誰ですか?

私は私の人生で会った人の中で一番巨大な人に会いました。

彼は私の病棟に入院してきた患者さん。

   彼の体重250キロ

250キロ、4分の1トンです。

どうしてここまでなってしまったのかは不明。

私の記憶が正しければ彼は2ヶ月前にも入院していた。

その時も大きかったが、歩行器を使ってだが自分で歩けていたのに、

その時よりもさらに輪をかけて巨大になっていた。

2時間おきの彼の体位変換は6人のスッタフ総出で行ってもまだ足りないくらい。

ベットも特別の物でベットのリモートコントロールには最高積載量300キロと書いてある。

TVのニュースで肥満の人が増え、普通の救急車に乗れない患者が増えており、それに対して大きい人用の救急車まで登場したと流れていたけど、

こんなに身近な問題に感じた事はなかった。

今は特に命に別状はない状態だけど、これからどうなるんだろう?この患者さん。

なんとか早く自分で動けるまでになってほしい。

さもないと私の腰、いくつあっても足りないです。

   けい

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2007年6月30日 (土)

ベット閉鎖

前に、私の病棟も含め、慢性的な看護師不足に陥っている事を書いた。

相変わらず、正社員の看護師が不足していて、最悪、正社員の看護師3人にエージェント看護師5人(それでもまだ1人足りない)の時もあった。

エージェントが悪いわけじゃないが、やっぱり病棟になれているスタッフの方がこっちも仕事がしやすいし、患者さんの経過もわかる分、安心だ。

しかも、エージェントは1PMもしくは1:30PMで帰ってしまうので、1時から3時の間は人手が足りなくなり、お昼ご飯も3時近くになることもしばしば。

昨日2日休み明けで病棟に行くと、ベットがクローズされて患者数が減っていた。

これ以上この少人数のスタッフで今までの患者数を受け持つのはとても危険と判断したためだ。

この週末は患者数8人減の28床となる。

来週はどうなるのかって?

まだ、わかりません。

来週は来週のシフトのメンバーを見てベットの数を決めるみたい。

静かな週末の病棟になるといいな~。

けい

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2007年6月19日 (火)

誤薬

普段から気をつけていたのに、とうとう、とうとうやってしまいました・・・。

   誤訳・・・じゃなくて誤薬・・・。

すごく凹んでます。

RNの仕事をしていて、これほど凹む出来事はない。

患者さんとうまくコミュニケーションが取れなくても、患者さんが徘徊して転んでも、凹むけど、今回の誤薬は私のミスだ。

私がもっと基本を守り気をつけていれば、絶対に起きなかった事。

日曜日の朝に4連続の深夜勤が明けて、月曜日は朝からの勤務で病棟に戻った。

朝の申し送り前に顔をあわせた他のスタッフに「あれ?昨日明けだったよね?なのにもう勤務?」と言われた。

「じゃあ、もう帰っていいですか?」なんて、冗談を飛ばしながら、今日が終われば2連休だ、頑張ろう!と自分に気合を入れた。

普通は1つのセクション(患者数12人)に3人のナースが割り当てられケアに当たるのだが、昨日は私を含めナースが2人+PCA(看護助手)1人で患者11人を受け持つ事になった。しかも、一緒に働いたナースはエージェンシーのナースだった。

配薬はナースしかできないので実質ナース1人不足となる。

申し送りが終わり、相方のナースと受け持つ患者を別けていると、隣のセクションのナースが来て「ルーム1のHさん(女性)はセクション2で受け持つから」とHさんのカルテを持っていった。

よかった、これで患者数が10人になった

と喜んでいたのもつかの間、仕事を始めて15分後にそのナースがやってきて

「確認したらHさんはあなたのセクションの受け持ちだったわ」とHさんのカルテが戻ってきた。

私は自分の受け持ち5人と戻ってきたHさんを受け持つ事になった。

男性大部屋(4床)の配薬と朝食のセッティングが終わると、個室に移った。

一つの個室の配薬が終わり、何を思ったのか隣の個室(Aさん:女性)も自分の受け持ちだと勘違いして、手に持っていたHさんのカルテを見てのみ薬を飲ませてしまった。
(Aさんのカルテは相方のナースが持っていて、Aさんの部屋には置いていなかった)

Hさんの部屋に行き、Hさんに配薬する時に初めて気が付いた。

?????あれ?さっき、薬あげたよね???????

!!!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

血の気がサ―――――― っと引いた。

パナドール(市販されている痛み止め)ぐらいだったら、よかったが、あげてしまったのは

    ジゴキシン(Digoxin:心不全の薬)・・・・

事の重大さにますます血の気が引く・・・。

早速シフトコーディネーター(チャージナースみたいなもの)とDrに報告。

Drからは特に指示はなく「脈拍だけ気をつけてみておいてね。」とのことだった。

シフトコーディネーターにどうして起こったのかを詳しく説明する。

似たような名前どころか、全く違う名前だし、部屋も3室ぐらい離れていた。

患者さんの顔も体型も似ても似つかない。

そうです、私の思い込みと確認不足です。

幸いなことにAさんの脈もその他のバイタルサインにも異常が出なかったが、脈は1時間毎の測定になった(24時間観察)。

めったに会うことのないナースマネージャーがたまたま病棟を通りかかったので、ナースマネージャーにも報告。

ナースマネージャーは「で、その患者さんはまだ生きてる?」

Kay「はい・・・。まだ死んでません。」

ナースマネージャー「そう、じゃぁ、よかったわ。」

 え?そういう問題ですか?

その後も他のスタッフナースにも慰められたけど、

やっぱり、落ち込みますよ・・・。

忙しいから、人が足りないから 深夜明けだから・・・

言い訳はいっぱいあるけど、自分で防げた事だ。

やっぱりとうぶん凹みます。

けい

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2007年6月 7日 (木)

食事選択の自由?

日本の病院でも制限食や特別食でない限り、選択メニューが選べました。

ここ、パースの病院でも患者さんは翌日のメニューが選べます。

日本で働いていた病院では朝は和食か洋食、昼、夜はメインが選べました。

ここでは、もうちょっと選択肢が広がります。

朝食はパン、ポリッジ(お粥みたいなもの)、シリアル、からマーガリン、ジャム、マーマレード、フレッシュフルーツ or フルーツの甘く煮たもの、までいろいろな組み合わせで選べます。

昼食、夕食もメインが2つありその中から選択デザートも選べると言った具合です。

この間、受け持った患者さんの夕食があまり進んでいませんでした。

「食が進んでいないようですね、お手伝いしましょうか?」

と声をかけると、

「いいの、私牛肉好きじゃないし。」と。

その日のメニューはビーフストロガノフかパスタでした。

牛肉好きじゃないのに、どうしてビーフストロガノフを選んだのか?と聞くと、

「昨日きた孫が選んでくれたの」

  おぃおぃ・・・孫の好みかい・・・

食事介助の必要な患者さんの所に行くと、たまに「え?これはちょっと(食べるの)無理でしょ?」と言うメニューが置いてあったりする。

その患者さん自身は選択できない方だったので、もちろん家族か誰かが患者さんの変わりに選択したんだろうけど。

もうちょっと考えようよ・・・。

どうしてデザートにクリームカスタードじゃなくてりんご、(しかも切っていない)選ぶかな?

ブドウならまだしも、切るの面倒くさいし、果物ナイフもないし、どうやって食べさせるの?

選択メニューも良いけど、もうちょっと責任持とうよ・・・。

と、食事介助をしながら思う今日この頃です。

けい

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2007年6月 6日 (水)

夜勤が始まるよ

今日から夜勤に入ります!

前回ダブルシフトで朝まで仕事したけど、定期的に回ってくる夜勤としては今回が初めて。

今日の9PMスタートで明日の7:30AMに終了予定。

それが4日続きます。

夜のために今から寝ておかないと。

って、さっき起きたのに?

へへへ。

けい

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2007年6月 3日 (日)

ナース失格・・・?

『ナース不足』、日本でもここオーストラリアでも深刻な問題となっています。

私の働いている病棟も例外にもれず慢性的な『ナース不足』です。

って、あまり気にしてなかったんだけど、この間の病棟会で、私の知らない間にそんなに深刻な事になっていたのね・・・と思いました。

で、昨日の出来事。

私の病棟は3つのセクションに別れていて、それぞれのセクションで受け持ちの部屋が別れている。

1セクションには通常ナースが3人割り当てられ、そのチーム内でまた受け持ちが分けられる。

昨日はナース1人不足でセクションの受け持つ部屋が変更になっていたのをちゃんと確認していなかったのがいけなかった。

朝の仕事がほとんど終わり、午後のスタッフが来る前にシフトコーディネーターに自分の受け持ち患者、またはチームの申し送りをした。

全ての朝のスタッフからの申し送りが終わってから発覚した事、

   「それで、Aさんは誰が受け持っているの??」

Aさんのいる部屋は普通セクション2が受け持ちになっているが、今日に限って私のセクションに割り当てられていたの。

それを私を含め私のセクションのナースは誰一人気がついていなくて、Aさんは朝の配薬もシャワー浴もされずにただベッドに寝ていた。

Aさんは重症ではなく、ご飯も自分で食べられるし、トイレも自分でできる人だったので、大事には至らなかったけど・・・。

すごく自己嫌悪・・・。

Aさんもなんで「おかしい」と思わなかったの?

ぁ、Aさんの性格からしてありえないか・・・。

Aさんはどちらかと言うと、ナースに放っておかれたい人、で本当に放っておかれちゃったわけだけど・・・。

いくら人員不足だからといえ、いくら忙しいからとはいえ、患者さんを忘れるなんて・・・最悪です私。

もっと気をつけよう。

ちょっととうぶん凹みます。

 けい

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2007年6月 1日 (金)

ナースの制服

やっと、やっと、やっと!頼んでいた制服が出来上がりました!

サイズを測ってから3ヶ月・・・。

着てみると、心なしかちょっときついような・・・。

ぁ、太ったのか・・・。

これ以上太ると、やっと出来上がったユニフォームをまた換えないといけないので、がんばろう!

と、言う事で、制服のご紹介です!

まずはオーストラリアのナースの定番と言えば!

白いトップに紺のスラックス。

Kays_uniform_collection_030

これです、これが公立病院のスタンダードです。

冬場にナースが白衣の上にはおる物と言えば?

そう、カーディガンです。

日本の病院では、白または紺のカーディガンが主流でした。

こちらにもありますよ。カーディガン。

ですが、今年からカーディガンの代わりに導入された織物はこちら!

Kays_uniform_collection_013

フリース生地のジャケットです!

ちょっと見、○ニクロ?

このフリースのジャケットは職場の行き帰り、外用の使用となっており、

病棟内では長袖を着ることができません。

病棟内で着るのはこちら!!

これまたフリース生地のベストですKays_uniform_collection_018

結構気に入ってます。

カーディガンだと袖が邪魔になるけど、これなら袖も気になりません!

軽いし、暖かいし言う事なし!

でも、患者さんのシャワー介助とか清拭時は結構暑苦しいかも・・・。

パンツスタイルの方が動きやすいし「できるナース」っぽい(見た目だけ)。

でも、やっぱりすきなんです!

Kays_uniform_collection_042

ワンピースの白衣が!!

パンツ見えそうになろうが、裾がまとわりつこうが、ワンピースの白衣ってなんか

ナースっぽいじゃないですか~!!

やさしそうじゃないですか~!

女らしいじゃないですか~!

と、言う事で1枚注文してしまいました。

パンツルックに飽きたら、気分転換でワンピースを着ます。

でも、この時期はちょっと寒いです・・・。

けい

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2007年5月24日 (木)

やってきましたこの季節

二日の休み明けで病棟に行くと、冬の風物詩ともいえる『あれ』が病棟をにぎわしていた。

あれ?

そう、去年日本でも猛威を振るった「あれ」です。

  ノロウィルスです。

3人の患者さんがノロウィルスに感染して個室に隔離されていました。

感染期間が短いくせに、一度発症するとどぅわ~~~!!っと広がるので

油断はできません。

このウィルスにかかった患者さんを看るたびに、

あぁ、もう冬なんだな~と感じるわけです。

手洗いとうがいをきちんとしましょうね!

ノロウィルスに関する去年のブログはこちら!!

  けい

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2007年5月19日 (土)

祝日、週末勤務の特典

日本では土日、祝日働くと、休日手当てが付きますね。

AUSでも土日、祝日は時給が2~5割り増しと言う手当てが付きます。

私の病院ではこれに加え、土日、祝日は(場合によりますが)1時間就業時間が短縮されます。

土日、祝日はDrもいないし、検査もないので、よっぽどの忙しさや人が足りない以外は日勤の人は通常7AM~3:30PMのところを2:30PMであがれます。
午後勤務の人は通常1:00PM~9:30PMのところを2:00PMからの勤務開始となります。

就業時間は短縮されてますが、お給料は通常の業務時間でちゃんと支払われるわけです。

日勤のシフトコーディネーターがその日の業務状況を見て判断し、遅くても11:30AMまでに午後勤務のメンバーに『今日の午後シフトは2時からだよ』と電話をかけます。

今日は午後勤務の私。

先ほどシフトコーディネーターからお電話をいただきました!

だから今日の勤務は2:00PMから。

毎週末、この電話を楽しみにしているんです。

さて、頑張ってきます!

けい

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2007年5月18日 (金)

レベルUP↑

タララッタッタ~~~♪(ドラゴンクエスト風に)

Kayはレベルがあがった。

経験値が1-1から1-5になった。

時給が4ドルあがった。

年俸が7882AUドルあがった。

責任が4ふえた。

「ホイミ」の呪文をおぼえた。

レベルの意味がわからない方はこちらをクリック!

  けい

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2007年5月17日 (木)

ガード

AUSの病院のシステムで感心した事の一つに「ガード」と言う物がある。

正確に言えばものじゃなくて人なんですけど。

病院によって呼び方が違うかもしれませんが、この「ガード」の仕事は一緒。

それは、ベットから転落や転倒の恐れのある患者さん、徘徊してしまう患者さん、点滴やその他の医療用チューブなどを抜いてしまう患者さん、または自殺企図のある患者さんなどをその危険から守ること。

悪い言い方をすれば『監視』です。。。

誰でも彼でも、監視をつけるというわけではありません。

ちゃんとアセスメントをして『危険だな』と判断された患者さんにガードが付き、毎日ガードの管理者が各病棟を回り患者さんをアセスメントし『この患者さんには必要がない』『この患者さんには1:1のガードが必要』etcと判断します。

ガードの人は時に1人で2人の患者さんの監視に当たることもあります。

このガードの方たちのおかげで、ナースが「OOさんがいなくなった」と徘徊する患者さんを探し回ったり、転倒や転落の見回りで他の仕事がおろそかになることを防ぐ事ができたり、患者さんへの必要以上の抑制やセデーション(睡眠薬で眠らせる)を防ぐ事ができます。

患者さんにもナース達にも頼りにされているんです。

ガードさん、いつもお世話になってます。(合掌)

けい

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2007年5月16日 (水)

明日はわが身?

AUSの病院に就職活動をする時、私と同じようにAUSで看護師になった友達とこう言って励ましあった。

    『就職してしまえばこっちのもの』

AUSでは就職してしまえばよっぽどのことがない限り契約期間中に解雇はされない、

だから、がんばろう!と。

この常識?が覆される出来事が私の友達のAちゃんの病院で起こった。

Aちゃん(日本での看護暦3~4年)はパースにあるプライベートの病院に今年の初めにRNとして就職した。

その同時期に同じ病棟に就職した中国人のBさん(中国でのキャリア10年以上)とタイ人のCさん(タイでの看護暦はAちゃんと同じぐらい)がナースマネージャーに呼ばれて「これから先の雇用を考えさせてほしいと」言われたらしい。

それを聞いたAちゃんは私も解雇されるのでは?と不安になり電話をかけてきた。

何が起こってそんな結果になったのかはわからないが、明日はわが身・・・。

外国人看護師の医療ミスで雇用者が外国人(特に英語が第二外国語の場合)の雇用に慎重になることもわかる。

私の病棟でも、TAFEから実習に来ていたベトナム人の生徒がいた。

学生のプリセプターのナースから「彼女はこの実習をパスできない事が決まったのだけれど、彼女の自主性に免じて実習を続ける事になった。彼女はもう一度同じ実習をするので、あまり事細かに教えなくてもよい。」と言われた。

彼女が実習をパスできなかった理由に英語能力不足があった。

ベトナム人の両親と一緒に住み、ベトナム人コミュニティーのナーシングホームでバイトしている彼女にとっては病院実習だけが英語を話す唯一の機会だそうだ。

他のナースやプリセプターが言っている事は理解できるが自分の意見をうまく英語で表現したり、説明したりする事が難しかったらしい。

これを聞いて、胸が痛くなった。

明日はわが身・・・。

これは何かの警告だろうか?

もっと勉強しよう、そう心に固く誓うKayです。

  けい

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2007年5月10日 (木)

病室の花嫁

私の病棟に入院中のMrPさん(65歳)には25歳になるフィアンセがいた。

1ヶ月ほど前に入院してきた時、この年齢差がナースの間で少し話題になった。

たまたま、MrPさんを受け持つ事になったので、病室に行ってみると、噂の25歳のフィアンセを紹介された。

ちょっと気の強そうな、それでいて素朴な感じのアジア人のフィアンセだった。

MrPさんは一度退院したが、またすぐに再入院となった。

今回の入院で、肝臓癌からの肺転移が見つかったらしく、もうすでに手の施しようがないくらい進んでいた。

先日病棟でMrPさんとPさんのフィアンセの結婚式が行われたらしく、(私は休みで知らなかった)昨日の午後の病棟スタッフにもウェディングケーキをもらいに病室によってくださいと言われた。

MrPさんの病室に行くと、MrPさんはちょうど眠っており、その横で奥さんになった彼女が手招きして「好きなだけ持っていって」とケーキを勧めてくれた。

病室は綺麗な花が所狭しと飾られていて、すごく良い匂いに包まれてMrPさんは奥さんの横で眠っている。

  いったいどういう気持ちで結婚したんだろう。

  もうすぐ、自分の愛する人が違う世界へ旅立ってしまう。

愛する人をなくす気持ちは痛いほどわかるので、奥さんの屈託のない笑顔が余計に辛かった。

婚約した時はこんなふうになるなんて想像もしていなかっただろうに、人生は時にすごく残酷だ。

せめて二人に残された時間が幸せなものでありますように。

けい

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2007年5月 9日 (水)

病棟で日本語?

当然だが、私の働いている病棟で日本語を耳にすることはめったにない。

同僚や患者さんが話せても『コンニチワ』「サヨナラ」 その程度だ。

私の病棟に入院中のTさん(男性)。

名前と風貌からして中華系と思った。

初めてTさんを受け持った日、私はTさんの病室を訪れ声をかけた。

Tさんは私のIDバッジを見て、『中国人か?』と質問した。

私は『いいえ、日本人ですよ』と答えた。

それから、Tさんに朝の投薬をするために、体の位置を直そうと声をかけた。

Tさんの口から「ちょっとまって。」と日本語が出た。

   !!!!!????

私は病棟で日本語を聞くとは思っても見なかったので、空耳かと疑った。

   「チョ、ちょっと待って。」

確かにTさんがそう言っている。

      びっくり。

その後、Tさんの息子さんが面会に来て話を聞くと、Tさんの息子さんが昔、東京に仕事の関係で住んでいて、Tさんは息子に会いに日本に2週間ほど行ったことがあるらしい。

『父はたった2週間だけ東京にいたけど、ぼくよりも日本語が話せるんですよ』と息子さんが話してくれた。

  恐るべし、Tさんの記憶力!

Tさんの家族も日本語を少し話せるので、私の仕事の合間のちょっとしたオアシスになっている。

けい

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2007年5月 8日 (火)

多国籍な国だから

オーストラリアは多国籍の国で、病棟にいてもそれは大いに感じられる。

患者さんで『英語があまり話せません』という人は意外と多い。

その中には『全く話せません』と言う人までいる。

私の病棟にはアジア系のナースがあまりおらず、時々ヘルプで来る中国人の『ダイアナ(仮名)』を除けばフルタイムで働いているナースは私しかいない。

この間、脊椎の圧迫骨折で入院してきたチャン(仮名)さんは中国人であまり英語が話せない。

私を見るなり『中国人か?』と話しかけてきた。

『日本人です』と答えると少し残念そうだった。

私は中国語は話せないが、『漢字』でならコミュニケーションが取れるはず。

紙に『便』『尿』と書いて、指をさし排便があったか聞く。

彼女は「排便があった。」と指をさしながら答えた。

その後に「日本語でThank youはなんと言うのか?」と聞いてきた。

「『ありがとう』ですよ。」と答えると、

チャンさんは「アリ・ガト」と言ってくれた。

こういうコミュニケーションって、すごく胸にジーンとくるんです。

私も、チャンさんもここ、オーストラリアでは外国人、そして同じアジア人。

英語がペラペラでない私でも、出来ることはあるはず。

いろんな患者さんがいるんだもの、いろんな看護師がいても良いはず。

英語が第二ヶ国語だからこそ、通じる事もある。

異国で病気になる辛さも言葉が通じない心細さも身に沁みてわかるから、

少しでも心の支えになれればと思うのです。

日本人の私がオーストラリアで看護師として働く意味は、やはりあると思うのです。

  けい

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2007年5月 4日 (金)

ダブルシフト

先ほど、Wシフトから帰ってまいりました。。。

ダブルシフト?

なにそれ?

と、思う方もいるかもしれませんね。

昨日は午後勤務で1PM~9:30PMの勤務の予定でしたが、

就業時間1時間ほど前に、シフトコーディネーターから

「ね、ダブルシフトやらない?」と言われました。

深夜勤務の職員に欠勤が出て、誰かそのまま朝まで残って仕事する人を探していたのです。

夜勤なんてまだやったことないけど、なんだか面白そう。

それに午後勤務はあまり忙しくなかったので、

「私、やってもいいですよ。ダブルシフト」と名乗り出た。

ダブルシフトだとオーバータイム(残業)扱いになり、結構いいお金がもらえるらしい。

それに、冷凍食品の自動販売機のトークンが1つもらえ(つまりただ飯)、

朝、疲れて車を運転して帰れない人のために、病院と自宅往復のタクシーチケットがもらえる。

好奇心とそんな特典につられ、ダブルシフトを決行する羽目になってしまった私。

まだ、一回も夜勤をしたことがないので、何をやったらいいか聞きながら仕事を進める。

受け持ち患者は9人。

仕事のほとんどがナースコールの対応とオムツ交換と体位変換、そして必要な患者の朝のバイタルを取って終わり。

ナースコールがなければ、すごく楽チンなんだけど・・・。

1~2時間おきにナースコールを押してトイレに行く患者がいたり。

ナースコールは休みなく鳴り響いていた。

でも、1時間仮眠は取れましたよ。

朝が開けると同時に日勤のナースが出勤してくるのを見て、ちょっと一安心。

無事に終わってよかった。

と、言う事で寝ます。

けい

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2007年4月28日 (土)

コード・ブルー

日本はゴールデンウィークに突入でしょうか?

良い休日をお過ごしくださいね。

日本ではゴールデンウィークもお盆も正月も関係ない病棟でのナースのお仕事、

外来がない分入院患者も少なくなるときもあるけど、重労働である事は変わりない。

しかも、休日には医者が少なく、当直医しかいないときもある。

そんな時に患者が急変したりしたら、なおさら仕事が増えるし、急変患者に付っきりで他の患者まで手が回らなかったりする。

私が働いているパースの病院には患者、もしくは患者の家族、スタッフの急変時に発せられる「コード・ブルー」というものがある。

ナースや他のスタッフが内線で「コード・ブルー」を報告すると、即時に全館放送で「コード・ブルー、OO病棟」と流れ、それと同時に「救急スタッフ」のポケベルが鳴り、その発令された急変患者の元へ集まり、即座に治療に当たる。

クリニカルナースやドクターが沢山押し寄せるので、場合によるが担当のナースはその場を「救急スタッフ」に任せて他の仕事に当たることができる。

で、急変患者が落ち着くと、「救急スタッフ」達はわらわらと各自の仕事に戻っていくのだ。

   すごい画期的なシステム!

この「コード・ブルー」は深夜以外、全館放送されるので、聞いていると結構面白い。

この間は「コード・ブルー、第7駐車場」とか、流れてたし、病院の敷地以内ならどこでも発せられるらしい。

   日本の病院にもこういうシステムはあるのかな?

私が働いていた時には聞いたことなかったけど、どうなんだろう?

「コード」はブルーの他に色々あって、その色で内容が違ってくる。

おいおいと他のコードも紹介しますね。

  けい

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2007年4月20日 (金)

麻薬ころころ・・・

ナースのお仕事の中に患者さんへの麻薬の投与がある。

麻薬の扱いに関してはとても厳しく、それこそ紛失などしたりしたら一大事だ。

もちろんDrの指示に従って、ナース2人で確認して投薬するのが決まっている。

昨日の夜も受け持ち患者さんに麻薬の投薬があり、一緒のチームだったナースのボニーと一緒に麻薬の確認をしてもらった。

ちょうどボニーの患者さんにも同じように麻薬の指示が出てたので、お互いに確認しながら投与する事になった。

ナースステーションの中にある暗証コードが必要な薬剤室の金庫の中に麻薬は保管されている。

金庫のカギをシフトコーディネーター(チャージナースみたいな人)から受け取り、薬品名ごとに分けられた麻薬ノートに処方箋にしたがって患者名、投薬時間、投薬量、主治医、残量と確認ナースの2名のサインを書き込み、麻薬を持って部屋を出る。

今回はピンクの小さな錠剤1粒で、カルテの表紙裏にあるクリアファイルに錠剤の入ったカップをはさみこみ、受け持ち患者の元へ向かった。

ボニーの患者さんから投与する事になり、ひとりがカルテを、もう一人は患者さんの腕につけられているネームバンドで名前と患者コード、生年月日を確認し飲ませる。

さて、お次は私の患者の番だ。

私の受け持ち患者の前でカルテを開く。

カルテの表紙裏にはさんでおいたカップの中にあるはずのピンクの錠剤が・・・・・

    ・・・・・・・・・な、・・なぃ・・・・。

   ぇ? そんなはずは・・・・?

      ちゃんと確認してはさんだよね?

よく見ると、ファイルとカップの隙間に微妙な隙間があり、どうやらそこからこぼれ落ちたみたい・・・。

しばしボーゼンとして顔を見合わせるボニーと私。

麻薬をなくしたら、大変な事になる!

働き始めてたった1ヶ月で始末書なんて書きたくないよ!!

床に這いつくばり、ピンクの錠剤を探すボニーと私。

「本当に錠剤をカップに入れた?」とボニー。

それは間違いない。

もう一度ナースステーションに戻ってきた道なりを探してみる。

他のRNやシフトコーディネーター、そして患者さんまで巻き込みみんなで這いつくばって探す。。。

受け持ち患者さんは「いいよ、私そんなに痛くないし。飲まなくても大丈夫よ。」と言ってくれるが、こっちは「ハイ、そうですか」と言うわけには行かない。

  そういう問題じゃないんだよ~~!!

と、心で突っ込みを入れる私。

病室とナースステーションを何往復も這いつくばって探しまわること15分・・・。

PCA(看護助手みたいな人)の一人が

「もしかしてこれ?」と差し出した手の中にはあのピンクの錠剤が・・・。

  あった~~~!!

良かった、これで始末書書かずにすむ。

  ホッと一息。

早速、シフトコーディネーターと一緒にその拾った錠剤を受け持ち患者さんに飲ませに行きました。

本当になくさなくて良かった~!!!

これからはもっと気をつけようと反省したけいです。

  けい

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2007年4月 6日 (金)

Good Friday!

今日はGood Fridayというイースターの祝日です。

聖書によると、キリストが十字架にはりつけにされたのが金曜日で日曜日に復活した事をお祝いする日がイースター。

今日はどこのお店もお休み。

私は朝から仕事だったのですが、スタッフが規定よりも多く配置されており、

「誰か一人帰っていいよ~」ってことになり早速くじ引き!

見事あたりを引いた私は、有給扱いで帰ってきました!

 すごくラッキー!

こんな所で運を使っている、けいです。

さて、お掃除でもしようかな?

それとももう一度寝ようかな?

みなさん、よいイースターをお過ごしください。

けい

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2007年4月 2日 (月)

もったいない・・・?

オーストラリアの病院で看護師として働き始めて3週間、毎日毎日『え?!!』と驚くことばかり。

今日はそんな驚いたことの一つをお話します。

看護師の仕事の一つに「傷口の手当て」がある。

傷口だからばい菌が入らないように無菌のガーゼを使うのはもちろんガーゼを切るはさみも無菌パックされている物を使う。

消毒セットも包帯もすべて使い捨て。

ある日、傷口の処置が終わり後片付けをしている時に使い終わったはさみをどこへ片付けるかがわからなかった。

日本なら汚物室に消毒液の入ったバケツがありそこに入れておくと助手さんが洗って手術室の隣にある消毒滅菌をする機械室に持って行ってくれる、そしてまた滅菌されて再利用されるのだ。

汚物室に行ってみたけどそんなバケツは見当たらない。

ちょうど物品室にいた他のナースに聞いてみた。

Kay「すいません。この使い終わったはさみはどこに置けばいいですか?」

ナースA「あ、それね、信じられないかもしれないけど、それ使い捨てなのよ。」

Kay「!!!使い捨て?!?!」

ナースA「私もはじめて聞いたときはびっくりしたわ。でも滅菌して再利用するよりもこの方がコストがかからないのですって。だから普通にゴミ箱に捨ててね。」

Kay「!!!!!!!!!!」

ナースA「もって帰って家で使ってもいいわよ。」

開いた口がふさがらなかった。

使い捨てといってもそんなちんけなはさみではない。

Kays_party_in_northbridge_100 日本で使ってたものよりも少し薄いけど、それでも捨てるのはもったいないくらい。

裏返すと「使い捨て」の文字が・・・

Kays_party_in_northbridge_106

小さな頃からものは粗末にするなと親にしつけられてきた私に、使い捨てだからといって捨てるはとてもしのびない。。。

ので、持って帰ってきちゃいました!

どうせ滅菌ガーゼ切っただけだし、洗って家で使ってます。

なんか、捨てられずにいえのはさみが増えそうな予感が・・・。

けい

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2007年3月22日 (木)

100万円の経験値?

オーストラリアの看護師の給料は看護師暦でだいたいの目安が決まります。

看護師暦はレベルによって表示され、大卒の新人RNはレベル1-1で経験年数でレベル1-2,3と上がっていきます。

給料の目安としてはこちらを参照してくださいね。

  ANFのPay Rates

ところで、私は日本での看護師経験が6年あるのでこちらのレベルに換算するとレベル1-6相当に当てはまるはずなのです。

2週間前にヘルスデパートメントからもらったメールにはビザ申請に必要なエンプロイーナンバーと年俸が書かれていたのですが、それの数字を見てびっくり!!

年俸US$42,691と書かれていました。

Ratesを見るとわかると思いますが、これって、レベル1-1相当・・・ってこと?

ちなみにレベル1-6の年俸はAU$52,542。

この差、約AU$10,000(約100万円)!!!!

はっきり言って、愕然としてしまいました。

だって、他の公立病院で働いているNOWちゃんも私立病院で働いているFちゃんもみんな日本での経験を査定してもらえているのに。

これは日本の看護がここで評価されないという理由にはならない。

さっそく、ナースマネージャーに抗議。

私の日本からの経験を考慮してもらっているはずじゃないのですか?

ナースマネージャーは『私は十分考慮しているわよ』と。
この査定はおかしいという事になり、日本からの在職証明書(英訳した物)をコピーしてナースマネージャーからヘルスデパートメントに掛け合ってもらえるように頼んだ。

実は私きちんとしたコントラクトさえもらってないのだ。

ナースマネージャーによるとヘルスデパートメントから郵送されてくるとのことだが。

コントラクトも無く、働き始めている私・・・。

なんかおかしくねぇ?

私の初任給が入るのは来週。どうなるんだろう、私の給料・・・。

 けい

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2007年3月20日 (火)

Basic life support(BSL)

病院でのオリエンテーションでまず習ったのがBasic life support(BSL)。

これにはCPR(Cardiopulmonary resuscitation 心肺蘇生)も含まれている。

看護師をしていると事あるごとにCPRの講習に出る機会があるので、習うというよりもおさらいに近い感じだけど・・・。

今回の講習は私にとってはちょっと新しかった。

ちょっと一緒におさらいしてみよう!

ぇ?別にいらない?

まぁまぁ、そんなこといわないで、ね?

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

さてさて、ある病室に入ると一人の患者さんが床に倒れているのを発見!

    さあ、どうする?

BLSは基本的にDRABCにそって行われる。

・まずD=Denger

患者さんの周りに危険が無いか確認します。

いわば患者さんの安全確保です。

・続いてR=Response。

患者さんの意識はありますか?

この時点で生命の兆候が無かったり、意識不明、無反応、動かなかったり、呼吸が正しく無い場合は次のステップに進むと同時に、他のスタッフの応援を呼ぶ。

A=Airway

喉に物が詰まってないか、舌が喉の奥に落ちていないか確認。

もし詰まっていたり、舌根沈下のある場合は吸引機で異物を吸引したり、AIRWAYで気道を確保する。

B=Breathing

患者さんは息してますか?

患者さんの顎を上に上げ気道を確保。

もし患者さんの意識が不明で気道確保しても息をしていない場合、アンビューバックで2回息を吹き込む。

・C=Circulation

心臓マッサージを開始。

心臓マッサージ30回の後に2回の人工呼吸、これを2分間のうちに5回繰り返す。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ここまできて、あれ?と思ったのは、

  『脈はいつ確認するの?』

私が今まで習ってきたのは、意識の呼吸の有無の確認と同時に頚動脈で脈が触れるか?を確認して多用な気が・・・・。

講師の人に聞くと、こうした緊急時には患者さんの脈がふれて無くても自分の脈を感じて患者さんの脈が触れていると勘違いしてしまうことがよくあるとの事。

心停止を見過ごすよりかは何かしらやっていた方がいいってことかしら?

心臓マッサージの回数も私が学生の時は(何年前だよ・・・)心マ5回に人工呼吸1回と習ったけど。

こういうのって日々研究されて新しくなっていくのね。

勉強になった1日でした。

けい

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2007年3月15日 (木)

初めての病棟勤務

今日から病棟でRNとして働くことになる。

私の働く病棟は36床でSCG病院の中でもっともベット数が多い。

36床を3つのセクションに分け、1セクションにつき3~4人のナースが看護に当たるチームナーシング制をとっている。

私はセクション3に振り分けられた。

セクション3のチームリーダーがセクションの中で「じゃ、ここの部屋はOOさん、個室はOOさん」と部屋を振り分けていく。

私は今日は一人のナースについて「仕事の流れを覚える」予定だったのに、補充のために応援に来たナースと一緒に16号室(女性4人部屋)を受け持つ事になった。

補充ナースも今日始めてこの病棟に来たので二人で「あれはどこ?」「こういう時はどうするの?」とお互いに聞きあうが、お互いに『私に聞かれても・・・。』状態。

まあ、落ち着いている人の部屋だったので、特に問題も無く業務を終えることができた。

本当にこれで良いのか?

って感じだけど。。。

流れ的には実習で行っていたこととかぶる事が結構あり、何もかもが初めてじゃない分、ちょっと安心したけど。

やっぱり、薬を一人でチェックして渡す(学生の時は他のナースの監視のもとで行っていた)のは緊張する。

それでもわからない時や「おや?」ッと思う時は聞いて確認している。

他のスタッフもフレンドリーで何を聞いても嫌な顔せずに答えてくれるので、すごく良い感じ。

『結構大丈夫かも』『やっていけるかも』と思ったが、

まだまだ勉強しなくちゃいけないことが沢山あることを再確認した。

明日、明後日はお休みなので、もらった資料に目を通して少し勉強しようと思う。

世界一のナースへの道はまだまだ始まったばかりだ。

けい

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2007年3月14日 (水)

病棟オリエンテーション

今日は病棟でのオリエンテーションだった。

私を含めて新しく5人が私の勤める一般内科病棟に配属になった。

勤務は朝7時からだったが、スタッフの駐車場の場所もよくわからなかったし、病棟までうまくたどり着けるかどうかも心配だったので、6時には家を出た。

なにせ、この病院はでかいし、建て増しなどでとても入り組んでいてまるで迷路みたいだもの。

案の定、道はすいてて30分も早く病院に到着した。

到着すると、「ようこそ!」とクリニカルナースから貴重品を置く職員用のロッカーのカギと聴診器、ペンライト、病棟虎の巻(手のひらサイズの手帳に病棟で必要な事項などが書かれている。例:血液データの標準値、略語、心電図のとり方の図、グラスコーマスケールなど)をもらった。

全て新品!

ちょっと得した気分で始まった朝、申し送りの後、早速オリエンテーションにうつる。

昨日はFちゃんの家で久しぶりに一緒に飲み、そのままFちゃんちに泊まって朝帰りだった。

しかも二日酔いで、さすがに眠い・・・。

少人数のオリエンテーションだと寝れないので午前中は睡魔との闘いだった。

他のスタッフも感じがよく、雰囲気も明るくてちょっと安心する。

明日からは病棟でスタッフとして働く事になるんだけど・・・。

はたして大丈夫だろうか?私。

なんとかなるかな?

なんとかなるよね。

けい

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2007年3月12日 (月)

病院のオリエンテーション

ナーシングホームのバイトを辞めてから1週間、ゆっくりと心行くまで家の掃除ができて大満足の私。

今日から早速病院でのオリエンテーションが始まった。

オリエンテーションは今日と明日の2日間。

今日は今回就職するナースだけではなく、その他のスタッフ、エンジニア、ホテルサービス(病棟のクリーニングをする人)なども一緒にオリエンテーションを受けた。

その数ざっと40名、5分の2はナースでした。

今日のオリエンテーションでは病院の歴史やポリシーから始まり、リスクマネージメント、防災訓練、病院施設の説明、病院内ツアー、感染対策、駐車場の説明などなど盛りたくさん!!

朝8時から4時までみっちりでした。

お昼は病院が7.5ドル分の食券を用意してくれてて、病院内のカフェテリアでただ飯でした!

昼食をたらふく食べた後のオリエンテーションは睡魔との闘いでした。。。

明日はナースだけ集まって、「マニュアルハンドリング(患者の移送方法や機械の操作の講習)」の予定。

話は飛びますが、2年前の今日、私はオーストラリアで看護師になるために日本を飛び立ちました。

かおり夫妻とエミちゃんに見送られ、成田を出発したのが昨日のようです。

あれから2年後の今日。。。

今度はオーストラリアのRNとして、また新たなスタートをきろうとしています。

なんか信じられないな。

2年前はまだ住所不定無職だったのに(オーストラリアに来た時は住所さえ決まってなかった)。

これからどんな人生が待っているんだろう?

今からドキドキです。

けい

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